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カテゴリ:PC:HDD・SSD
さて、前回に引き続き日立の外付けHDD、0S03301Aの話。
日立 外付けHDD TOURO DESK 2TB HGST-TD2000U2(0S03301A、以下0S03301Aと表記) まあ、前回「結構いい外付けHDDだと思います」的な形の結論になったかと思いますが、これを買った目的は別にレグザに繋いで録画したりとか、そんなことではなく・・・ というより 「内蔵より 安い 外付け」 の時点でこの外付けHDDがどういう仕打ちを受けるかはもう火を見るより明らかなわけなのですが。 で、同じような考えをする方はやはり多く、いろんな方が挑戦しているようではありますが、 touroってドライバー使えばガワ外せるような構造かな 商品写真だけじゃ今一分からんからポチれない... >>253 ネジは見当たらない 四隅が爪で留まっているという報告あり >>253 マイナスドライバーで無理やりこじ開けたよ 筐体はこじ開けた部分がボロボロになって爪も割れた 爪は9箇所ある 此処の外付け箱バラしにくくて嫌、どうやっても爪が折れる糞仕様 >>329 いやいや、わざわざありがとう。 闘いの跡が見て取れるほど、大変そうだね。 設計者の絶対跡を残さず開けさせてなるものかという意気込みすら感じる設計だ。 修理を行ってないメーカーらしい取り組み方だよね。 【日立】 HGST 友の会 Part119 【HDD】 http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/jisaku/1319297178/ より(一部改変) ようするに、そんな筐体なんだと。 何の話? もちろん 分解の話 です。 ちなみにですが、こないだ不可逆の分解は「分解」ではなく「解体」じゃないのか?というコメをいただきましたが、まさに「解体」になりそうです。 というより、変に期待を持たせるのもあれなので結果から先にいますが、 分解ではなく解体になりました。 むしろ解体ではなく破壊に近いかも・・・ というわけで、このTOUROシリーズを傷つけることなく分解しようとココに辿り着いた人にとっては残念な結果なのかもしれません。 まあ、私は敗れましたが もし今後 このTOUROシリーズの分解に挑もうとする人が現れ、 その分解の何か手がかりになればという観点から この見るも無残な残骸と化した分解後の姿を 掲載しようではないか と思う。 ということで、過程はどうであれあけることは出来ましたので以下に掲載します。 で、とりあえず開ける前に確認ですが 外付けHDD-保証なし+分解する喜び.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:。. とか言う人はその限りではありませんが。 というわけで、解体もとい分解をはじめるわけですが 筐体を正面から見た時に 右側面がフタのような構造になっており、あけるとすればコチラからということになります。 ちなみにネジ等は一切無く、ツメ方式と思われます。 で、開けるのですが・・・ ボキバキグシャゴリバキバキバキ ※しばらくは音だけでお楽しみください 結果、こうなります。 まあ、開け方としては ホントに掛け値なしで 分解はパワーだぜ!!Ex. ということになります。 下部の足の部分(上記画像で言うところの筐体下部左右にあるやたらと傷ついている部分)にドライバーなどを突っ込みこじ開ける、と言ったところでしょうか? 開けてから思ったのですが、もう開けて戻さない(というより戻せるような構造ではないのだが)のであればドライバーでこじ開けるよりいっそのこと糸鋸か何かで切断したほうがスマートな気もします。 ちなみにツメの箇所ですが 上記赤丸の9箇所 こないだ、PQIの外付け1TBを分解した時の題名を「ツメツメカミカミスペシャル」としましたが、コイツは恐らくその上を行く「ツメツメカミカミエクストリーム」くらいにしておきましょうか。 それくらい頑丈です。 ちなみに、外す過程で9本あるツメのうち8本が破損。 ようするに、そんなくらいの力で開けた、ということになります。 ツメはフタ側にあり これが本体側の穴に引っかかり固定される仕組み。 ツメ部分がもげ、本体側に残った様子 ツメ部分がもげ、本体側に残った様子とフタ側の様子 まあ、あまり深く考えたわけじゃないですが・・・ このツメをキレイに外す方法は現状思いつかないです。 ツメを何かで物理的に押し、引っ掛かりを外してやれば外れるのでしょうが、その「物理的に押す」という行為は内側から出ないと出来ないわけで・・・まあ、スリットの間から細くて硬い何かを差し込んで押すということも出来無くはないですが・・・あまり現実的ではないかなぁと。9箇所もあるわけですし ・・・まあ、この「弁当箱ツメ方式」ですと、ネジ止めの必要も無く、一方向から力を加えるだけでカチッとはまるのですから組み立てるほうとしては工程も手間も最小限で行えるので理想的な構造ではあります。 そして一度組み立ててしまえばもう開ける事はほぼ不可能、つまりユーザーがケースを開きHDDを交換してまた元通りに組み立てる、というのが事実上不可能ということになります。 一度開けてしまえば開けた痕跡が必ず残る、そんな構造ですね。 何らかの不良で戻ってきた際はとりあえず新品交換し、使える部品だけ出したのであればケースを破壊して取り出し(そんな手間もかけず廃棄かもしれませんが)、ケースだけ新品を用意すればいいだけですし。 ということを考えると、メーカー側としては非常に都合の良い構造のような気もします。 いろんな社がこのような構造の外付けケースを採用しているのも分かりますね。 あんまり採用して欲しくはないですがね。 というわけで、分解ではなく見事に解体になってしまったわけなのですが、何はともあれ中のHDDを取り出せそうなところまでは進みました。 次回は中身について少々ご紹介をしようかと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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