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長押 綴

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2017.02.15
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テーマ:7SEEDS(9)
カテゴリ:🌾7種
「一般人」の背中。

……それは、安居達が唯一見るなと言われてきたもの。

 15歳の時の安居が酸っぱい葡萄のようにろくなものじゃないと思い込んで、
甘い甘い覚悟と人生でやってきたと思い込んできたもの。

 だけど、それこそが安居達に「普通の幸せ」を教えるものなんじゃないだろうか。



「悔い改めたか?」

 この言葉はどこか神父のそれに似ているのかもしれない。
 素直に傷付き迷える子羊だということを認めて、さっさと俺達に裁かすくわれろとでも言うような。頼りないかもしれないが、なんだかんだでしぶとい一般人おれたちの背中についてこい、とでも言うような。

*******

●安居を後押しするものと、行っても大丈夫と思える場所とは?
ーまたそれと、「一般人」と呼ばれた人々との関係は?

*******

先日安居の罪と罰と羊と狼問題について分析したんだけど、それを踏まえもう一度安居の特徴について自分なりにまとめなおしてみる。本当のメタ回答解説は螢ちゃんがその内安居の右手を捉まえてやってくれる筈。





以下、安居の方向性と方舟と鳩について。

◎◎夏A、安居の特徴と他の人との類似性

●夏A共通の特徴:箱庭、温室 → 洗脳被害者
・お伽噺を知らない(要さんは音楽についての話は聞かれたら教える派)
・生きる為に生きろ教(どんな事があっても自殺しない)
・自分で考えて決めろ、逃げ場はない(ドロップアウト者は家畜の餌)
・要らないものは排除(温室育ち)した箱庭で詰め込み教育サバイバル
・未来教
・未来で一般人を導く「エリート」選民思想教育、子作りは理屈
・生まれてからほぼずっと共同生活(家族レベルから寄宿舎のいじめレベルまで)
・女の先生、母親代わりは居ない。父親代わり…貴士先生達要先輩(+卯浪)の思い出はある。
・犬は居ない(猫も?)
・卯浪は生かさなくていい
・誰も俺達を裁けない 誰も俺達を救えない
・外国語と機械(と歴史)に疎い(歴史については倫理部分を削られ教えられた可能性)

○田村先生行き当たりばったり説あるけど…分析に意味あるかどうか分からないけど……
 特に性愛教育についてはかなり過去世界と未来世界の認識の開きがあるっぽいけど…!
○多分先生Aが恋愛OKと言い、小瑠璃へのセクハラと安居への赤い部屋ぶち込みを経て
 卯浪先生が夏A恋愛禁止令を出したと思われる


●安居の特徴:素直でクソ真面目な兄貴気質 → 爆弾持ちな不死の兵
「安居しない」…ひとところに留まらない→先頭で走る、戦闘に奔る、死ぬまで彷徨う(鮪・鯨スタイル)
「安居する」…ひとところに留まる→仲間想い、兄貴気質・親分肌、一人で悩み独断する、ある意味世界が狭い。
「赤い部屋」…食うか食われるか、生きる為に殺せ、食物連鎖→獣性、感情を殺す
「洞窟」…狭い穴倉(=茂の最期//暗喩的には/脳内/胃腸内//子宮内(→卒業=産まれ直しの象徴))
「生」…走り闘い勝ち食う生きる重みを重視。冗談脅しで殺す死ねと言わない。※本気なら言う
「死」…葬式・墓の観念が独特。葬られ方と葬儀方法が一致。
食葬(のばら/家畜の餌)・土葬(繭/崩落)・火葬(獣/狂犬病)・死蝋(茂/穴倉・冷水)→風葬・散骨?
因みに卯浪は夏Aの皆で裁かれ銃刑されたけど死亡確認されてない。
「風に憧れる」…「俺も風選べば良かったかな」風の小瑠璃と幼馴染・風の子してたら風邪の子に
    ……ガス抜きやごまかしがうまくできない。パンパンに溜まり切って爆発寸前
「上下」…上下関係を、無意識に強いる。マウント、支配、指図、命令に慣れていて、お節介。
それが過去世界の茂の「命令しないで」「(一番近くじゃない上に)弟か子分」といった反発と友情の亀裂とお情けで受かりたくないプライドに繋がったし、ナツの、出来ないと決めつけないで欲しいという気持ち、プライドに繋がった。
 「未来」のエリート教育を受けている方に従えと混合に強制し、お蘭・秋ヲとのバチバチにも。
 手近な「上の上」が先生だったこと、兄貴・親分、先頭部分、エリートの自負と不安が主原因?
    ※ただしある程度までなら「師匠」「世話焼き」「面倒見良い」になる。
「口下手」もしくは
「自己矛盾を解決できない」…つよさとよわさが危ういバランスで組みあがったジェンガ状態
例:黒髪安居「茂はお前が殺した」半白髪安居「先生たちのせいだ貴士先生が仕組んだ」
黒「お前がしっかり落ち着いて対処してたら違った」白「足を怪我してて思うように動けなかった」
黒「ちゃんと協力してたら出られた お前の見栄と嫉妬が茂を殺したんだ」白「違う 違う 違う」
黒「森の中で声をかけなかったのはなぜだ そうしていれば穴に落ちることもなかった」白「オレにはどうしようもなかったんだ」
黒「認めろよみっともなかった自分を 茂に謝れ」白「違う オレのせいじゃない」

 どっちも事実なんだけどね。吹っ切れないから、安居の髪の半分はまだ黒いのかもしれない。
 多分安居の中では、この「黒」昔のまともな安居が、涼が「安居は綺麗」という部分であると捉えている。
「無様なお前は嫌いじゃない でもあんまり阿呆を晒すようなら」と言われる部分は、「白」で、
今のこれ以上の「傷」には「耐えられない」安居。
 実際の所、そうやって考えては苦しんで、悩みぬく安居を涼は放っておけないんだろうけど。
 そして、人に頼れない。相談出来ないままいつも片方だけが出てきて、二重人格のような扱いを受ける事になる。黒安居つよさ白安居よわさ。大抵こういうのは建前と本音として使い分けられてるけど、安居は使い分けられなくてごちゃごちゃになっている。そして混合チームとの悪循環に陥る。
 弱ければリーダーの資格がない、強ければリーダーだと思っているから、自分の弱さを認められないよわい方を混合チームに対する「自分のスタンス」として用いる一方で、つよい方を教訓にする。…………押し付け気味に。
仲間に「森の奥に見ず知らずの奴と入るのは危ない」(→小瑠璃・ハル≒茂・鵜飼)というように。


 自分で決め続けたら、失敗ばかりした。

 しまいには責任を取ろうとする自分と、失敗を否定する自分に分かれた。

 「自分は何をやってるんだろう」としか思えなくなった。


「誰か教えてくれ」と思い続けた。茂に、要先輩に教えを乞い、
涼に対しひたすら返事と「ああ」のみで返していた。

 そんなときに夏Bと出会った。




●教える・導くにはある程度の理解が必要

安居以外である程度それらの理念に近いものを持っているのは
「安居しない」・冒険家花、水泳嵐、突っ走り料理蝉丸、ツッパリ鳥血お蘭、要、柳、プロフェッショナル
「安居する」・元引き籠りナツ、石橋虹子、モンペ涼、「親」要、多分昔の蝉、茜・蘭・秋
「赤い部屋」・源五郎、あゆ、まつり、巨船、百舌、新巻の犬、源五郎の動物、いのぶた編・きのこ編など
「洞窟」・小瑠璃(廃坑・廃船)、涼(廃船・洞窟)、茂(森・洞窟、超記憶)、鵜飼(廃坑・森)、くりくり(廃坑)、巨船、小佐渡・佐渡ラボ、流くる(外敵は居ないがどこにも行けない)
「生」・マーク(メッセンジャー)・マリア(引き付け役)・貴士(水際作戦)・美帆(水際作戦)等龍宮の皆、理可子(鍵役)・方舟内居残りミイラ組(戸締り役)etc、鷭・源五郎・新巻・牡丹
   …生かす為に/最後まで自分の「仕事」をして死ぬ(吹雪・美鶴)
「死」・秋ヲ(自殺例言及)、あゆ(罪の意識)、源五郎・新巻(介錯)、草家(龍竜)、先生、柳、十六夜、睦月(自殺)
「風に憧れ」・土クラス繭、ナツ(わくわくしませんか)、龍宮・巨船・小佐渡佐渡、シェルターの皆
「上下」・秋ヲ、お蘭さん、…生存優先ばかりしてたら嵐に怪しまれナツに怯えられた牡丹さん(初期)、占いによって人を導いてきた螢ちゃん、ひばりちゃん
「口下手・自己矛盾」・これ言うと怒られるかもしれないんだけど「弱さを見せるな」をトラウマにしている苅田さん
 と、12巻のナツ ……と、蝉丸・嵐(・まつり)など、夏Bのスタンス変えをした人達
 嵐・ナツに巨船で本音を吐露できたのは、二人が油断させる・放っておけないからだけでなく、
自分の弱さを認める強さを持っているからとも言えそう



安居が人の業(罪と罰と自虐、自我)と獣の業(走り喰らう、毒即殺)に折り合いをつけるには、
優しい世界(夏B+涼)でセラピー受けて、ある程度心にゆとりを持ちながらも
複数の人と(出来れば隠し事少なく)話をする事が必要なんじゃないかな。
はじめは夏B+涼が居ないと危ないかもしれないけど…。
(秋ヲ・蘭+牡丹+安居、など)
要さんが安居を全否定(死ぬしかないじゃない)した時に気にしていた二人、
途中までずっとやってないと信じていて、やったと分かったあとも元々優しいと言い続けていた小瑠璃、「君に登れとは言わないけど気持ちは安居くんと一緒だよ」と言った、(そして狂犬病の動物と同じように怯えて草原を彷徨い続ける安居を知っていた)源五郎……
と、価値観や考え方について話し合ったとしたら、少しずつ、今度は地に足付けて、人との接し方や自戒について折り合いをつけながらも進んでいけるんじゃないだろうか。

流石に「バカを演じる」レベルまではいけなそうだけど、無暗に威嚇することなく、無駄に攻撃して火種と禍根を作ることなく、「能ある鷹は爪を隠す」にシフトしていけるかが、大事なのかも。

あ、でも安居の場合爪を隠してる時は人間観察モードにもれなく入ってるから不気味だと怯えられてる…花には(何をしてくるか分からない)(殺されるかもしれない)と思われてる…

……安居は…こう……愛想笑い……を…身に着ける……必要……

そ…想像できない…………。


ただ、そういう所が不器用だからこそ、「分かりやすいからある意味安心」とも評価されている。
そこらへんはある意味獣の素直さに近いのかもしれない。
安居は人として生きたいけど、獣の部分もとっくに一部になってしまっているから
そこを徐々に減らしていくのか、それとも飼い慣らしていくのか…。
……食生を変化させるのか、白と黒で自我の喰らい合いになるのか…。



でも、「なんにでもなれる」のオスミツキを貰っている以上、今後の良好な変化のフラグはもう立っているんだろうな。

暴君、人として軸がブレている、口下手、トラウマ爆弾、死以外に対し鈍感
も、裏返せば
兄貴気質、成長に貪欲、野性美、色々乗り越えてきた頑張り、絶対に仲間を死なせないという覚悟
ともいえる。そして、自分が決定した事なら他人を責めないという潔さでもある。

だからこそ出来る事もあるから、切り捨てていいものではない。殺していいものではない。

…そして、多分それは経験と絆で磨かれていくもの。

 蝉丸の例の吐露を笑い飛ばすくらいに皆で生き延びた時に、どう思い出話をするのか。
 とても楽しみです。




◎◎もしかして:
夏A面子が樹木や地や風になって生きている世界で育った子供たちは、どこか夏Aの子供達にも似ているのかもしれない。こちらも100人、はじめに絞られて残った夏Aは100人。
違うのは「先生」達がどう在るかだけ。先に目覚めた彼女・彼らが、己の人生を昇華し何を伝えていけるかだけ。あと音声認識ルンバの存在。

安居はもしかしたら何かの「先生」になる可能性……?

まあ「先生」の前に「親代わり」やらないと駄目だけどね。特に新生児。
くるみと流星が子供出来る直前なら新生児の解凍は難しいのかも……?

解凍がどれだけ成功するのか解凍をどれだけやるのか食糧足りるのかなど、問題は山積み。

暫く皆して走り回る事になりそう。


◎◎新世界へ

(小)佐渡で「鳥を見付けた」のは、多分ノアの方舟の7日目のオマージュ。

そしてもしあの時に戻れるなら、小瑠璃に繭を連れ羽ばたいていけと言ったのにと巨船の中で思った安居もまた、まるでノアの方舟の中から鳥を見送った人のよう。

もしかしたらこの「羽ばたき願望」は夏Aと「方舟」双方の安住・安居の地を見付ける直前のフラグだったのかも。
だとすると鴉は百舌さんだろうか。
鳩は…小瑠璃は勿論として鷭ちゃん、鷹さん、まさかのひばりちゃん…?
案外くるみと流星の子供が鳩のポジションだったりしてね。仲違いしていた秋を結び付けたし。

酉年にこういう展開をするとは面白い。

最終回は、翼や船でしか行けないもの=外国との交流の話になるのかも……?



*******

飛ぶことと泳ぐこと、乗ることも「過程を楽しむ」ものかもしれません。
そして飛ぶことと泳ぐことは、鳥獣・魚に近付くことでもあります。
歩く人だけじゃできないことをできる。
獣の凄い所、恰好良い所でもあります。

*******4ジゲンパロ********
吐かない→食らった毒、仲間の肉
吐かない→毒舌、愚痴、弱音
果敢ない→仲間の命
儚い→夢見てきた未来
墓無い→火の中水の中土の中胃袋の中
は!家内→家族のように育った皆を唐突に思い出す





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最終更新日  2017.02.20 03:30:35
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