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カテゴリ:どうなの?
昨年9月、ドライブついでに両親と通った海の中道大橋。
ここで起きた惨劇の裁判の行方が、話題を呼んでいた。 改めて説明する必要もないと思うので 事件の経緯は省くとして。 昨日出た判決と、判決理由がどうにも納得いかない。 クルマを運転するにあったって、 交通法規を遵守することが必須であることは言うまでもない。 それは運転免許を持つものとして当たり前のこと。 でも、 機械であるクルマを安全に操るのに大切なのは 交通規則の遵守だけじゃない。 周囲のクルマや歩行者に対して 思いやりや気遣いを配れるマナーの心得があるかどうかが ハンドルを握る人の真価を決めると私は常々思っている。 今回、検察側が求刑していた危険運転致死傷罪が認められなかった理由が、 正常な運転が困難なほどの酒酔い運転はしていなかったという判断も 甚だ納得はいかないけれど、 なにより、被害者を救護することもせず、 ひたすらに飲酒運転を隠蔽しようとした原因が、 飲酒以外のなにものでもないのに、 それでもなお、事故原因を「脇見運転」にとどめてしまう判決には 力が抜ける思いがする。 新しい法律の適用に慎重になる裁判所の立場もわからないではないけれど、 今回は、飲酒運転にばかり視点が置かれ、 運転者としてのあるべき姿勢という、根本的な適性の欠落が 正しく判断されていないように思える。 被害者救助という、事故加害者の最低限のマナーすら怠ったこの飲酒運転加害者に たった7年6ヶ月の懲役は軽すぎる。 最後になってしまったけれど、 先月記事にした、横浜の中学生行方不明の件、 1ヶ月余りを経てようやく無事に少年が保護された。 自転車に乗っていて自動車と接触し、 このドライバーが少年の自宅に連絡をいれたところ 失踪している子だと判明したとのこと。 自宅から50キロも離れた千葉の四街道で保護されたらしい。 このドライバーが、まともな人でよかったと思う。 当て逃げでもしていたら、 この少年は未だに保護されていなかったかもしれないのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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