|
テーマ:サッカー Jリーグ♪(3947)
カテゴリ:カテゴリ未分類
ナリポンは別にサッカーオタクではない。
国際試合は異様に熱くなって観戦するが、国内戦は観ていてもそれほど興奮はしない。 実際に、国立に足を運んだのも1998年のゼロックススーパーカップ (ジュビロ磐田vs鹿島アントラーズ)1回だけである。 そんな中、ナリポンを確実に熱くしてくれる選手がいる、ゴン・中山こと中山雅史だ。 そもそも記録に残るタイプより、記憶に残るタイプが好きなナリポンだが、ゴンは記録も確実に 残しつつある。 5月1日のPKによるゴールで、Jリーグ通算150ゴールを記録した。
中山、三浦の1967年生まれの両雄がダントツだ。 現役当時も存在感が薄く、早々に引退、最近ではジャンクスポーツでしか見ない城、 歴代ナンバーワンの遊び人Jリーガー武田が3,4位を占めているが大差がついている。 ゴンはギネスブックにも載っている。 4試合の連続ハット・トリックは知っている人も多いだろうが、実はもうひとつのギネスを持っている。 国際試合で、最短時間でのハット・トリックの記録である。なんと試合開始後3分15秒だそうだ。 しかし、何故ゴンが好きか。 それは、あの全身から発するゴールへの執着だ。 いたずらに精神論だけを強調する人間は好きではない。 中畑と川藤が解説の巨人―阪神戦なんか最悪、すべてを‘気合’と‘気持ちの込め方’で 解決しようとしている(笑) はじめてゴンに感動したのは、ドーハでのWカップ予選のイラン戦。 2点リードされ、残り時間が殆ど無い。 敵陣に攻め込むも、ボールはゴールラインを割る寸前、そこにゴンが滑り込みボールを止め、 角度の全然ないところからシュート、これがなんとゴールイン。 その後がまたいい。 ゴールに喜ぶでもなく、ゴール内のボールを掴み、センターサークルへ突っ走る。 残り時間が1分も無い中で、こいつは諦めていない。 素直に心が熱くなった。 そして、例の悲劇のイラク戦である。 1-1の同点から、後半勝ち越しのゴールをするのがゴン。 その後、武田と交代、敢えて言うが、その武田が終了直前、不用意なパスミスをして、 敵がコーナーキックを得る。 ショートコーナーからヘッディング・シュートが、なんとまさかの同点ゴール。 その瞬間、ゴンは頭を抱え、倒れ込んだ。 得点後、17秒で試合終了のホイッスルが吹かれる。 日本中が目を覆い、選手を励ますオフト監督の姿に涙を堪えた。 フランスワールドカップ、初出場の日本が3試合であげた得点は1点だけだ。 その日本人として初めてのゴールもゴンである。 おまけに、いかにもゴンらしいゴールだったのがいい。 手以外の身体の部位ならどこでも使う、泥臭さいっぱいのゴールだった。 本人は、自分の子供が自分のプレイを理解できるまで現役を続けたいと希望しているそうだ。 怪我に悩まされているが、頑張って欲しい。 その実現性はともかく、ドイツワールドカップメンバーも諦めていないらしい。 実際の日本代表メンバーも、戦術論、技術論を超越したゴン中山のスピリッツを踏襲し、 先ずはドイツへの扉を確実に開けて貰いたいものだ。 それにしても、カズをキングと呼び、ゴンを隊長♪と呼ぶ感覚は鋭い。 あ、そうそう、ゴンのニックネームの由来は‘鬼瓦権造’だそうだ。 ビートたけしがひょうきん族で扮していたキャラだ。 《追記》 あちゃー、無知ぶりを晒してしまいました。 Lefty2005さんに指摘されましたが、城は横浜FC(J2)で、まだ現役でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|