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ボストンもアスレチックスもディーゲームだったので、ヤンキースは試合前に、
両チームが勝利したことを知っていた。 ボストンはあのペタジーニを4番に据える、余裕の布陣。 9安打で11得点、2アウトからの得点が9点という勝負強さで、なんと8連勝。 アスレチックスも昨日は、サヨナラ負けを喫したものの今日は終盤に勝ち越し、 オールスター後の戦績は、なんと17勝4敗(←スゴイ、羨ましい) これで、今日負けたら、ヤンキースやヤンキースファンにとって、 文字通りの‘ホラーパニック’状態になってしまう絶体絶命の状況だ。 先発Pはチャコン、前回6回を1失点に抑えながら、ブルペンが炎上し勝を逃した悲運の持ち主だ。 相手Pはミルウッド。 ふたりの投手に共通するのは、援護点が3点足らずと少ないこと。 実際のゲームをそれを裏付ける展開になった。 6回を終って、ヤンキースが1点リード、7回裏、最初のバッターを歩かせたところで、 前回も、まるで使えず、炎上振りが目立ったエンブリー。 今回も使えず、いきなり歩かせ、あっさり送りバントを決まられ、ゴードンに交代。 これも前回と同じ継投。 散々使っているキーワード‘デジャヴ’だが、またまたそうなった。 内野ゴロで1点、ライト前タイムリーで逆転された。 ベンチのチャコンもう慣れたのか、前回のような頭を抱えるシーンは無し。 1点リードを許したまま、9回の攻撃は3番シェフからだったが、平凡な外野フライで1アウト。 続くエー・ロッドが、ランナーが居ない気楽さからか、2三振、1併殺打の帳尻合わせか、 取り敢えず理由は兎も角、レフトへ文句無し(←今日はナリポンも無し)のHRで同点。 松井が倒れた後登場は、7月の月間MVPのジェイソン。 既に、今日1本HRを放っている。 カキーーーーーーーーーーーーーーーーーーン! う~む、ライトぎりぎりぎりぎり・・・・・ キタ━━━(ノ゚∀゚)ノ ┫:。・:*:・゚'★,。・:*:♪・゚'☆━━━!!!! キタ━━━)゚∀‘)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ‘)-_)゚∋゚)´Д`)・∀。)━━━━!!! 本日、2本目の勝ち越しHR!!! ジェイソンは8月も元気だぞ!!! 木曜日でもはたらくぞ!!! 13日じゃなくてもはたらくぞ!!! リヴェラがその裏を3人でピシャリのパーフェクト・セイブ。 勝ちました。 何とか首の皮一枚繋がりました。 相撲だったら、絶対に‘物言い’がつきそうだが、勝ち投手はゴードン。 ところで、表のヒーローは勿論、ジェイソン・ジオンビだが裏のヒーローは誰? 前の2試合、セーブに成功しているウイックマンが、松井を意識する余りに、 思わずエー・ロッドに甘い球を投げてしまったとか、松井を打ち取った安心感から、 思わずジオンビに甘い球を投げてしまった、と考えると、松井が陰のヒーローとも 言えなくもなくもないわけでもないが・・・それは流石に無理な相談。 実際、今日の松井は、初球を打ったり、スリーボールで打ったりで、積極的ではあったが、 内容的にもイマイチの当たりばかりで、4タコ(1K)だった。 では、誰が‘裏のヒーロー’だったのか。 これは、実際にゲームを観ていた人にしかわからない。 勿論、いくらスコアシートを見てもわからない。 実は、試合中にも拘わらず、グラウンド・ボーイがヤンキースのベンチの中を掃除し始めたのだ。 すると、あの怪鳥ランディ・ジョンソンが、その小太りのチビッ子少年から、 用具(先がブラシ状トンボ)を奪い自分で掃除をし始めたのだ。 用具を少年に返した後も、今度は、どっかからホウキを調達して、ベンチ内をsweepしていた。 現地テレビも、試合そっちのけでその姿を実況していた。 時給で考えれば、少年は8ドル、ジョンソンは約2000ドル。 それでも、このシリーズのsweep(1970年以来)なんて絶対嫌だという、 強い意思が感じられる行動だった。 あの強い意思が、土壇場での逆転劇を呼んだのかも知れない。 今日、勝ったとはいえ、状況は厳しいなんてもんじゃない。 勝負の世界だから、いろいろな事が起こりうる。 実際、春先、ずっと東地区の首位をキープしながら、最近の8連敗で4位に転落した BALのマジーリ監督が解任された。 こっちが、勝ち続けるだけでは間に合わないかも知れないが、 逆に言えば、負けたら息の根を止められる。 まあ、ファンとしては‘祈ったり’‘呪ったり’することしかできないが・・・ ![]() (前回登板での6失点の‘罰掃除’をさせられているランディ・ジョンソン) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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