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木村太郎のおっさんが、現場に出て中継する必然性は疑問だが
テレビは昨日から、台風14号のニュース一色だ。 NHKは今日、ほとんど一日中、台風情報を流していたと思われるが、 こういう時のNHKは頼もしい。 日本人なら台風には慣れているが、今回は、何しろ、アメリカでハリケーン・カトリーナが 甚大な被害を齎した直後だけに、どうしても一段と注目してしまう。 実際、暴風域の広さは台風14号の方が大きいらしい。 それにしても、カトリーナに関しては、私自身が事情に疎いせいもあるのだろうが、 様々な疑問がある。 先ずはこのニュースだ。
何か、災害やテロ事件などが発生した直後ならいざ知らず、ほぼ1週間経過しているのに、 潜在的な死者が1万人、公式発表は246人。 この乖離は異様だ。 日本では、台風が経過中にも拘わらず、死者や行方不明者数が刻々と伝えられている。 大国アメリカの情報収集能力、事態収拾能力って、こんなもんなの。 まあ、そんな‘単純な疑問’は当然世界のマスコミも抱く。
混乱に乗じて、窃盗、略奪、強姦等も発生する。 今回のハリケーンの混乱を記事にして、一躍人気を博した現地のブロガーによれば、 そう言った犯罪を、警官達自らが犯しているというから呆れる。 日本では、スーパーやコンビニがなんとか被災者のために必死に店を開け、 一部無償で水を提供するなど、最善を尽くす。 何かと不祥事の絶えない日本の警察や公務員達も、混乱の中で、 悪意を持って行動することは少ないだろう。 国土の大きさも違うし、州の集合であるアメリカとでは事情も違う。 アメリカは歴史的に移民社会であり多民族であり、貧富の差も極めて顕著だ。 今、日本でも選択を迫られている‘大きな政府’‘小さな政府’の後者の問題点とも 関わっているかも知れない。 今回の被害者の多くが、黒人の貧困層であると予想されることから、 人種問題としても大きな問題となる可能性がある。 古い言い方だが‘世界の警察官’と言われるアメリカが 自国民の生命や財産を守ることに熱心でないとしたら、美しくない。 それでも、アメリカを漢字で書くと‘美國’なんだよね。 ブッシュも思いがけない‘女性問題’で窮地に立たされるかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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