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カテゴリ:生活・文化
チームワークのことについて考えてみますと、なかなか難しいものだなと実感しております。
そもそもチームワークとはそれが乱れないようにするにはどうしたら良いかと考えますと、お互いの気持ちの在り方を尊重し合わなければなりませんね。 たとえば誰もが渋滞したイライラに対し、誰か代表してハッキリした行動でリーダー性を発揮してほしいと誰もが願うことがあると思います。 しかし、そのリーダーが単に渋滞した数の多さそのものだけに意欲を勝ち得たところで、たとえ苛立ちは一時的には解消されようとも、状況は依然変わらなかったり、それ以上に増えていくことすら考えられますね。 こういう場合のリーダーとして求められる最善策とは、困っている者たちへの模範となって同じように勝ち得る方へと誘導する義務感を実行することだと思います。 そうすることで、芥川龍之介の蜘蛛の糸のような結果にならずに済むということです。 その意味は、お釈迦さまの降ろした1本の蜘蛛の糸へただ咄嗟にすがりだし、我こそはと登りだしたリーダーは失敗ということです。 そしてまた、それより少し賢明に物事を知るリーダーならば、糸が切れないように皆でスクラムを組んでよじ登れと命じたとしても、誰もがそのスクラムに乗り上げようということになって、皆が崩れてこれもまた失敗でしょう。 では、どうすれば良いリーダーかといえば、考えさせる模範になることです。 つまり、言われた通りのことだけすれば良いという一方的な指導命令は恐らく佛のことであり、修行者同士の中のリーダーたる者ならば、この1本の糸をこれは一体何であるのか、どのようにすれば良いのかを説明して各々に理解させてから行動させるべきなのでしょう。 ちょっと忘れがちなことですね! リンクHPへ ⇒ 第11-20日号 常に是の經を受持し讀誦し解説し書寫すべし 【常不軽菩薩品第二十】(五十九行~六十三行) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.20 01:00:01
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