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《受賞決定前のレッドカーペット上でのインタビュー》

インタビュアーは小牧ユカさん。
小牧さんとラリーさんの会話は英語なので、字幕で表示された内容をご紹介します。

ラリー　Hi, all my friends in Japan.
小牧　 いかがですか、今回のノミネーション。
松本　 んーま、やっと、実感がわきましたね、ここに来て。
小牧　 そうですか？
松本　 はい。
小牧　 ここに来て、何にいちばん驚いていますか？
松本　 うーーん、ま、ちょっと～、あの、味わったことのない雰囲気なんでえ。
小牧　 ええ。
松本　 うん。 ま、楽しいです、でも、なんか。

小牧　 今回のノミネーションなんですけれども、全く期待していなかったんですか。 それとも少しは。
松本　 え～、ちょっとは考えてました。
小牧　 アハハハハハハ
松本　 （笑顔）

小牧　 ラリーから誘ったと？
ラリー　そう、正しい選択だったね。
小牧　 彼のギターを初めて聴いた時の第一印象はどうでした？

ラリー　彼はロックスターだけど、僕好みの美しい旋律も弾ける。 YouTubeで彼のギターの弾き方やタッチを聴いた時、一緒にやりたいと思った。 どんな音楽ができるかとワクワクしたよ。

小牧　 実際にアプローチされて、最初の印象はどういうリアクションだったんですか？
松本　 う～～ん。 まずだから、ほんとに2人で、どういう音楽ができるのかなっていうのは、ちょっと想像が付かなかったのでぇ。
小牧　 ええ、ええ。
松本　 でもまあ、始まってみると、とても簡単でしたね。
小牧　 あ、とても簡単。
松本　 はい。 すぐに形になりました。
小牧　 全く言葉の違いとか文化の違いとか、そういうのも何もなく。
松本　 うん。
小牧　 スムースに。
松本　 ほんとにスムースでした。 楽しかったですね、作るのは。
小牧　 実際に、少年時代は。
松本　 うん。
小牧　 ラリー・カールトンさんの大ファンだったというふうに伺ってるんですけれども、そんな、いわゆる松本さんがあこがれだった的の方から、そうやってお声をかけていただけたことに関してはどうだったんですか？

松本　 もう、これはほんとに～、ほんとに光栄なことですよね。 だから最初はあんまり、信じていませんでした。

小牧　 稲葉さんは今回のノミネーションに関して、なんておっしゃってるんでしょう。
松本　 え～、最初見たときは、「You are my hero」 って言ってましたね。
小牧　 アハハハハ
松本　 （笑）
小牧　 今回の初めてのグラミーで、どんなパフォーマンスを楽しみにしてらっしゃいますか？

松本　 まあ、今あの、ラリーさんもおっしゃってましたけど、まあ、ミック・ジャガーとかね。 あ、昨日知ったんで、僕。 あと～、エミネム～とか、レディ・ガガなんかもやるんでしょ？ まあ、楽しみたいと思います。 はい。

小牧　 じゃあ、ひと言ずつ日本の皆さんにメッセージを下さい。

松本　 え～～～、ここまでねえ、来たからにはぜひ、頂いて、帰りたいなとは思うんですけれども、まあ、とにかく1日、この特別なあの、空気というか雰囲気をね、楽しみます。

小牧　 視聴者へ一言。
ラリー　僕らの音楽を聴いてくれてありがとう。 音楽の祭典、グラミー賞の価値を再認識してもらえたら光栄だ。


画面右に松本さん、左にラリーさんが映っていたんですが、ラリーさんの斜め後方にマネジャーの菊池さんが立っていて、いつものように周囲ににらみをきかせていました(^_^;)
ちなみに、ミック・ジャガーがグラミー賞でパフォーマンスをするのは、今回が初めてだそうです。


《ラリーさんの受賞スピーチ》 （同時通訳）
ありがとうございます。
3年ほど前に松本さんと一緒にやることになったんです。
彼はトップのプロデューサーでギタリストです。
3年がかりでやりました。
でも、すごく楽しかったです。
制作に関しても、またアレンジに関しても、タックさんから多くのことを学びました。
レコード会社、マネジャーの方々に対して感謝申し上げたいと思います。
ロバート・ウイリアムズさん、頑張ってくれてありがとうございます。
それでは、松本さんです。
（拍手）

《松本さんの受賞スピーチ》
Hi, ah I'm Tak Matsumoto.
Guitar player from Japan.
Nice to meet you.
（笑い）
Ah~a, I'm very proud to here as a Japanese guitar player.
Thank you so much.
どうもありがとうございました。 （深々とお辞儀）
（歓声と拍手）


「TAKE YOUR PICK」 の受賞が発表されたプレショーの会場で、ラリーさんと松本さんが通路を歩いてステージに向かう映像は、ニュースなどでご覧になった方もいると思います。

その時、少し離れたところで、松本さんたちの後を追うように歩いている、マネジャーの大河原さんらしき人が映っていました。
松本さんたちの方にビデオカメラを向けていたので、記録用の映像を撮っていたのではないかと思います。