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《スタジオインタビュー》

司会は、ジョン・カビラさんと滝川クリステルさん。

ジョン　さあ、歴史的なことが起こってます。
滝川　 なんと、ラリー・カールトンさんと、タク・マツモトこと松本孝弘さんが、最優秀ポップインストゥルメンタルアルバムでグラミーを受賞しました。

ジョン　はい。 「TAKE YOUR PI～CK」！ おめでとうございまーす！
滝川　 おめでとうございまーす。

（拍手）
ラリーさんと松本さん、頭を下げる。

ジョン　素晴らしいですねえ。
滝川　 素晴らしい。
ジョン　（アルバムを両手で持って） これで行きましたよ、はい。
滝川　 それではまず、誰に最初にこの喜びを伝えたのか、お二人に聞きたいんですが。
ジョン　（英語でラリーさんに質問）
ラリー　（英語で回答）

ジョン　喜びの分かち合いは、まずはご両人でということだったんですね。 会場、列の端に、お二人お座りで。
松本　 はい、ええ。
ジョン　で、すぐ振り返って、大ハグ大会ですか。
滝川　 大ハグ大会（笑）
ジョン　松本さん。
松本　 はい、そうですね。
ジョン　その時のご気分は。

松本　 いや、もうねえ、何が起こったかあんまり。
滝川　 ね、なんか、ちょっと…
松本　 最初、発表してるときも、その…
ジョン　お名前が、でも、すぐお分かりになりますよねえ。

松本　 そ、そうなんですけどぉ、自分たちのカテゴリーをやってんの…、あ、やってん…、るのかな、っていうぐらいで。
滝川　 うーん。
ジョン　（英語でラリーさんに質問）
ラリー　（英語で回答）
ジョン　「でも、きっちり立ってくれたよね」 と、いうことなんですが。

松本　 そう、だからその 「TAKE YOUR PICK」 っていうのは聞こえたので。
ジョン　ええ。
滝川　 壇上に立ってらっしゃった時も、なんかぼうぜんとされてる感じの。

松本　 いや、もう、ぼうぜんとしてました。
滝川　 してましたよねえ。
松本　 はい。
滝川　 いや、ほんとに。

ジョン　（英語でラリーさんに質問）
ラリー　（英語で回答）
ジョン　ああ～。 もう、喜びのあまり夢心地で、何を言ってるか自分でも分からないという。

松本　 うん。 それでもう、その、あ～、たとえば、受賞したらね。
ジョン　ええ。
松本　 何か、こう言おうとか、そういうの考えるの、なんかやだったんでえ、なんにも考えてなかったんですよ。

ジョン　（英語でラリーさんに質問）
ラリー　（英語で回答）
ジョン　「覚えることができたら、言うことは考えていたんだけど」 ということなんですが。
松本　 うーん。
ジョン　このプロジェクトは、（英語でラリーさんに質問）、4年前？
松本　 そうですねえ。
ジョン　（英語でラリーさんに質問）
ラリー　（英語で回答）

ジョン　その、4年前のミーティング、一緒にやろうというようなお話が来て。
松本　 はい。
ジョン　どういう感じだったんですか？ まず反応は。

松本　 やっぱり、最初はですねえ、あの～～、もう、もちろん僕は、あの、ラリーさんのキャリアをもう全部知ってたので、僕とラリーさんで何ができるのかな、っていうのがね、すごくこう、なかなか見えなくて、彼の最近のものだとか、古い昔のものだとか、聴いてみたんですけども。
ジョン　はい。

松本　 （息を吸い込んで） あの、頭の中で、わりと最初はもんもんとしてたんですけれども、まあ、それから1年以上たって、もう、あの～、プリプロダクションやるんだったら、何日か早く来日、するから。 ショーの時にね。 あの…

ジョン　あ、そうですよね。
松本　 うん。 で、それがなんか…
ジョン　来日されていた際に、はい。

松本　 それは最初のランチの時だったんですけども、あの～、年を越えて、んでー、一緒にプリプロダクションやるんだったら、何日かは早く行くからやろうよって、言ってくださったんですよ。
ジョン　ええ。

松本　 それで、もうこれ、やるしかないなと思ってぇ。 でもやり始めたらねえ、ほんとに、その、いろいろ頭の中で考えてることよりも全然イージー、でしたね。 すごく簡単でした。

ジョン　ああ。 （英語でラリーさんに質問）
ラリー　（英語で回答）
ジョン　3曲書いていただいたものをプリプロダクションで聴き始めたら、もうこれはうまくいくと。

松本　 そうですねえ。 うーん。 なんか、ジャム、をやるよりもぉ、なんか少しメロディー、とかがあった方が、なんか、分かりやすいかなと思って3曲ほど用意していったんですけど。 はい。
ジョン　それでうまくいって。
松本　 そうですねえ。
ジョン　こういう形になって。 （アルバムを見せる）
松本　 はい。
ジョン　グラモフォンがということなんですが。
松本　 はい。

ジョン　で、当然これは、稲葉さんには、どう…、あの…、どういうふうに。
滝川　 伝えられたのか。
松本　 いや、まだちょっと、会ってないんでえ（苦笑）
ジョン　えっ！
滝川　 ああ～。 そうなんですか？
ジョン　まだですか？

松本　 まだ、あの、終わってから、ずーっと、なんか、いろんな、こうインタビューだとか。
ジョン　あ、こういうお時間を頂いてることもあってと（笑）
滝川　 そうですよね。
松本　 それがあったんで。
滝川　 でも、その前はじゃ、この、ノミネートされた時の、彼の…
松本　 時はねえ。
滝川　 ええ。
松本　 ノミネートした時は、スタジオで一緒にいたんですけどもぉ、あの～～、「You are my hero」 って言ってましたね（照れ笑い）

滝川　 あー、You are my hero.
松本　 （照れ笑い）
ジョン　ノミネートで。
滝川　 そうですか。 それではここで。
ジョン　ほんとに、もっとお時間頂きたいんですが、もう会場に行かなきゃいけないんですね。
滝川　 行かなきゃいけないんです。


「会場に行く」 というのは、映像を会場に戻さなければいけないということで、この直後に切り替わりました。
ラリーさん、松本さんのお別れの挨拶はありませんでした。

ジョン・カビラさんが言われた 「グラモフォン」 ですが、受賞者に 「Gramophone （蓄音機）」 の形をしたトロフィーが贈られることから、「Grammy （グラミー） 賞」 と呼ばれているんだそうです。
アカデミー賞のことを、「オスカー」（授与されるトロフィーの名前） というのと同じですね。

インタビューでは、松本さんはサングラスをしていました。
稲葉さんの話題になったとき、レッドカーペットでは普通に答えていたんですが、スタジオでは、左手の人さし指で左耳の下辺りをポリポリかきながら、照れくさそうに話していました。
何か、心境に変化でも？(^^;)

グラミー賞は部門が非常に多いので、テレビ中継のある授章式で発表があるのは主要部門だけでした。
それ以外の部門はプレショーで発表されるんですね。

WOWOWで10日に放送された特番、 「Larry Carlton & Tak Matsumoto Special ～TAKE YOUR PICK」 が、3/2（水）18:20～に再放送されます。


授章式再放送の最後で、プレショーのスピーチが字幕付きで流れたので、ラリーさんの方だけ字幕の内容で再掲します。

《ラリーさんの受賞スピーチ》 （字幕）
本当にありがとう。
3年前、日本一のギタリスト、Takとの共演を思い立ちました。
3年がかりでしたが、とても楽しく、Takから制作や編曲について多くのことを学んだ。
バーミリオン・レコード、そして、マネージャーで335レコードの共同創設者、R・ウィリアムズに感謝。
それではTak Matsumotoをご紹介します。


ニュースではB'zの映像を流してくれたところも多かったですね。
私が見たのは、「イチブトゼンブ」、「ultra soul」、そしてなぜか 「LADY NAVIGATION」(^^;)

NHK、報道ステーション、TBSの夕方のニュースは、「B'z」 のイントネーションをちゃんと頭に持ってきていました。
特にTBSは、わざわざ 「ビーズ （平坦な言い方） じゃなくて、B'z （頭にイントネーション） ですから」 と言ってくれてました（笑）