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2014年4月21日(月)　TOKYO FM　　パーソナリティーは 坂本美雨 (みう) さん

「Part1」　　　「Part3」

坂本　 L.A.で録るっていうのは、やっぱり、向こうのほうがゆっくり。 環境が整ってますか？

松本　 うーーん。 まあ、もともとね、最初は、あのー、L.A.のいろんなスタジオを借りてやってて、まあその、海外レコーディングって、最初あこがれるじゃないですか。
坂本　 うん。
松本　 でまあ、僕らも皆さんとおんなじように、そういう、まあ、あこがれのひとつ、として初めやったんだと思うんですけども、なんか妙に水に合うというか。
坂本　 はい。
松本　 んで人脈もできたし。 それでまあ、スタジオも持つに至り。 だからもう、いまはもう、何年もずーっとそこでやってますね。
坂本　 ああ、そうですか。
松本　 はい。

坂本　 でもやっぱり、L.A.に私はそんなに長い間、滞在したことないんですけど。
松本　 うん。
坂本　 時間の流れが全然違いますよね。
松本　 そうです、かねえ。
坂本　 うん。
松本　 うん。 やっぱり、日本に、いるよりは、わりとその、ものづくりに専念できるんでぇ、いいですね。
坂本　 そうですねー。
松本　 はい。

坂本　 そんなニューアルバム、「New Horizon」 から1曲、お届けしたいと思うんですが。
松本　 はい。
坂本　 このアルバムはインスト…、メンタルアルバムなんですけれども。
松本　 はい。
坂本　 いろんな楽曲がありましてですね。
松本　 うん。
坂本　 カバー曲もあり。
松本　 そうですね。
坂本　 とっても意外な1曲がありました。
松本　 はい。
坂本　 詳細をお聞きする前にですね。
松本　 はい。
坂本　 かけてもいいでしょうか。
松本　 はい。 ぜひお願いします。
坂本　 では。 松本孝弘さんで、「学生街の喫茶店」。

♪ 学生街の喫茶店 ♪

坂本　 これは、ガロ。
松本　 はい。 ご存じですか？
坂本　 えっと、オリジナルは知りませんでした(笑)
松本　 そうですよねえ。
坂本　 はい(笑)
松本　 僕もまだ小学校6年生ぐらいだ、と思うんですけど、あの、実際にレコードを買って、あのー、すごく好きだった曲なんですね。
坂本　 うーん。

松本　 で、まあちょっとマニアックな話になりますけども、コード進行はとてもシンプルな曲なんですけど、メロディーがとても変わっているので、ギターでやると、なんかおもしろい感じになるんじゃないかなーと思って。
坂本　 はい。
松本　 ええ。 で、やってみました。
坂本　 は～～。 72年。 その頃の、ガロとの出会いって。

松本　 なんでしょうね。 僕ねえ、あの、両親ともすごく音楽好きで、でー、父は声楽をやってたし、で、母はなんかこう、クラシック好きで。

☆BGM　四季 (ビバルディ)

松本　 掃除機かけながら、こう、ビバルディかけちゃうみたいな、おばちゃんだったんですよ。
坂本　 ああ、おしゃれ(笑)　おしゃれな家。
松本　 そんでー、だからなんか、音楽。 そういうの、気に入った曲を、レコードとかでも買ってくれましたよね。
坂本　 へー。
松本　 うーん。
坂本　 そうなんですね。
松本　 うん。
坂本　 じゃもう、生活の中に音楽が常にあるご家庭だった。
松本　 す……、うんー、かかってました、よく。 うん。
坂本　 それがずーっとこう、何十年も来て、 いま、ソロアルバムの中に収録されてるというのは、ずーっとルーツになってたんですね、それが。
松本　 そうですね。 なんかね、縁ですね、これもねえ。
坂本　 うーん。
松本　 うーん。
坂本　 今日は松本孝弘さんをお迎えしています。 この後は 「ラブなこと」、伺おうかなと思います。

CM

坂本　 坂本美雨の 「Dear Friends」。 スタジオには4月30日にソロアルバム、「New Horizon」 をリリースされる松本孝弘さんをお迎えしています。 引き続き、よろしくお願いします。
松本　 よろしくお願いします。

坂本　 ここからは　「ラブ・アクチュアリー」 といいまして。
松本　 はい。
坂本　 ゲストの方の 「ラブなこと」 を伺うんですけれども、松本さんの 「ラブなこと」、1つ教えてください。
松本　 「ラブなこと」 ねえ。 難しい、大きなテーマですね、これは。
坂本　 そうなんですよ(笑)

松本　 うーん。 まあでもねえ、パッと思いつくのはちょっと、僕が言うのは月並みかもしれないけども、物も、時に、非常にこう、自分の気持ちを上げてくれたりだとか、え、それを持つことで満足したり、楽しめたりとかするんだけれども、やっぱりずーっと継続して飽きないのは、やっぱり音楽ですね。
坂本　 うん！
松本　 うん。 これ作るのは、ほんとに飽きないというかねえ。 うーん。 楽しいん、だけども、まあ、苦しいときもあったりとか。
坂本　 うん。
松本　 あとこう～、やっぱどん欲にもっと知りたいと思う。
坂本　 うーん。
松本　 うん。
坂本　 たとえば、人に認められることとか。
松本　 うん。
坂本　 支持されることとか、それが、まあ、「売れる」 っということとか。
松本　 うんうん。
坂本　 っていうのを味わい尽くしていらっしゃるのかなと(笑)、思うんですが、そのどん欲さというか好奇心は。
松本　 うん。
坂本　 どういうふうに保たれてるんでしょう。

松本　 いや、だからそこがやっぱり、音楽にラブなんでしょうね。
坂本　 うーん。
松本　 うーーん。 なんかこう、楽しいすよね、やっぱね。 うーん。 もっと知りたいと思う。
坂本　 はい。
松本　 うーん。 たとえばギターなんかでも、ほんとに、もうフレットが、僕の使ってるの、たとえば22フレット、弦は6本なんだけれども、なんでこんなことが起こる…、起こるんだろうだとか、こんな、こう、音の配列ができるんだろう。 いまだにありますからね。
坂本　 そうですか。
松本　 うーーん。
坂本　 ギター1本のなかにも発見が。
松本　 うん。 でもやっぱり、ギターがいちばん好きなのでえ。 うん。 ほかのものをやりたいと思ったことないですね。
坂本　 へーーー。
松本　 うん。

坂本　 たとえば、このニューアルバムでも。
松本　 うん。
坂本　 松本さんが弾かれるところっていうのはメロディーというか。
松本　 はい。
坂本　 ま、歌の部分じゃないですか。
松本　 はいはいはいはい。
坂本　 弾かれるのって。
松本　 うん。
坂本　 だから、ほんと、ボーカリストが歌を歌うように、なのか、それとも、もっと違う感覚で弾かれているのか。 どうなんでしょう。

松本　 うん。　ま、歌とは基本的に、違いますからねえ。 でも、僕はこのインストゥルメンタルという、その、楽器がメロディーを取る？
坂本　 はい。
松本　 音楽、は、非常にこう、楽しいし可能性を感じていて、で～、その、またB'zとは違ったねえ、自分のこの表現の場ではあるので、もっとこう～…、磨いていきたいですねえ。
坂本　 うん。
松本　 う～～～ん。