健康法
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喫煙の恐怖
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肺がんの恐ろしさ
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喫煙の恐怖を実感したのは、看護婦として働いていたとき、
肺がんに侵された末期症状の患者さんを看取ったときです。
肺がんになると、肺胞が、がんに侵されてしまうため、呼吸困難に陥ってしまいます。
がんの痛みは痛み止めで取ることができますが、呼吸困難だけはどうしようにもありません。
自分が水の中に潜っていることを考えてみてください。
3分もたつと本当に苦しくなってきますよね。
肺がんによる呼吸困難は、空気が回りにあるのに吸えない、という生き地獄のようなものです。
その患者さんも、本当に苦しそうで、見ている私もとてもつらい経験でした。
肺ガンを引き起こす原因の一つとして、喫煙が深い関係にあるのは有名な話です。
このサイトを見ると、喫煙と肺がんの死亡リスクのグラフや写真を見る事ができます。
喫煙者の肺は真っ黒ですよね!!
自分の肺をこんなにも痛めつけて「病気になるな」という方が無理というものです。
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何が危険なのか
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タバコの煙の中には4000種以上もの化学物質が存在するとされていますが、
特にニコチン、タール、一酸化炭素という三大有害物質が有名です。
1.ニコチン
たばこの煙に含まれる精神作用を持つ依存性薬物です。
比較的少量 では中枢神経や末梢神経を興奮または麻痺させたりする作用があります。
そのため、喫煙はストレス解消になると言われていますが、
その実態は、血管の収縮、せきやたん、動悸、息切れ、頭痛、食欲不振、吐き気、嘔吐
を引き起こす猛毒に他なりません。
2.タール
一般に「やに」と呼ばれている物質で、
肺ガン、気管支炎、脳血栓、脳梗塞、胃・十二指腸潰瘍、動脈硬化、肺気腫
などの原因になります。
3.一酸化酸素
酸素よりも血液中の赤血球と結合しやすく、酸欠状態を起こします。
そのため脳をはじめ、全身に運ばれる酸素の量は減り、活動がにぶることになります。
皮膚も同様で酸欠状態となるため、肌荒れが進行し、肌の黒ずみ
の原因になります。
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まとめ
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このように、喫煙は百害あって一利なしです。
ストレスに効く、とおっしゃる方には、
肺ガンを患ってからもう一度同じ言葉を聞きたいものです。
体を壊したらもっと大きなストレスになりますよね。
ですからタバコを吸って頭がスッキリする、という状態はある種の薬物依存状態に他なりません。
シンナーや覚せい剤は×なのに、タバコは○、というのはおかしな話です。
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なっとく禁煙グッズ
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1.嫌煙トローチ
分かっちゃいるけどやめられない。
それが人間の本心だと思います。
禁煙するための一つの方法は、タバコはおいしくない、
と感情に訴えることだと思います。
2.ノースモーキングV(嫌煙飴・ハーブミント味)
こちらも上記と同じ効果ですね。
3.禁煙ガム」120枚
口の寂しさを紛らわすにはもってこいです。
4.禁煙茶
お茶でのアプローチです。
自分の生活にマッチしたものがいいですね。
5.禁煙パイプセット
禁煙グッズの定番。
少しずつ段階を踏んで禁煙していくことができます。
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