香りと脳と人間の本能
↑前回の日記の続きです☆香りの身体へのアプローチって「脳」へ信号を送ることから始まります。香りの分子は、鼻の付け根にある嗅上皮へ伝わり、この粘膜に香りの分子が付着すると刺激され、電気信号(インパルス)に変換され大脳へと伝わります。そして、大脳辺縁系の周囲にある想像の場と呼ばれる「大脳新皮質」へ。ここに香りが伝わり、視床下部や脳下垂体にもインパルスは伝わり、自律神経・ホルモン系・免疫系へ伝わります。そして、香りに対して、特別な場所があるんですよっ。それは「大脳辺縁系」旧脳とも言われますが、「嗅脳」と言ったほうがわかりやすい!嗅脳は、別名「動物脳」と呼ばれるほど、動物として生きて行くための必要な機能(水分・体温調節)や、本能(食欲・性欲・睡眠浴)、快・不快・喜怒哀楽といった感情を担当している場所です。そして、香りとの密接な関係の場所であり、匂いの刺激だけが五感の中で唯一ダイレクトに届けられるのです。「イヤだけどやらないといけないこと」ってありますよね?イヤだけど、やる行為。例えば、働いているといろんなことあります。イイこともあれば、悪いことだってあります。その時、この仕事辞めたい!なんて思ったこともありせんか?でも、辞めないのは「理性」で持って「辞める」という気持ちを自分が抑えているから。でも。香りについては違います。「嫌な匂いだけどガマンして嗅ぐ」という行為を私達はしません。嫌な匂いを嗅ごうとするよりも・・・それを避けようとします。 つまり。 「嗅脳」に直接働きかける香りに対して人は「本能」で対応しているのです。そして、嗅脳に直接香りが届くということは、新しい脳である大脳新皮質が司る人間としての知的活動(言語活動・空間認知力・運動脳力・図形の知覚など)の影響を受け付けないということ。だから、反対に私たち人間って、好きな香りに出会うと、とっても心地のいい気持ちになりますよねっ。それが嗅覚が持っているチカラなんです。でも、嗅脳って感情や本能を司る部分であります。だから、苦手なものがあるんです。それは、というと・・・。この続きは、また明日書こうと思いますブログランキングに登録してみました☆ココをポチッと♪お願いいたします