中村裕恵のナチュラルライフ

久しぶりの関西滞在で「チェコのオーガニック石鹸・ボタニクス」を発見でき大喜びでしたが、主目的は仕事です。土曜日の大阪は、「ニールズヤードレメディーズ心斎橋」でのＩＦＡアロマセラピスト養成講座で、「ナチュラルレメディ」を解説する４時間講義を担当しました。終了後に京都へ移動し、日曜日は「クラシカルホメオパシー京都」のホメオパス（ホメオパシー専門家）養成講座で「ホメオパシーが有効だった２０例」をレクチャーする６時間講義を担当しました。「ナチュラルレメディ」というのは、イギリス・ロンドンにあるホメオパシー薬局「エインズワース」のプロダクトを指しているので、端的にいえば「ホメオパシー」です。ですから、この週末は、ホメオパシーの講義三昧で、雪の降る関西から戻ってきました☆

思い起こせば１５年前、私はホメオパシーの存在を知りました。「物質がないモノがどうして効くのか？？！」。小中高校の学校教育でも、医大の教育でも、そんな教育を受けたことのない私が、最初からホメオパシーを信用するわけがありません。私は思いきり疑いました。半面、医学の世界にいると、「病気に対して、道理も叶い、薬理効果が検証されているものが、理論的には効くはずなのに、効かないのは何故か？？！」という大きな疑問も抱えて、日々の生活を送っていました。医者には「疑う目」と「信頼する目」の両方が必要です。ですから、１５年前、ホメオパシーが信頼に値するものかどうか、自分で確かめるべきだと思いました。

人間には、物質的な側面だけでない、心の領域もあるし、何より医学の世界で認めている「心身相関」、心と体が連動した表現がありますから、「心と体を結び付けている‘気'の存在」もあると思っています。ホメオパシーは「気の体系」です。気は「波動（エネルギー、力）」ですから、万人が五感で直接捉えられないので、その存在を疑うのは当然です。ですが、「物質的側面」も、「気の側面」も、私たちに内在していると感じるので、両方とも、必要な時に必要な量を使うことは間違っていないのではないかとも思います。そして、物質と波動の間でバランスをとることが、一番ナチュラルなんだと思っています

１９９８年、最初に「ホメオパシー紹介講座」をやらせていただいたとき、私は「効くのか、効かないのか？」という視点で疑っていました。そして、とても意外だったのは、物理学の専門家が３名参加してくださったのです。皆様に伺うと、「物理学は自然現象を扱う体系なので、波動の考えを基にした‘ホメオパシー'の存在は、かなり昔から知っている」との回答。物理学者は「物質性のないものが、どう証明できるのか？」という疑問を持たれていました。専門領域が違うと、疑う視点は違うんだなー、と実感しました。

にほんブログ村

ホメオパシーを疑いつつ、効果のある場合が確実にあるということを、日々の経験から、実感しています。疑う心は大切ですが、「ベストなタイミングで、ベストのものに出合えること」は、万人に与えられたチャンスだと思っていますので、疑いながらも、自然療法に目を向けていただけると嬉しいなと思います

一生懸命勉強して、役に立ちたいと思っている、アロマテラピスト＆ホメオパスの卵たちに接してきたので、感じたことをつい書いてしまいました

次回は、通常通りの色々なナチュラルなモノ＆コトについて、書きます