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カテゴリ:ホメオパシー
高校生の頃、試験勉強に身が入らず、「コーヒー飲んで、がんばるか!」と1杯飲んだあと、そのまま熟睡して、次の日の試験で思うような成績がとれなかったことがありました。私は、コーヒーに対する感受性が少ないようです。ホメオパシーの講義を担当するとき、「コーヒーに敏感なかたはいますか?」とよく尋ねます。私とは真逆の、すごく敏感なかたもいて、「コーヒー飲むと頭が冴えちゃって眠れなくなります」とか「コーヒー飲むとドキドキしてしまうので苦手です」とか、「ときどき頭痛が起こるので、好んで飲みません」といった返答がくることも。人間の個性は様々であるように、体質による感受性も色々です
さて、今回はコーヒーを。 コーヒーには鈍感な私も、コーヒーのアロマな香りに誘われて一杯美味しく味わったり、本当に今日は頭の動きが悪いなーと思うときやお腹いっぱいで胃が苦しいときには、美味しいコーヒーをグッと飲み干すことは、今ではちょくちょく行います。 コーヒーはアカネ科の植物で、種子を乾燥させて炒り、粉にして、熱湯で浸出して飲みます。発見当初は薬用にされたそうですが、13世紀半ば過ぎから嗜好品へと変化していきました。コーヒーには栄養はほとんどありませんが、アルカロイドを含みますから、私たちの生理に働きかけることは多々あり、中枢神経に作用して思考力や集中力を増したり、呼吸や運動機能を高めたり、心臓の収縮力を高める強心作用、腎臓に作用して利尿させたり、胃液分泌を促して消化を促進させたり、脳血流をよくして脳血管性頭痛を鎮めたり、二日酔いの頭痛を解消させたり、といったポジティブ効果が代表的なものになります。
冒頭にお伝えした「コーヒーに敏感な方々」は、上記のようなコーヒーのポジティブ効果を通り越し、コーヒーが過剰に働きかけたときのネガティブ効果を体感しているかたがたで、ホメオパシーの「プルービング(健康な人にレメディの作用を証明させること)」になります。コーヒーのホメオパシック・レメディはコフィアといって、以下のような状態のとき、バランスを促します。 頭の中に考えが駆け巡って寝付けない不眠(あらゆる感覚が鋭くなる) 周囲の環境に敏感になりすぎて興奮しすぎる産婦(陣痛の痛みにも過敏) 過剰におどけたり、興奮して叫んだりすることが多く、寝付きの悪い子供 耐えがたい頭痛で、精神も高揚する傾向が強く、興奮状態にいる 「似たものが似たものを癒す(類似の法則)」をモットーにしているホメオパシー。コーヒーのレメディは、興奮した状態に鎮静を促すパワーがあるようです アロマティックなコーヒー。上質なコーヒーを味わいたいときに適量味わい、不調のときには上手に使う、そんなナチュラルケアを目指したいものです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月24日 23時35分17秒
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