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カテゴリ:ホメオパシー
2002年頃だったでしょうか、アロマ&自然療法を勉強するため、フォールム・エッセンツィア・ヤーパンの研修でドイツへ行きました。6月、ドイツも植物の茂る季節です。一日、民族植物学者のシュトルル先生と「自然の中での植物観察」をしました。晴天の春、少し立ち止まっては、自生している植物の解説をしてくれる素敵な先生です。 この本は、シュトルル先生の共著作。内容は、バッチ博士の38種類のフラワーエッセンスの解説ですが、さすが民訴区植物学者の先生の視点から、ユニークに植物を解説しています。ヒーリングハーブズ社のエッセンスが好きな方には、お勧めの本☆ シュトルル先生との植物観察も、高台の草原から始まり、平地の町へ出てきて、もうすぐセミナーも終わりという頃、道脇に沢山の雑草が生えていました。自己紹介で、ホメオパシーも含めた自然療法全般を勉強していることを話してあったので、シュトルル先生は私に向かって話しかけられ、「触ってごらん!」と、その雑草を指して言われました。‘この雑草はネトルだっっ'と直感した私は「痛いですよね?」と質問。「その通り。でも、この植物はサラッと触るとチクっと痛いけど、グッと掴んでしまうと全然痛くないよ」と。私は、最初にチョコッと触れました。ほんの数秒ですがヒリっと痛み、‘植物のミツバチみたい’と思いました。その後、グッと掴んだら‘本当だ~、痛くない'と。改めて、植物のユニーク性を実感した一瞬でした。 ネトル Urtica dioica 葉にはヒスタミンと蟻酸があり、その成分のおかげでチクリとした痛みを感じさせます。言い伝えによると、シーザーの兵士たちが、寒いイギリスの地にネトルを植えたとのこと。寒さで足が凍えたとき、ネトルで足を叩き、生きる力を刺激したと言います。痛みの後に感じる、肌に浸透した後の特別な作用を知っていたのかもしれません。ネトルは血行促進作用を持ち、血流を刺激して、毛細血管まで血液を巡らせます。そして、再び、元気を回復させます。怪我の回復期やお年寄りの血行改善にお勧め。また、この植物はクロロフィル、ビタミン、ミネラルが豊富なので、肝臓&腎臓にもよく、バイタリティー・ティーとしてブレンドすることもお勧め。
ホメオパシーのネトル「ウルティカ」 Urtica urens 軽度のやけどで、強い刺すような痛みと痒みのある場合にお勧め。虫刺され、特に蜂に刺されたときにもよいレメディで、ミツバチのレメディApisと鑑別しなければいけない場合も多いです。蕁麻疹にも適応がある場合があり、全身のアチコチに痒みのある赤い発疹があり、特に甲殻類を食べた後の蕁麻疹の解毒役とも言われています。横になって静かにしていると、発疹と痒みはよくなるのに、起き上がると悪化する特徴もあります。 *ホメオパシーのレメディは、ネットショップ「クリーンライフ」での購入がお勧めです☆ 今回は、ハーブとホメオパシーの視点からネトルを紹介してみましたお気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月28日 07時51分31秒
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