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カテゴリ:ホメオパシー
今の時期、クリスマスローズが開花しているのを街中でもよくみかけます。花は落ち込んでいるかのように下を向いて咲きますが、少し覗き込んで写真を撮ったら、とても素敵な花でした☆今回は、今が旬のクリスマスローズを。 クリスマスローズ(学名はHelleborus niger)はキンポウゲ科の植物で、南ヨーロッパの岩場や山岳地帯原産で、耐寒性のある植物ですから、新春の庭を彩る人気の園芸種として世界に広がっています。この植物の根茎は短く黒いのですが、学名Helleborusはギリシャ語で「殺す植物」という意味。狩りのときに根から絞った汁を矢じりに塗ると、獲物の肉が柔らかくなるそうです。古代ローマでは、この植物を向精神薬として用いていた記録が残っています。また、古代ギリシャ・ローマ時代の哲学者は、長い討論会の前に神経を集中させるために、この植物でつくった飲み物を飲んだそうです。ただし、学名からも分かるように、この植物は毒性が強いので、現在、自然療法ではホメオパシー以外では使いません。クリスマスローズのホメオパシーは、慢性化している精神的な問題に使われますから、セルフケアとしては用いられていません 植物の科(Family)は、親戚のようなものなので、共通性が認められることがよくあります。キンポウゲ科には、クリスマスローズ以外に、西洋オキナグサや西洋トリカブトなどもいます。 西洋オキナグサとクリスマスローズは、花が成熟すると、垂れ下がってうつむき加減に咲きます。オキナグサの花のほうが小さく、風が吹くと揺れ動く様子が愛らしく、ウィンド・フラワーとも呼ばれています。オキナグサは学名をPulsatillaといい、やはり、ホメオパシーでは活用されています。こちらもクリスマスローズ同様、精神の問題にも使いますが、現代医薬品に「エビプロスタット」という日本新薬が作っている薬があり、その中の成分としても有名で、泌尿生殖器に働きかける力があります。なので、ホメオパシーでも、オキナグサは女性ホルモンのトラブルの解消に役立つことがあります また、オキナグサは、風邪の治りかけに役立ったり、花粉症の症状改善に役立ったり、お子さんのオタフク風邪の治りかけをサポートしたりと、ホームケアでもよく使われますので、クリスマスローズより、オキナグサのパワーを知ると、セルフメディケーションには役立ちます
キンポウゲ科のクリスマスローズ、可愛い花を観賞して、その美しさを愛でましょう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月09日 12時10分26秒
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