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カテゴリ:ホメオパシー
久しぶりにホメオパシーの話題を。ホメオパシーは、自然療法の中でも、セルフケアで使う範疇では、一番特殊な療法だと、個人的に思います。ですが、やはりホメオパシーには、いざという時に助けられます。「似たものが似たものを癒す、‘類似療法’」が基本原理にあり、戦前は「同毒療法」と銘打った医学書が出版されていました
今回は「カンサリス Cantharis vesicatoria」を。これは、スペイン蠅と呼ばれる、スペインや南フランス地方に多く生息し、丁度今頃、8~9月にかけて発生するハンミョウ科の甲虫のレメディです。原材料であるカンサリスの写真をアップしたいところですが、日本ではお目にかかることがないですし、甲虫ですから、ビジュアル的には微妙です カンサリスは、「膀胱炎のナンバーワン・レメディ」といわれていますが、主に、膀胱炎、火傷のセルフケアに役立ちます。この虫の持つカンサリジンという物質は、皮膚粘膜に強い刺激を与え、この虫に障ると、防御反応として、このカンサリジンが放出されますが、触れた皮膚は、すぐに焼けるような痛みを伴った紅斑ができ、水疱が形成されてしまいます。 今の時期、強い太陽を浴びると出来やすい、水疱形成&ヒリヒリと痛い火傷のセルフケアにはピッタリのカンサリスですし、排尿時や排尿後に焼けるような、切るような痛みを伴う尿道炎のセルフケアに役立ちます☆ 昔、職場の同僚の看護師が、熱湯の湯気を浴びて水疱形成してしまった火傷を負って、出勤しました。まるで、私を刺すように、私の耳元で「痛い、痛い、ヒリヒリする」と愚痴をこぼしながら仕事をしていましたが、よーく観察すると、非常にせわしなく、まるで、ハエやハチが飛ぶように、落ち着きなく、クリニックの中を動いているのです。「流石、類は類を癒すホメオパシー、これはカンサリスだ♪」とピンときた私は、彼女にレメディを。30分後には、痛みも引き、動きも人間らしく、しなやかになっていました。仕事からの帰宅後、まだ赤くなっている火傷後に、彼女はラベンダーを塗って就眠。次の日の起床時には、傷後も綺麗になっていたそうです 久しぶりのホメオパシーの話題でした ホメオパシーも紹介している、私の著書です☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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