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中村裕恵のナチュラルライフ

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2011年08月25日
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カテゴリ:ホメオパシー

私の好きなエッセイストの一人に植松黎(うえまつ・れい)さんというかたがいらっしゃいます。一番有名なエッセイは「ポケット・ジョーク(角川書店)」。1979年刊行で23巻まで発刊されている人気エッセイウィンク

植松氏は1986年にカリフォルニア大学サンタバーバラ校に客員として招かれており、その頃から毒草と親しむようになったそうですびっくり


【送料無料】毒草を食べてみた

2000年、文芸春秋刊で、非常にまじめな、多くの発見ができる逸品です☆

楽天ブックスでは売り切れているのですが、私個人的には、講談社から刊行されている「カラー図説 毒草の誘惑」が好きですウィンク

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「毒草の誘惑」の第三章が「ドラッグな毒草たち」というタイトルで、ひときわ目を惹くのが、「魔女に求めた‘愛の秘薬’ ヒヨスHyoscyamus nigerウィンク

この植物は、以前に紹介した、西村祐子さん著「魔女の薬草箱」にも登場します☆


【送料無料】魔女の薬草箱

ヨーロッパの自然療法好きのかたには、絶対お勧めの一冊☆毒草系の植物の知識を簡単にまとめるときには、「毒草の誘惑」と「魔女の薬草箱」は、時々読み返して知識の整理に使いますウィンク

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ヒヨスは、古代から魔法の力を持つ薬草だと認められていました。ナス科のヒヨスに含まれるアルカロイドのヒヨスチアミンやアトロピン、スコポラミンが、自律神経や中心神経に作用して、重量感を失わせ宙を飛ぶような錯覚に陥らせます。この酩酊感や幻覚症状が魔法のしわざに思えて、ヒヨスは「空飛ぶ軟膏&愛の秘薬」の重要な材料になったそうです(本当かどうかわかりませんが…)クール


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「毒草を活用する自然療法」といえばホメオパシー。勿論、毒は使いません。「植物の持つヒーリングパワー」を用います。ヒヨスは、ベラドンナとストラモニウム(チョウセンアサガオ)と並ぶ三大ナス科レメディで、ホメオパスは熟知しておかなくてはいけないレメディの一つ。セルフケアでは滅多に使いませんから、ここでは詳細は割愛しますが、ナス科のレメディの中では、最も神経の興奮が目立つレメディなので、ホメオパスとして活動しはじめ10年以上、頭の中に叩き込んでいるレメディの一つですが、未だかつて、このレメディが著効したクライアントとさんとは個人的な出会いがないことは、喜ばしい反面、このレメディが効くクライアントさんに出会いたいという願望もある私でしたスマイル

この植物のエピソードといえば、ホメロスの「オデュッセイア」に登場する魔女キルケ―です。男性を誘惑し、骨抜きにする元祖「魔性の女」ですびっくり

ギリシャの英雄オデュッセウスに惚れ、彼をおびき出すために彼の部下をブタに変えて捕獲。オデュッセウスは激怒し、キルケ―の館に乗り込みますが、迎え出たのは、蛇でも悪魔でもない(?!)美女。美女の誘惑に耐え、部下を助けにきたオデュッセウスの男らしさに益々惚れたキルケ―は、部下を全員ブタから元の人間の姿に戻し、喜び合った一軍を、丁寧にキルケ―は持て成しました。宴も終わりに近づき、ご馳走で満腹にもなって機嫌がすっかりよくなったオデュッセウスに黄金の盃に満たした‘特製の飲み物’を勧めると…手書きハート手書きハートトロイア戦争を勝ち抜き百戦錬磨の戦士であるオデュッセウスは、待ちわびる家族と残してきた部下のことも忘れ、1年以上もキルケ―のもとに留まってしまったそうです。「勇士を骨抜きにした魔女の秘薬」はヒヨスで作られていると言い伝えられ、毒草と秘薬の両面を持つ植物として、古代から人々を魅惑しているのがヒヨスなのでした。

…なんか、現実離れした、ファンタジックなエピソードで失礼しましたが、自然療法の世界の知るには、頭休めになっていいですよね(笑)






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最終更新日  2011年08月25日 23時28分28秒
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