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カテゴリ:シンガポール
2006年のハリ・ラヤ・プアサは、10/24(火)でした。
ハリ・ラヤ・プアサは、イスラム教徒の「お正月」とも言える マレー系の人たちの大切な行事です。 ハリラヤ・ライトアップ・セレブレーションは9/22~10/31まで。 歴史あるマレー人の町「カンポン・ゲラム」と「ゲイラン・セライ」は 華やかなイルミネーションでライトアップされています。 検索してみたけど 今年のライトアップの写真は見つかりませんでした・・。 いつの写真かわからないけど、1枚だけ発見→ここ見てね♪ イスラム暦では、1年を10ヶ月に分けるそうで 9ヶ月目がラマダン(断食の月)。 10ケ月目の最初の日、ラマダン明けをお祝いするのがハリ・ラヤ・プアサです。 ハリ (Hari) → 日 ラヤ (raya) → 偉大な プアサ (puasa) → 断食 ラマダンの1ヶ月は 夜明けから日没まで一切の飲み食いが禁止されています。 暑いシンガポールでスポーツしても、お水も飲めないの・・。 息子のテニスのコーチがマレーの方でしたが よく倒れないよね~っていつも思っていました。 ただし、この厳しいラマダンも 病気の人や、長旅をしている旅行者、妊婦、生理中の女性、小さい子供は免除。 ちょっとほっとしました。 ラマダンは、イスラム教徒の試練と苦行の月で いらいらして怒ったり 人の悪口を言ったり 嘘をついたりしないように 感情をコントロールする術を学ぶ、ということらしいです。 実際のところ、マレーの人が怒ってるの、見たことない! ラマダンの間に、日本のお正月と同じように 大掃除をして 新しい服やソンコック(帽子)、靴などを買い揃えて カーテンやテーブルクロスも新調。 グリーティングカードを出して ご馳走を準備します。 それから、モスクや孤児院への寄付も。 ハリ・ラヤ・プアサの当日は 朝早くからシャワーを浴びて身を清め 新しい服とソンコックに身を包んで モスクへ合同礼拝に行きます。 合同礼拝の帰りにお墓参りをすることもあります。 家に帰ると 子供たちは両親に、夫と妻はお互いに 去年1年間の自分のよくない行為を謝って 「サマサマ」(おたがいさま、の意味)と言って許し合う とっても素敵な習慣があります。 その後、めでたくおご馳走をいただく。 すべてを許し合った後、豊かで穏やかな気持ちで食べる料理は ご馳走でなくてもすごくおいしいでしょうね(*^-^*) ハリ・ラヤ・プアサの日だけに食べれるご馳走は ご飯をつぶしてモチ状にしたものをココナツの葉で巻いた 「ケトゥパ」という、マレー風のチマキ。 ほかに サテー (マレー風焼き鳥) カリー・アヤム (チキンカレー) サンバル・ウダン (チリ風味のエビの料理) オタオタ (魚のすり身を焼いたもの) ダギン・レダン (ココナツミルクとチリで煮た牛肉) 手作りの自慢の料理がたくさん~ 子供たちは、お年玉のようにお小遣いがもらえます。 親戚や知人の家を訪ねて ラマダンをつつがなく終えてハリ・ラヤ・プアサを迎えられたことを喜びお祝いします。 このお祝いの席には、イスラム教徒以外のどんな民族も招待してくれます。 イスラム教を信仰しようと思ったことはありませんが マレーの人はやさしくて大らかで、いつも笑顔で、本当に素敵。 ・・・時間にはとってもだらしないのだけれど(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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