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コメントでも茅原選手の2コースについて話題になっている、茅原選手の2コースについて考えて見たいと思います。
茅原選手が2コースでなかなか結果が出ないという印象があると思いますが、それは正しいといえます。 2022年の2コースの成績は、1着率17.6%、2連対率50.0%。 これがどれぐらいの数字かということで、2コース巧者の毒島選手と桐生選手の成績を見てみます。 毒島選手の2コースの2022年の成績は、1着率23.5%、2連対率58.8%。 桐生選手の2コースの2022年の成績は、1着率24.7%、2連対率56.0%。 こうやって比較すると、茅原選手の数字が極めて低い感じはしないですが、低いことは事実です。 しかし、茅原選手も2022年の前半は結構2コースは頑張っていました。 2022年上半期の成績は、1着率21.0%、2連対率57.8%。 かなり、毒島選手や桐生選手に近い成績を残していました。 ということで、2022年下半期の2コースがかなり苦戦していたことがわかります。 ではその原因はなにかといえば、スタートであると考えます。 もう少し正確に書くと、尼崎のフライングを境にスタートが遅くなっています。 それについてST順位と平均着順で比較して見ましょう。 尼崎周年より前 ST順 2.48 平均着順 2.81 尼崎周年より後 ST順 3.83 平均着順 3.33 明らかにスタートが遅くなり、着も下げていることがわかります。 ではスタートが何故大事かというと、スタート遅れるとまくられるからですね。まあ当たり前のことです。 しかし、それはどのコースでも言えることのように思いますが、とかく2コースはスタートが遅れると展開的に厳しくなります。 例えば、1コースで少々遅れても、2コースは差しに構えるので大丈夫だったりします。 同じく3コースも少々遅れても、4コースは差しに構えるので大丈夫だったりします。 では4コースは?といえば、4コースはそもそも5コースにまくられるコースで、そのまくりはツケマイではないことが多いので、問題無かったりします。 5コースも6コースが差しに構えるので大丈夫だったりします。 ということで、普通のコースは少々スタート遅れても隣の艇を止めることが出来る程度に壁になれていればなんとかなるのですが、2コースだけはそうはいかないですね。 2コースが遅れると3コースにとっては絶好のまくり差し展開となるわけで、それはツケマイされることを意味します。また、まくり差しでなくまくりを3コースが選択しても、3コースが先行しているとその引き波にハマりやすくないります。 2022年の後半、茅原選手の2コースが鬼門になっていた原因はスタートで不利になっていたことが原因でしょう。実際にレース映像を見ると、3コースに先行されて1マークをターンする展開ばかりとなっていました。 スタートが遅くなったことに関してはF持ちになったことが大きな要因だと思いますが、機力気配も悪いと届きませんし、スタート勘が合ってなくても遅くなりますし、複合的な要因がありますね。 2コースだけが展開的に苦しくなる原因は他にもあります。 それは、水面のレイアウトによるもの。現存の24場全て、1マークがスタンド側に振られています。 それによりコース幅が、スリット部よりも10m~20m狭くなります。 これが何を意味するかというと、1コースと2コースについては斜めに走らなくてはいけなくなり、1マークまでの距離が長くなるので、スタートの遅れが取り返し難いので、スタートが大事になるということもあります。なお、この点では1コースが一番不利ですが、先マイ出来ることが最大に有利なので問題視さないですね。(1コースで逃げるのも簡単ではないことは忘れないでおきたいですね。) それ以上に問題なのが、2コースに関しては1コースと3コースに挟まれる形になることです。それだけに2コースは1マークに入るまでに少し前にに出ておくなど、有利な隊形にしておかないと1マークで展開がなくなる可能性が高くなります。1コースは先マイ集中、3コースは自在戦に対して2コースは窮屈な走りを強いられます。 2コースの窮屈さを改善するためには、マイシロを確保するために3コースに寄せる方法があります。 しかし、3コースに近づきすぎると、3コースがまくりに構えても引き波の影響を受けるリスクがあり、得策とはいえません。また、1コースのマイシロに余裕を持たせることにもなる点でも、得策とはいえません。3コースよりも先行している状況であれば、3コースに寄せてもいいかもしれませんが、そもそも先行しているのであれば、寄せなくても3コースの引き波の影響を受ける可能性は低いことから、1コースに近い位置から差しを狙う方が正解かと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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