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2013/02/11
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カテゴリ:趣味の話

「スタートレック:クリンゴン」


データハウスビーグルが過去のスタートレック・ソフト群をiPhone向けに移植開始!


不意に舞い込んだニュースに心が躍った。
懐かしい! そして『なるほどその手があったか!』と手を打った。
「スタートレック:ボーグ」もあるぞ、「スタートレック:クリンゴン」もあるぞ、そういえば「キャプテンズ・チェア」も「インタラクティブ・テクニカルマニュアル」も「オムニペディア」(あれは違うか?)もあるぞ!…これからしばらく楽しみが続きそうだ。

スタートレック:クリンゴン

ゲーム「スタートレック:クリンゴン」
(iPhone/iPod Touch用)


1997年近辺は「スタートレック」ファンにとって幸せな時代だった。TNGの日本語放送が全7シーズンを走りきり、DS9もそれに続き、さらにVGYが始まり、映画版もカークとピカードが競演したかと思えばボーグがもの凄くカッコ良くなってスクリーンに再登場。シリーズのホットニュースが海外からも国内からも断続的に供給されてファンのモチベーションは上がりまくり、全国各地のファン組織も全体に健在だった。僕らのいたNiftyのスタートレック・フォーラムもたぶんあの頃が一番賑やかだったと思う。

出版物を含めて、商品もいろいろ出続けた。当時データハウスビーグルが送り出すソフトはどれもファンには涙もの。米国版のローカライズでありながら、ちゃんと日本語吹き替え版の声優を使い、用語も当然パーフェクト。版権元との交渉や採算あわせはさぞや大変であろうに、次々に良作ソフトをリリースしてくれた、神のような会社だった。
(注:スタートレック世界の「神」と呼ばれるキャラクターは概ねろくな存在じゃないので、「ありがたい会社」に言い換えます(笑)。)
当然、僕はそれらのソフトを軒並み買い続けた....と言いたいところだが、正直に白状すると、実はこの「スタートレック:クリンゴン」は買っていない。あまりクリンゴンに興味を感じていなかったこともあるが、当時は今以上に仕事が忙しくて、休日出勤はもとより、会社泊まりや出張の回数も多く、家でじっくり遊ぶ時間がほとんど無かったのだ。しかもその頃ちょうど結婚したこともあって、いろんな意味で余裕も無くなった。(クリンゴンを自称する女性と結婚したのに奇妙な話だが。) 周囲のファン仲間の熱狂をよそに、いくつか買い集めたソフトも何度か触っただけで埃を被りがちで、少しずつ買うタイトルを諦めるようになっていった中に「クリンゴン」も入っていた。

だが、今回は家で遊ぶPCではなくて「iPhone」だ。僕は今もほとんど終電帰りで、家で遊ぶ時間は取れないが、これなら通勤中や得意先への移動中(?)に遊べる! これは15年前の雪辱のチャンス!というか、あの頃たまたま手を付けなかったおかげで、2013年の今になってデータハウスビーグルのソフトをまるっきり新作気分で楽しめる!

...そんなわけで昔をいっぱい知っているくせに、ソフトの中身に対してはまるっきりビギナー、このちぐはぐ感が今回のブログのポイントだ(笑)。

昔話をし出したらきりがない。前置きはこのへんにして、肝心のレポートに入ろうと思う。

クリンゴン タイトル

 「スタートレック:クリンゴン」はムービー主体のアドベンチャーゲーム。基本的にはTVさながらのムービーを(それもTVと同じ配役の吹き替えで!)楽しみながら、時々画面上の選択肢を選ぶだけ。よほど臍曲がりでなければ、途中まではサクサク進む。(そして途中でぼこぼこ死ぬ)
どちらかというとゲームを楽しませるというより、新作ドラマを見せる方が主体で、そこに多少のインタラクティブ性を付加したというのが趣旨だろう。何しろ、このゲームのためだけにガウロン役の役者を呼んできて、シリーズの制作スタッフ達がシナリオを練り、いくつもの名作エピソードを撮ったライカーことJ・フレイクスが監督し、ちゃんとTVのセットを使って新撮映像を撮っているのだ。まさに本物の「新作」! それもスタートレック史上初(?)の、クリンゴン文化を"じっくり"体験できるエピソードだ。予算の大半がかかっているであろうムービーパートをきっちり見せずしてどうする?..というところかな。

まずいきなりガウロンが画面に登場。こっちにお構いなしに、クリンゴン語で喋りまくる。すみませんが総裁、日本じゃ3人くらいしか理解できないと思います。

お前も変われるぞ

途中からユニバーサル・トランスレーターが稼働して(?)日本語になったので、ようやく僕にも理解できるようになった。相変わらず地球人は軟弱だとか言ってる。クリンゴンを教えてやると言いつつ、それを軟弱な連邦のホロデッキシステムでやろうというのがオチャメだ。それに、あの当時と違ってDS9を最終回まで見てしまったせいか、ついつい頭の中で「悪いけど、あんたそのうち決闘に負けて死ぬよ。」と思っちゃうのが申し訳ない。
とにかくそのガウロンに誘われて、いよいよクリンゴン体験のシミュレーションプログラムが始まる。

妻の料理は最高だ~

始まりはクリンゴンの宴の席。ようやく一人前の戦士になる日が来たということで、どうやら祝ってくれているらしい。
クリンゴンはとにかく無骨な種族で、柔らかいベッドには眠らないし、食べものはほぼ"生"だ。当然「美食」の概念なんか無いんだろうと思っていたら、何とグルメ談義してるやつがいる!(笑) しかも地球人から聞いたレシピが最高だとか言ってる! クリンゴン、意外に幅広いぞ。なるほどガウロンが言う通り、地球人はクリンゴンの一面しか見ていなかったわけだ。
ガウロンも意外にいいやつだ。ガチガチの武闘派で後先構わず戦う印象があったが、実は思慮深く思いやりのある人間..じゃなくてクリンゴンのようだ。カーデシアを攻めたいばかりに、惑星連邦との長年の同盟関係をあっさり切っちゃった奴とは思えない。戦いに向かう旅の途上もクリンゴンのあり方を厳しく教えてくれる。でもなあ、この人そのうち決闘で死ん...いやいや考えまい、考えまい。(笑)

考えてもわかんないから、とにかく撃て

自分達の船の中も、戦いが基本。(笑) いつ自分の持ち場を奪われるか分からないし、食事も無くなるかもしれない。油断も隙もあったものじゃないが、不思議に嫌な感じがしない。いつも"死"を目の前に置いて生きるようなところがあって、甘えとか弱気を自然に排除できる。清々しいような、達観したような、確かにそれはそれで満足できる生涯になるかもねぇ。..
それに"力"だけが絶対ではないらしい。力が衰えても名誉は別なのだ。讃えることもクリンゴンのうち。
意外に良いかも、クリンゴンライフ? クリンゴン好きは世界に数多いと思うけど(注:あくまでファンの中での話)、そんなわけで皆さんの気持ちがちょっとだけ解った気がする。このホロデッキ・シミュレーションがクリンゴンを学ぶためのものとしたら、まんまと成功してますな。

死ぬ準備おっけー
死を覚悟して早々と盛り上がるクリンゴンの皆さん

内容をあまりネタバレするのもどうかと思うので、このへんにしよう。

選択肢型のアドベンチャーゲームは昔からある様式であり、方法論はおおむね2つだ。
1つは選択肢で大きく枝分かれするストーリー構造を持っていて、プレイヤーの選択次第で物語が大きく変化していくタイプ。ゲーム的であり、プレイヤーを積極的に引き込めるし、繰り返し遊んでもらえる。その半面シナリオを書くのは大変で、物語をいろいろなパターンで書かなければならない分、一つ一つの筋が細めになりがち。
もう1つはこの「スタートレック:クリンゴン」のように、ほぼ一本道のストーリーに少し枝葉が付くタイプ。先にも書いたように、伝えたいストーリーが明白にあって、少しだけプレイヤーに参加した実感を得てもらう。はなからゲームにせず、ムービーだけ見せても良さそうだが、時々区切った方がプレイヤーの集中力を繋ぎやすく、注目して欲しいポイントに目を向けさせる効果もある。
僕自身はゲームデザイナーとしてどちらのタイプのシナリオも書いた経験があるが、是非もなく前者が好きだった。ゲームである以上、プレイヤーに一方的にストーリーばかり語るのは筋が違うというか、潔くない気がしてしまう。プレイヤーに終始参加してもらい、悩んであがいてもらってこそ、作り手の醍醐味だと思っていた。
でも、この「スタートレック:クリンゴン」は"ほぼ一本道"の方法論がよくマッチしていると思う。新撮ドラマをフルに堪能できるし、ガウロンが保護者として付いている設定のおかげで、プレイヤーの選択肢が少ないのが不自然になっていない。クリンゴンの生き方を知ってもらうシミュレーションプログラムというメタファにもピッタリだ。これを前者のタイプのゲームにすると、プレイヤーが選択肢の部分ばかりに集中してしまって、物語の大筋が頭に残らなくなってしまう。スタートレック世界に浸る、という感じでもなくなってしまう。そもそもゲームとして難易度が上がるので、プレイヤーの幅を狭めてしまうかもしれない。
なるほど、骨格に据えるストーリーがしっかりしていれば、こういう作り方はじゅうぶん有効なんだな..。

さて、とりあえずゲームクリアしたものの、ガウロンが「いろんなパターンを試せ」と言っていたことでもあるし、明日もチャレンジしますかね。
こんな感じで、将来的にいろんなシミュレーションプログラムがiPhone内(?)の「ホロデッキ」にストックされたら楽しいだろうなあ。..データハウスビーグルさん、次は「スタートレック:ボーグ」あたりをお願いします(^^)/


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Last updated  2013/02/14 12:14:57 AM
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