歌うカウンセラー関根洋子のFreedom　Train～心の赴く場所へ～

人間、生きていれば楽しいことや嬉しいことだけではなく
辛いことや苦しいことがある。

こんなときは、パーっと飲んで歌って。。。
でもそのきはすっきりしても、また。。。


そこで！！
みなさんのその苦しみや悲しみは、もしかしたら自分で作り出している
ものかもしれない。。。

今日はそんなお話です。

さて、ここでみなさんにクイズ！！

Ａさんは、とても優しくて几帳面な女性です。
気配りは天下逸品で、仕事もきちんと期限を守る、上司からも信頼の厚い
女性。みんなから愛される性格ですが、なんだかいつもちょっと暗め。

さてなぜだと思いますか？？



正解は、Ａさんが

｢すべての人に愛されなければならない｣　

というIrrational Beliefイラショナル・ビリーフ＝「非合理的な信念」
を持っていたからです！！

すべての人に愛されなければならない。。。なかなか
難しく、しかもできそうにない、そして大変そうな信念ですね。。。

このイラショナル・ビリーフについては
心理療法家アルバート・エリス(Albert Ellis)が
論理療法の中のABC理論で述べています。


A：Activating event（出来事）
B：Belief（信念、固定観念）
C：Consequence（結果）

A（出来事）からC（結果）に辿りつく際に、B（信念、固定観念）を必ず通るので
B（信念、固定観念）がどんなものかによって、C（結果）は変化するという図式です。

確かに、たくさんの人に愛されるのはいいことですが
すべての人に愛される必要はないし、もっといえば
人に愛される・愛されないとは関係なしに具体的になにかをするべきであって
その結果、人が愛してくれればありがたいし、愛されなくとももともとでもあるのです。

Aさんに必要なのは｢嫌われる勇気｣なのかもしれませんね。


人はそれぞれ、このようなイラショナル・ビリーフを持っていて
その結果、それが苦しみや怒りに繋がっているケースがあります。

私の場合でしたら｢合理主義｣がそれにあたります。
なんでも合理的でないと気が済まない面があって、待たされたり
また自分が考えたようにすすまなかったりすると、イライラしてしまうことが多いのです。

でも自分のことを｢合理主義者｣だときちんと自覚していれば
上記のようなことでイライラしはじめた自分に
｢また合理主義が顔を出しているよ！もしかしてちょっと疲れてるの？｣
などと自分で、信号を出すことができて、客観性を保つことができるのです。


みなさんもデキるビジネスマンを目指して、自分のイラショナル・ビリーフを
見つけてみてはいかがでしょうか。

そして、もし自分でなかなかみつけられない。。
みつけたとしても、それをどうしていっていいかわからない。。
そんなときは是非、お手伝いさせていただければ嬉しいです。