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カテゴリ:オヨヨ日記
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>>>>>>>>>> 精進料理 喜心・老心・大心 渋谷区神宮前に店を開いている「月心居」(1)の朝は、「ごますり」から始まります。店の主人、棚橋俊夫氏は毎朝30分間、正座して、心を鎮めてすり鉢に向かいます。 精進料理が日本に伝わったのはいつのことか分かりませんが、精進料理の基礎を築いたのは道元禅師であると言われています。道元禅師が著した『典座教訓(テンゾキョウクン)』と『赴粥飯法(フショクハンポウ)』(2)は、精進料理にとってもっとも基本なものです。これには調理法がほとんど出てきませんが、作るときやいただくときの基本的な心構えが載っています。 >>>>>>>> ここで一つ気になるのは、「精進」という言葉です。「精進」という言葉をどのように考えたらいいのでしょうか。 道元禅師の『典座教訓』(2)の中に、「事を作(な)し、務めを作(な)すの時節は、喜心・老心・大心を保持すべき者なり」とあります。喜心とは、喜びをもってことをなす心です。老心とは、親がわが子を思うような心のことです。そして大心とは、大きな山のように心をどっしりとさせ、偏ったり固執したりすることがない心です。 禅寺で典座(テンゾ:修行僧たちの食事に責任を持っている人)の地位にあるものが食事を作る際に、忘れてはいけない心構えとして、この三つの心を述べています(参考サイト1・2)。この三つの心は料理を作る場合のみではなく、すべての事を行う際に必要な心がけでもあります。 料理を作る際にもっとも重要なことは、食べる人のために心を込めて作ることだということが分かりました。この心を忘れてしまって形だけの料理を作っても、食べた人は美味しいとは思ってくれないでしょう。真心を込めて料理を作ること、すなわち三つの心(喜心・老心・大心)をもって料理を作ることが、精進になるのです。『典座教訓』の中に出てくる中国の老僧が述べているとおり、経典を読むことや、座禅することと同じくらい、三つの心を込めて料理を作ることが精進となるのです。 http://www.mansai.jp/feature/shojin.html http://ikiiki.shinnyo-en.or.jp/title_05.html 大地の恵から生まれる精進の心~月心居主人 棚橋俊夫さん 放送日 20001年 6/16(土) 9:00-9:15 19:15-19:30 6/26(火) 9:00-9:15 19:45-20:00 精進料理の世界で鬼才と呼ばれる棚橋俊夫さん。 その棚橋さんのお店があるのは、東京・表参道。 表通りの喧騒を抜けたところに、「月心居」の看板が目に入ってきます。 一歩店内に入ると作務衣を身につけた棚橋さんが迎えてくれます 店 舗: 月心居 住 所: 東京都渋谷区神宮前4-24-12 電 話: 03-3796-6575 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月16日 23時58分33秒
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