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2007.10.04
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みなさんは子供の頃の家族旅行の思い出って何かありますか?

いい思い出、悪い思い出、

行きたかったけど行けなった人、行きたくないのに連れて行かれてた人、

きっといろいろだと思います。

 

夏休みに前になるとクラスの子達は

「私、ディズニーランドに行くねん!」

「私、海に行くねん!」

「ねこドルちゃんは~?

私 「まだ決まってへんねん」

 

そうです、夏休み前に家族旅行の予定なんて

決まっていたことなんて一度もありません!

そうです、予定なしで、その日は突然やってくるのです。

 

ある夏休みの朝、ラジオ体操から帰ってきた私達子供に

親父「オイ、旅行行くぞ!!」

私 「いつ?」

親父「今日や!」

私 「えーーーー( ̄□ ̄;)今日?!」

親父「そうや。はよ用意せー!泊まるからな~」

私 「泊まるん?!いつまで?」

親父「分からん!!」

 

それから大慌てで旅行の準備をし、

遊ぶ約束してた友達にキャンセルの電話を入れ、

犬の散歩に行き、

ニワトリにエサをやり(ニワトリいたの?!って話ですよね?www)

インコにエサをやり

熱帯魚にエサをやり

もう、みんなてんやわんやですよ(--;)===3

 

なんとか車に乗り込み、

さあミステリーツアーの始まり始まり~

だって、親父が連れて行ってくれる旅行は

行き先も宿泊先も日数も決めてあったことなんてありませんもん。

 

だから海に行く時もあれば山に行くこともある、

テント張って泊まる時もあれば車の中で泊まる時もある、

実にへんてこな旅行です。

 

その中でも忘れられない旅行があります。

私が小6の夏休みです。

毎年のように突然ミステリーツアーが始まりました。

どーやら岡山方面のようです。

鳥取砂丘・・・蒜山高原・・・

あちこち観光して蒜山高原の、とあるお土産屋さんで親父に

話かけてきたおばさんがいます。

しばらくすると

親父「オイ!行くぞ!!車に乗れよ~」

なぜかそのおばさんも同乗してきました。

 

おばさんの案内通り車は進みます。

どーやら、今日の宿泊先を紹介してくれるみたいです。

 

はい、ここで解説!!

親父は毎回宿泊先を決めて旅行に行ったことなど一度もありません!

新婚旅行ですら行き当たりばったりだったそうです。

なので、この時も当然。

 

しかもこの年、お盆の真っ只中!!

旅館もホテルも民宿もいっぱいです。

ところが、そのおばさんの知り合いの民宿に空室があると。

 

はい、着きました!

その時の感想を一言で言うと・・・

w( ̄▽ ̄;)wワオッ!! 

です。

感じでいうと・・・

今でいう古民家をお化け屋敷にしたみたいって思って下さい。

 

とりあえず中へ・・・。

通された部屋は、なんと住人の居間の隣の部屋!!

 

民宿の人「ゴハンの用意をしますので、お風呂へどーぞ」

 

みんな怖くて動けません。

ここはまずお父上様、お先にどーぞ!

とゆーことで、親父がお風呂へ。

 

10分ほどで上がって来ました。

親父「なんやここの風呂は・・・」

 

母と私は恐る恐る見に行きました。

客が入る風呂に、そこの住人の洗濯物や長靴、

掃除道具らしきホースとブラシ、

今にもつぶれそーな洗濯機。

そしてなにより汚い!!

カビだらけ( ̄□ ̄;)

 

しばらくすると、ゴハンの準備が始まりました。

サビサビのホットプレートがテーブルの上に置かれて、

汚れが取れてない皿が配られて、

液ダレした調味料が置かれ、

もう、この時点で食べる気がなくなってた時に

食材が運ばれてきました。

・・・・・・・・・?マジで?コレを食べろと・・・?

 

輪切りにされた玉ねぎも

半分に切られたピーマンも

斜めに切られたニンジンも

すべて切り口にサビがっ?!

 

たいがいのことには動じない親父が

親父「コレはアカンやろ・・・」

って言いました。

 

母 「こんなん、この子らに食べさせられへんわ~お父さん、もう出ようよぉ~」

親父「そやな、出よか」

 

たいがいのことは

親父「文句言うな!!」

って言う親父が素直に民宿を出ると言い出しました。

親父もよほど、だったんだと思います。

 

逃げるよーに民宿を出た私達家族は行くあてもなく車を走らせました。

と、そこへ1軒のラーメン屋が見えてきました。

夕飯を食べずに出たので、ひとまずそこへ入ることに。

 

親父はこれまでのいきさつをラーメン屋の店主に話してました。

親父「かくかくしかじか・・・」

店主「ぁあ~、それ、だまされたんちゃうか?!」

親父「はっ?!」

店主「そのおばさんと民宿、グルやで・・・たぶん。」

親父「 (-゛-メ) ・・・。どないしましょ?どっこもいっぱいで泊まるとこないんですわ」

店主「盆やからな~もうどこもいっぱいやで!あ!でもあるかも!!」

 

なにやら「あて」があったよーで、親父が店主から詳しく話を聞いてました。

私達は車に乗り、ただ到着を待っていました。

 

はい、到着!!

 

ん?何で?

車から部屋に直結??

でも、かっこええやん!!

こんなん初めて見たわ!!

 

部屋に入ると部屋中ピンク。カワイイ~~~(*´∇`*)

ベッドもシーツも枕もお風呂も・・・カワイイ~~~(*´∇`*)

 

でもベッドが足りません。

まだ小さかった妹と母がベッドで

親父はソファーで

私と弟はカーペットの上で

とりあえず寝ました。

 

朝になり、みんなで

「昨日の民宿はなんやってん(#`皿´)」

とブーブー文句言いながら帰路につきました。

 

その時には疑問に思わず年月は過ぎ・・・

私も大人になりました。

 

大人になった私は

「あっ!!!!あの時のホテルって・・・

もしかして・・・ラブホォォォーーーー?!」

って気付く時がきたんです。

 

母にも確認しました。

私 「めっちゃ昔の話なんやけど・・・あの時のホテルってラブホ?なん?」

母 「そーみたい。あそこしかあいてへんかったんやって」

私 「マジで・・・・(--;)私、家族でラブホ泊まったん?マジでか・・・(--;)」

 

この日本に家族でラブホに泊まった人いませんかぁ~~~~(T T)

 

翌年、私は中学に上がり、部活も忙しくなったので

このミステリーツアーが最後の家族旅行になりましたとさ。

おしまい、おしまい。

 

kazokuburogu今だから笑える家族旅行の思い出(^^)

banner_01.gifでも当時は大変でした(^^;)






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Last updated  2007.10.04 18:34:11
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