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カテゴリ:極上の暇つぶし 映画
なんと往年の名画、しかもアカデミー賞受賞作を…
米 ジョン・フォード監督 モノクロームですよ、みなさん。 舞台は19世紀末の英国、ウェールズの炭鉱の町。10歳のヒューの目を通した、移り行く炭鉱の町と家族の歴史を描いています。 ヒューの一家は、父も兄たちも、みんな炭鉱の男。みんなで力を合わせて、貧しくとも平和な毎日を送っていた。 この一家の絆に影を落とすのが、鉱山の経営者による労賃値下げの断行。 若者たちは労働組合を結成して闘おうとするが、昔かたぎの父は反対する。 やがて父と息子は対立し、次々と不幸に見舞われて… ヒューの成長や姉の恋を交えながら、じっくりと静かな感動を呼び起こされる作品でした。 私が印象的だったのは、昔から谷間から谷間へ(山頂と谷かな?)の伝達の手段として、歌が使われていた、というシーンです。 日ごろから、英国のサッカーのスタンドの応援を見て、「イギリス人のおっさんたちは声量があるし歌がうまいなあ」と感じていたのですが、こりゃあ、うまいはずだ…と思いました。 うろ覚えですが、兄の一人の歌が高く評価されて、女王陛下の前で歌う栄光を仰せつかる(?)場面がありました。 当初、オールロケの予定だったものが、ヨーロッパの戦争の拡大で、スタジオにウェールズの炭鉱町を再現した大オープンセットを作ったのだそうです。 地味な印象ながら、キャストもスタッフも豪華な、すごい大作だったんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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