中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-

ありがとうございます！（2008年12月分）

ご協力いただきました皆さまへ
　

この度は、温かいお心遣いをいただき誠にありがとうございます。
中之島公園の猫とボランティア一同、心から感謝しています。

昨年１２月、中之島公園の猫たちを保護するためのシェルター、 「猫の部屋」が誕生しました。
私たちの大切な「猫の部屋」は、「大阪市北部方面公園事務所」有志の職員さんたちによって
建てられました。
以前からその職員さんたちは、公園に犬や猫たちが増えている現状に危機感を持っておられました。
一時的に排除したとしても根本的な問題解決にならないことを、現場で業務を行っておられる立場で切実に
感じておられたのだと思います。
そして、私たちの「今いる猫たちを助けたい」、「これ以上、不幸な命を増やしたくはない」という願いを理解し、
協力してくださったのです。

「猫の部屋」を建てるにあたり、建築場所や資材など、すべて公園事務所で用意してくださることになりました。
工事のことを知ってから約２ヶ月間、どこに協力を求めても安心出来る回答はもらえず、不安で押しつぶされ
そうになっていた私たちにとって、具体的な協力と提案をしてくださったことがどれだけ嬉しかったことか…

私たちが初めて「猫の部屋」を目にした日、ある職員さんは言われました。
「こんな粗末な建物しか用意出来なくて申し訳ありません」
まだ内部の細かな部分は完成していませんでしたが、すべて手作りで出来た「猫の部屋」はとても頑丈で、
少しでも猫たちが快適に過ごせるようにと考えて作られた建物でした。

職員さんたちは、この「猫の部屋」を建てるに際して、毎日の忙しい仕事を終えたあと、何日にも渡って
夜遅くまで作業をしてくださいました。
そして「猫の部屋」を建ててくださった職員さん以外にも、建設にあたって必要なものを買いそろえるために
「北部方面公園事務所」の多くの職員さんたちや、公園管理の本局である「ゆとりとみどり振興局」の職員さん
たちからもカンパという形でご寄付をいただいたそうです。

１１月半ばから１２月初め、
夜になると一気に気温の下がる中、凍えそうになりながらコツコツと作ってくださった「猫の部屋」
公園管理に携わる大阪市の職員さんたちからの温かい気持ちで出来上がった「猫の部屋」
「粗末な建物」と恥ずかしそうに言っておられましたが、それは私たちにとって、どんな立派な建物よりも
素晴らしいシェルターに見えました。
あの日のことは、今も鮮明に覚えています。

この１年、私たち「中之島公園猫対策協議会」は、様々な立場の皆さまから多くの温かいお気持ちを
いただきました。
そのお陰で「猫の部屋」に暮らす猫たちは、命を繋ぐことができたのです。
あらためて皆さまには、心からお礼を申し上げます。
１年前には、果たしてこの活動が皆さまに受け入れていただけるのか、またどれだけの結果を残せるのか、
明確な答えはありませんでしたが…
１年経った今、私たちは確かな手応えを感じています。

市民だけでは出来ないこと、行政だけでは出来ないことがありました。
互いが歩み寄り、協働することの大切さを知りました。
また多くの皆さまから、温かいご協力と力強い応援をいただきました。
揺るぐことのない大きな支えがあることのありがたさを知りました。
その結果、野良猫と呼ばれていた多くの猫たちが、新たな猫生を幸せに歩み始めました。
これが確かな手応え、私たちの活動が残してきた確かな結果だと自負しています。
本当にありがとうございました。
これからも引き続き、どうかご支援・ご協力をお願いします。

【2008年12月31日現在】

※ご協力者様のお名前は、フルネームのイニシャル（またはハンドルネーム）での表記にさせていただいております。
ご住所が不明な場合は、お名前のみの表記になっております。
また個人名さまが不明な物資につきましては、送付先ショップ様のお名前と「個人名さま不明」と記載させていただいております。

なお当協議会には事務所等がありませんので、受け取り先を協力団体さんにお願いしております。
そのため一覧表に掲載させていただくまでに少し時間がかかり、ご迷惑をおかけしておりますがどうかご了承ください。
送っていただいた支援物資につきましては、すべて「猫の部屋」で大切に使わせていただいております。
不明な点などがありましたら、お気軽にこちらまでご連絡ください。