中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-
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中之島タキシード
大阪・中之島公園から我が家にやって来た元野良猫タキシード。 彼女が工事で閉鎖中の公園に取り残された仲間を救うために、ブログを立ち上げました。 すべての猫たちが救われますように！
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子猫が、まだお母さんのおっぱいを飲んでいる時… お手々をグーパーしながら、おっぱいをキュッキュッと押す動作 秘書たちは、その可愛い動作を「ふみふみ」と呼んでいます 「ふみふみ」は子猫だけでなく、大きくなった猫たちが甘える時にもします 撫でてほしい時、抱っこしてほしい時、声をかけてほしい時、寂しい時… 目を細めて、ゴロゴロ言いながら、お手々をキュッキュッと動かします 「猫の部屋」の仲間たちも、撫でている秘書たちやボランティアさんたちの手に… 猫ハウスの中の毛布に、団子になってる他の仲間たちの背中に… ふみふみ、ふみふみ…可愛い動作をしていることがあります
「猫の部屋」ワンルームには、現在、いろんな性格の仲間たちが暮らしています 怒っていたり怖がっていたり 早く何とか落ち着いてもらえるように、安心できる場所があるほうがいいだろうと、少し狭いですがワンルームを置いています 体調が悪い子たちにも、症状ごとに出されたお薬を飲ませて、毎日の体調を細かくチェックすることが必要ですから、ワンルーム住まいをしてもらっています
そのワンルーム住まいの仲間たちの中に、ミミちゃんという小さくて可愛い女の子がいます 見事なハチワレ、大きなはっきりした目、可愛いピンク色のお鼻 ミミちゃんは、とてもはっきりしたお顔をしています しかし… そのはっきりしたミミちゃんのお顔を、秘書たちが初めて見たのは、「猫の部屋」にミミちゃんがやってきて、しばらく経ってからのことでした。
バラ園からやって来たミミちゃんは、本当に大人しくて極度の怖がりさん 公園時代からミミちゃんを見ておられたボランティアのSさんも「本当に怖がりで怖がりで…何かあると、すぐに隠れてしまうの」と言っておられました。 「猫の部屋」に来た直後、 ワンルームの中に置いた猫ハウスに隠れたっきり、お外に出てこなかったミミちゃん ご飯も食べず、トイレも人がいる時には使わない… みんながミミちゃんのことを心配していました
「ミミちゃん、ご飯食べてくれるかなぁ」 秘書たちがお当番の日 やはりミミちゃんは、全くお顔も見せてくれなくて、ご飯のお皿もそのままでした 「…ミミちゃん、お腹すいちゃうよ」 秘書たちがミミちゃんに話しかけていた時、Sさんがやって来ました。
「ミミちゃん、ご飯食べてくれないんです」 秘書たちがSさんにそう言うと… 「じゃあ、新しい缶詰を開けてみましょうか」 そう言ってSさんは、新しい缶詰を開けて、ミミちゃんのお皿に入れました 「ミミちゃん、缶詰だよ缶詰好きでしょ出ておいで」 そうするとミミちゃんは、そーっと猫ハウスの入り口からお顔を出しました そしてSさんのお顔を見て、新しい缶詰を食べ始めたのです 「さすがSさんやっぱり、すごーい」 一生懸命食べているミミちゃんを見ながら、秘書たちはすごく嬉しかったそうです
ミミちゃんが信頼するSさんと一緒にいたからか、その日以来、ミミちゃんは秘書たちの前にも姿を現してくれるようになりました 「ミミちゃーん、ご飯だよ」 ご飯を置くと、猫ハウスからお尻だけ見えていたミミちゃんが、そーっとお顔を見せてくれます ご飯もちゃんと食べてくれるようになりました お掃除の時、猫ハウスからチラッとこちらを見ているミミちゃん ゆっくりミミちゃんの背中や頭を撫でていると、秘書たちの手にスリスリしてくれるようになりました 「ミミちゃん、きっと寂しかったんだよね…」 ミミちゃんと大の仲良しになったボランティアのKさんは、自称「隠れミミファン」です なぜ隠れる必要があるのかは謎ですが… すごく怖がりのミミちゃんが、一生懸命に甘えてくる姿を見ていると、たまらなくなるようで… 「早くミミちゃんにも、優しくて安心させてくれる里親さんを見つけたいよね」 いつも秘書たちに、そう言っておられます
怖がりで臆病な猫ほど、本当は寂しがり屋です 無邪気に思い切り甘えたいけれど、心を許して甘えていいのかどうかがわからなくて… 怖くて仕方ないのかもしれません 怒っている猫たちも、元々は怖くて仕方ないから、近寄ってこないように怒っているのでしょう 本当はみんな、心から信頼できて、遠慮せずに甘えられる人の側で、いつも安心して過ごしたいと思っているのですが… うまく気持ちを伝えられない猫たちが「猫の部屋」には、まだたくさんいるのです
先日、秘書たちは、ミミちゃんの意外な姿を見たそうです。 お当番の日 夜になって、秘書たちは「猫の部屋」から帰ろうと、仲間たち１匹１匹に「おやすみ」のご挨拶をしていました。 「ミミちゃん、おやすみ…ゆっくり寝るんだよ」 ミミちゃんのお部屋にご挨拶をした時、ミミちゃんは猫ハウスの入り口にお手々を揃えて、こちらを向いて座っていました。 そしておもむろに、お手々をキュッキュッと動かしながら… ふみふみを始めたそうです 秘書たちをずっと見ながら、一生懸命に小さなお手々を動かすミミちゃん。 そのふみふみが、ドンドン、ドンドン早くなって… それは秘書たちが生まれて初めて見るほどの、すごい早さのふみふみだったそうです。 小さなお手々で、猫ハウスの毛布を掴んでは離す、掴んでは離す… その早くて一生懸命なふみふみを、秘書たちは絶対に忘れないと思います ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊** 一人で多くの方に中之島公園の仲間たちのことを知ってもらえますように！ ポチっとご協力をよろしくお願いしますm(_ _)m → → → → → → → → →
覚悟を決める/追記 2014.03.04 コメント(5)
覚悟を決める/ 後編 2014.03.03 コメント(4)
覚悟を決める/前編 2014.02.27 コメント(3)
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「猫の部屋」ワンルームには、現在、いろんな性格の仲間たちが暮らしています
怖がっていたり
バラ園からやって来たミミちゃんは、本当に大人しくて極度の怖がりさん
「ミミちゃん、ご飯食べてくれるかなぁ
」
缶詰好きでしょ
出ておいで
」
やっぱり、すごーい
ミミちゃんが信頼するSさんと一緒にいたからか、その日以来、ミミちゃんは秘書たちの前にも姿を現してくれるようになりました
ミミちゃんと大の仲良しになったボランティアのKさんは、自称「隠れミミファン
」
