[きっかけ] ブログ村キーワード
今日、5月の第2日曜は「母の日」
皆さんもお母さんに
何かプレゼントしましたか
我が家には、おばあちゃんに
秘書たちからお花が届きました
こっそり触ろうとしていたら
おばあちゃんは
「こら、触ったらあかんえ」と笑いながら
私を抱っこして
お花を見せてくれました
公園にあったような
大きくて立派なお花じゃなかったけれど…
ニコニコしているおばあちゃんは
とても嬉しそうでした
私は、お母さんのことを
覚えていません
いろいろ調べてみても
詳しいことはわからないまま…
気がついた時には公園にいて
そばには仲間たちがいました
ただ、秘書たちの記憶では
私と出会う前にも
タキシード柄の猫がいたらしく
私とそっくりだったとか…
実は、秘書たちは
その猫と私を
ずっと間違えていました
そのタキシード柄の白黒猫さんと私
残っていた写真を見ても
手足の黒の配分が違うくらいで…
確かに、自分でも似ていると思います
ただ、ひとつだけ決定的に違っていたこと
白黒猫さんには
丸いお目々が両方ありました
秘書たちが白黒猫さんと
最後に会った時は
ちょうど剣先で風邪が流行っていた頃でした
しばらくして、私が現れた時
秘書たちは
白黒猫さんも風邪をひいて
片目が塞がってしまったのだと
思ったそうです
いつも遠くから見ているだけで
ご飯をあげていたわけでもなかった
秘書たちですが
あの時、片目を閉じたまま
オドオドと過ごす私の姿を見て…
何だか、すごく責任を感じて
ショックを受けたのだと言いました
秘書たちの住む京都に初めて来た日
私は病院へ行きました
これからずっとお世話になるであろう先生は
私の塞がった片目を見て
秘書たちに言いました
「この子には、眼球を形成した形跡がない…」
「へっ」
「元々、片目しかないってこと」
「えっ、じゃあ、瞬膜がくっついたんじゃ…」
「うん、違うよ」
私と同じように片目で生まれる猫も結構いるらしく
グルグルとひっくり返されて
いろんなところを診てもらったのですが
最後に、先生は一言
「はい、問題なしの健康体、大事にしてあげなさい」
秘書たちは診察室で
腰が抜けそうになったそうです
私と剣先の仲間たちがいちばんに入った
初代「猫の部屋」には
わざと屋根が作られていない場所がありました
12月で寒かったけれど
カイロの入った暖かい箱があって
防護ネットだけの天井から見える冬空や
空気の匂いを感じることができました
ただ、ワンルームは
屋根のある場所に置かなければ
ならなかったのですが…
ある日、かなり強い風を伴った雨が降りました
思ってもいない場所から雨が吹き込んできて
ちょうどその場所にあったのが
私のワンルーム
びしょ濡れになった私は
風邪をひいてしまいました
私の目のことを
ずっと気にしていた秘書たちは
涙目になっている私を見た瞬間
以前のことを思い出して…
どうやら、それが私を連れて帰ろうと
決意した理由だったようです
何度も家族会議を開き
悩みに悩んで決めたそうですから
確かに診察室で腰が抜けそうになったのも
無理はないかもしれません
これが、私と秘書たちの
一緒に暮らすようになったきっかけです
だから余計に
私は、白黒猫さんのことが気になります
私が公園時代に産んだ4匹の子供たちは
真っ黒の毛並みだったくろちび
ジジのように、白い毛が胸にちょこんとあるムネシロ
産まれた時は真っ白だったのに
どんどん色が出てきたココ
そして、私そっくりの
タキシード柄だったコタキ
もちろん同じ毛色だからって
そうだとは限らないと思っています
でも、何だかとても気になってしまう…
秘書たちが最初に出会った
私そっくりなタキシード柄の白黒猫さん
どこに行ってしまったのかも
わからないし
誰だったのかもわからないけど…
その白黒猫さんのお陰で
私は今、ここにいて
ブログを書いています
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nekomat@nifmail.jp
私は、秘書たちからこの話を聞くたびに
白黒猫さんのことが不思議な存在に感じられます
私がお家猫になるきっかけをくれた白黒猫さんが
もしも、お母さんだったら…
すごく会いたいです
私だけでなく、仲間たちも
自分をこの世に生んでくれたお母さんのことを
覚えていない子は多いです。
また自分が生んだ子を失った仲間もいます。
私たち野良猫からみれば
親子そろって「母の日」をお祝いできることは
とても幸せなことだと思います
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