奥秩父・雲取山バックパッキング4★下山だ!!
荷物のパッキングも完了!山の反対方面に下山することにする。ルートは大ダワを通り日原林道から日原鍾乳洞へ抜けるコース。あ、2日目の日記に書き忘れてしまいましたが、2日目はお祭りから後山林道を登り、三条の湯経由で頂上へ。ちなみに三条の湯には山小屋があり文字通り温泉がある。1人500円でこの温泉に入らせていただくことが出来るのでこのお湯に入りに来るだけの人も結構いるそうだ。長ーいハイクの後の温泉は最高です。これは山を登ってきた人だけの特権とも言える気持ちよさ。オヤジみたいに「ぐあ~~」と唸り声をあげてしまいました。さて、話は3日目に戻り・・・今度は下り道をテクテクと歩く。登り道が続いた後のほんの少しの下り道は天国のように思えるのだが、ずーーっと下りが続くと太ももの辺りがプルプルしてくる。足だけで自分の体重すべてを支えなくてはならないので(登りのときはつらくなったら手でその辺のものを つかんで自分の体重を持ち上げることも出来る。)嫌でも自分の脚力の無さを思い知らされることになってしまう。しかし、帰り道の景色もこれまたすばらしいものでした。行きのルートに比べてあまりポピュラーではないのかあまり人と出会うことも無く、森の感じもまさに原生林!!あちこちで枯れ木がトレイルをふさいでおり、それをまたいだり、くぐったり・・・枯れ木にはコケがびっしりと生えていてそれもまたきれい。屋久島に一度行ってみたい~って思っていた私だが、こんな近くにも原生林を楽しめる場所があったんだって目からウロコ。山にひっそりと咲く山岳植物も大好きです、私。前にも書いたけど、大ぶりの花よりは小ぶりの雑草系の花が好きな私。そんなかわいらしいお花がたくさん道中咲いていましたよ。今度は植物図鑑を持って登ろうかな(何かおばさんくさい?)さて、実は前の日山小屋の中であまりにもイライラしていた私。「明日は東京に帰って自分のベッドで寝る!!!」と旦那に告げてから寝た。旦那は東京に帰らねばとずんずん進んでいる。途中からこのトレイルも車の通れる林道になりそこからはヒッチハイクするなんて言っていた。ヒッチハイクなんてそんなにポピュラーでもない日本。ましてや巨体の外人。誰も止まってくれないだろうなーなんて思っていたけど案の定、びっくりしてダメダメとぶんぶん手を振る人やものめずらしそうに何度も振り返って笑っているおばあさん、恐怖に怯えたような顔をしたちょっと暗そうなお兄さんばかり。そして、私の足の裏には大きなマメができてしまった。だいぶ高度も下がって来たので気温も快適になってきたし、キャンプできそうな川もたくさんあるし、ということで「今日はこの辺に寝ようか?」と言うとむちゃくちゃ嬉しそうな顔を見せる旦那。やっぱりもう一度キャンプしたかったんだねー、ごめんよ。お腹もすいてきたことだし、荷物を降ろし夕食の用意。今度は私が本場日本人特製ラーメンを作って差し上げた。スープがたっぷりのラーメンはおいしかったよ~♪食事を作っている最中に旦那はまたまた裸族になり川の中に飛び込んではしゃいでいる。実は一度みそぎをしてみたいと思っている私、入っちゃおうかなーって一瞬思ったんだけど少し風邪を引いていたし今回は止めた。ちなみに川の水は氷水のように冷たい。本日の寝床も自然がいっぱいのいいところ。川の水が流れる音と鳥の声、満月の月の光を沢山浴びれる最高の場所でした。前の晩あまり寝てないせいもあって目をつぶったと単にすーっと眠りに落ちていっちゃいました。