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りらっくママの日々

りらっくママの日々

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2007年06月09日
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カテゴリ:自作小説
こないだのことです。

朝7時ピンポーンとインターホンが鳴りました。
起き立ての私達。誰?!ショック

「トラジロウです。犬

うへぇっ!早過ぎないかい?びっくり
いつもの待ち合わせは、7:50だ。

今、トラママは具合が悪くて寝込んでいる。わからん
トラちゃん、早起きして、来ちゃったのかな?しょんぼり

私とパパはトラちゃんを招き入れた。
トラちゃんと面白がって、コリラックを起こす。

昔やってた、ドッキリカメラのアイドルの寝顔公開かのように、
コリラック、なかなか起きなかったけど、
目を開けるとトラちゃんがいることに、
軽くビビッていた。びっくり
 (カワイイ目がハート

いつもなら、ダッコだの、オンブだの、
して~と言って起きるのに、

サッソウと立ち上がって居間へ行き、着替えをして、朝食。
(ママ、ちょっと淋しい涙ぽろり

そこでトラママからメールが。

「ごめんなさい~。8時にしてね!」

8時までここにいろ?ってことか?しょんぼり

私は返事を返す。
「8時とは?トラちゃんならもう来てるよ。」

トラちゃんは、ポケモンの本を黙々と読んで待っている。
(子供二人産んだみたいだ。カワイイピンクハート

そこでまたトラママからメールが来た。

「ぎゃー!時間一時間間違えてた!」

(爆)!!!大笑い

「やっぱりな…。」

パパがクールに言った。泣き笑い



小説を褒められて、ついつい嬉しくて、またもや更新してまあす!
昨晩は、パパが新人歓迎会でいなかったので、
今日は久々二回目の更新でーす!


-------------------

「アイツとオレ5」

<前回までのお話>
ようやく大学に行くようになったオレ(赤木)は、
アイツ(青山:アオヤン)に親しい友人感情を持ち始めた。
いっしょにツルむようになった、
同じクラスのイグチ(イグっちゃん)と、共に過ごすようになる。



夏休みに入った。
オレは、休んだ分の一ヶ月を取り返すために、
アオヤンの家でノートを取らせてもらうことにした。

「ついでに、泊まりに来ないか?」
アオヤンがそう言ったので、
オレとイグチはアオヤン宅にしばらく合宿することになった。

「いらっしゃい。あらあら、すごい荷物ねぇ。」
アオヤンの母親は優しげで上品な雰囲気がした。

なるほど、良家のお坊ちゃまである、アオヤンの母親っぽいな。
実際、アオヤンは会社社長の次男坊なのだが…。
「アオヤン婦人」、と、オレは密かに名前をつけた。

「さて、どうするよ?」
「早速ノートって言うのも何だし、まずは買出しに行こうぜ!」
オレたちは、近所のコンビニに行き、酒とつまみを買った。
そして、レンタルショップに行った。

「ボク、この辺は、顔が割れてるから、アダルトは勘弁してよ~!」
会員証を持ってるアオヤンがマジで言っていた。
「オレが借りてやるって!」
「じゃあ、変装してくるんだったな!」
オレとイグチがからかった。

ワザと、アダルトコーナーに行って、
パッケージやタイトルがドギツイのをアオヤンに渡すと、
アオヤンがワーワー慌てて元のところへ戻しに行った。

「オマエら~!勘弁しろよ~!」
オレたちはクククと笑った。

アオヤンが承諾してくれた普通の映画何本かをオレたちは借りて、
早速アオヤン宅で観賞し始めた。

オレたち位の歳のヤツが、
懸命に訓練して、一人前になっていく話だった。

「オレ、…こんな女がいるとこなら、行ってもいいな。」
イグチが映画を見てボソリと行った。
「ボクも~」
アオヤンが同意する。
「オマエら、結構年上好みかよ?」
オレが言った。

「見た目だって!見た目!」
「うおっ!こんな急にヤっちゃっていいのかよ?!」
「外人はデカいけど、柔らかいらしいぞ!」
「意外とすごいこと言うね~!」
「何の話だよーっ?!」
「そうだよ。意外とスゴいんだよ、オレ!」
「見たことあんのかよ~?」
「触ったのかよ~?」
「何想像してんだ?!このエロス!」

ゲラゲラ笑いながらのツッコミ観賞になった。

が、場面は一転して、主人公の親友が死んでしまった。

「マジかよ…。死ぬのかよ…。」
アオヤンがつぶやいた。
「青春映画のセオリーだろ。死ぬことで感動を呼ばないと。」
オレが言った。

「冷てぇ~!」
「クールだな!」
感動シーンなのに、みんなが吹き出し始めた。
「何だよ、そー思わねぇ?」

映画が終わると、話は、女の話になった。
「そう言えば、付き合ったことがあるのは、赤木くんだけじゃねぇ?」
「え?オマエら、無いの?」
「う~ん、無い!な!」
「どこまでが、付き合ったことになるんだ?」

痛い話になった。

「別れたよ。」
「ええっ!何で?」
「大学行かなくなったらさ、情けないだの、何だのって。
結局、オレが大学生ってブランドじゃなきゃ嫌だったみたいだな。」

空気がちょっと落ち込んだ。

「そっかぁ…」
「せっかく、どうやったら、女を口説けるのか聞けると思ったのになぁ~」
「そうだよ、どうやったら、ホテルに連れ込めるのかな?とかさ。」

落ち込んだのは、そういう話が聞きにくくなったから、
ヤツ等はそういう空気を作ってくれているようだった。

コイツ等、さりげなく話を逸らしてくれてる。
もしかしたら、ホントに聞きたいのかもしれないけど。
でも、そんなところがいい。
そんなコイツ等といられるのが、いい。

「何だよ、オマエらはどうなんだよ?聞いてどうかするアテでもあるのかよ?」

とりあえず、浮いた話なんてするわけないか?と思ったが、聞いてみた。
すると、意外な返事が帰ってきた。

「オレ、こないだ、バイトの飲み会で、女の手握った。」
うお~っ!と、オレとアオヤンが騒いだ。
「マジかよ?積極的じゃん!」
「意外だな。」
「そうだよ、意外なんだよ、オレ!」
もう、このフレーズは、オレたちのブームになっていた。
しばらく、イグチに突っ込みが続く。

「ボク、今、短期バイトしていて、そこで知り合ったおばさんが、優しくて…。
で…、その…、どこか行かないか?って。」
アオヤンが言った。
アオヤンもかよ?!
「やべぇ!大人の恋?」
「アオヤン、マダムキラー?!」

こりゃ参ったとばかりにオレとイグチが騒いだ。
やべぇ、ノートどころじゃねぇぞ。
そう思ったが、夜は飲みながら、オレだけがノートをチマチマ書き写していた。
まぁ、恋バナしながらだけど。
仕方ねぇ。夏休み明けには試験がある。

「赤木くん、ホントに意外と真面目なんだねぇ~。」
「だから、そうだって。意外と真面目なんだって、オレは!」
アオヤンとイグチがニヤニヤ笑っていた。
「赤木くんて、イイやつだよな~。」

何だそりゃ?訳わかんねーよ。

必死にノートを書き写し、
そんな下らないことばかりをしたアオヤン宅合宿が終わって、
オレたちは、ちょっと物足りない気持ちで別れた。
次回会った時には、何か進展があるかもしれない。
そんな楽しみを残して。

この夏は、バイト仲間とも盛り上がった。
そこには、サキもいた。






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最終更新日  2007年06月09日 15時49分11秒
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