テーマ:野球のトリビア(237)
カテゴリ:野球
遂に、プロ野球でもドーピング検査が実施されるのだとか。
……と書き始めてみたものの、実はこの問題、 日本人にとっては何の関心もないことなのではなかろうか。 それも、仕方あるまい。何しろ「ドーピング」なんて 単語を聞いてみたところで、連想してしまうのは 外国人の名前ばかり。 ベン・ジョンソン、アドリアン・アヌシュ、馬軍団、 ホセ・カンセコ、ケン・カミニティ……、etc。 だが、そんな「対岸の火事」的だった問題も、 とうとう我が国にも飛び火したということなのだ。 なので、今回は少し渋めのテーマ……。 とはいえ、事の発端は誠に下世話なものだった。 週刊朝日(2005年8月19・26日号)に掲載された、 とある記事――。 スクープ証言 快進撃の舞台裏で何が ロッテ選手たちが飲んでいる「謎の薬物」 内容を簡単に書き出すと……、 ▽ ロッテのとある関係者によると、 今、チーム内では「グリーニー」と呼ばれる 謎の薬物が密かに出回っているらしい。 ▽ 週刊朝日の取材では、少なくとも10名近くは グリーニーを使っているとのこと。 ▽ 実際、これを服用しているという選手によると、 グリーニーの詳しい成分はわからない。 ただ、選手たちはこれをサプリメント感覚で 摂取しているという。 ▽ グリーニーの効果としては、 異常なほどの集中力アップがある。 一種、覚醒剤にも似た作用があるようだ。 ▽ 但し、その反動も大きい。 食欲減退、不眠、疲労困憊、異常な発汗、 それに伴う脱水症状、太腿の肉離れなどなど。 ▽ ある選手は、薬物使用後に激痩せを経験。 一度結果を出したところでグリーニーをやめた。 ▽ この薬物の正体、専門家の知見では 「MDMA」(エクスタシー)なる 中枢神経刺激薬の可能性があるのだとか。 それには「横紋筋融解症」という有毒作用がある。 ▽ メジャーでは、既にこの薬物が蔓延しているようで、 多くのメディアが警鐘を鳴らしている。 ロッテでは、1990年代末から徐々に球団内部へと 広がったのだという。 ▽ グリーニーは、メキシコなど中南米から流れてきた 野球関係者を通して入手している。これは日米共通。 ▽ グリーニーについて、チーム内のほとんどは 「知らない」「わからない」という回答。 しかし、一部では使用を匂わせるコメントも。 ▽ そんな中、とりわけ意味深だったのが、 他球団在籍歴があるという、とある選手の回答だ。 ▽ 彼によると、以前に所属していた球団で、 それらしきスター選手がいると聞いたことがあるという。 その選手は、目がイッちゃっていて、 明らかに様子がおかしかったそうだ。 これを読んで気になったことがある。 実名を出してしまっては問題があるかもしれないが、 あくまでも個人の思い込みということで、 敢えて書かせてもらおう。 まず、ロッテにグリーニーを持ち込んだヤツ、 これは 彼は1995年にロッテを退団した後、 韓国、メキシコでプレーしていた。そして1998年、 ロッテに復帰。これはかなり怪しい。 また、 それでもプレーを続けていられる点も、 怪しいといえば怪しい。 そして、もう1人。最後に証言しているヤツ、 これは 本文中にあった「使ったからって3割打てるなら、 みんな使うだろうし」というコメントから、 この選手は打者であると想像できる。 さらに、生え抜きが多いロッテの中で、 他球団経験者は限られてくる。それでいて、 目つきが危なく、肉離れに悩まされているスター……。 あ~ァ、繋がっちまったよ。 もちろん、ロッテ球団としては身の潔白を 表明しているわけだし、この記事が全くのでっち上げと いう可能性も無きにしも非ずではあるが。 けれども「火のない所に煙は立たず」とも言うし、ねェ。 皆さんは、どう思うだろうか? 一体、ロッテで使っているとすれば誰なんだ? Please crick here !! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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