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あむりたのしずく

あむりたのしずく

1.野に咲く花のように

[1999年・集合人掲載]

 私は、エネルギースポットであるセドナへの旅を契機に、4年間勤めた職を辞し、

 母の仕事(叔父である津留晃一のサポート)を手伝い始めました。

 

 その矢先、待っていましたとばかりに妊娠! 

 私は、シングルマザーになることを選択したのです。

 周囲の理解と励ましに支えられ、望みどおりの水中出産という自然な形で、

 娘をこの腕に抱くことができ、幸せに包まれました。



 ところが、その五カ月後に急性肝炎で倒れ、危険な状態から

 一命をとりとめるという体験をしました。
  
 当初のシナリオでは、私はここで宇宙に還る計画だったようですが、

「まだこの地上で肉体を持ってやりたいことがある」と、

 ガイドやハイヤーセルフの導きにより、シナリオを書き換え、

 傷ついた肉体を癒して戻ってきたのです。

 

 平穏な日常の喜びをかみしめたのもつかの間、

 私は再び育児と仕事、慌ただしい時間の流れに追われて、

 いつしか、ゆっくり自分と向き合う ひとときを失っていました。

 

 内なる声に、注意して耳を傾けることもなくなり、ふとした瞬間に

あせりやいらだちが顔をのぞかせます。

 「こんなのイヤだ。変わりたい。 自分らしさを表現したい!」という

 強い欲求が渦巻いていました。
 
 

 そんな時、かねてより気になる存在であった、フラワーエッセンスについて

学ぶ機会を得て、その精妙で神秘的なエネルギーと出逢い、

私は新たな人生の扉を開いたのです。

 

 植物に花が咲いているのは、人間で言うとちょうど妊娠している状態だと言います。

妊婦さんは太い光のパイプで宇宙とつながっています。

このパイプを通じて、新たに生を受ける魂がその器となる肉体と交流し、

育んでいるのです。そのため妊婦さんはとてもパワフルで、

満たされた感覚、自らが宇宙そのものであることを体感します。

 

 木々や緑、植物そのものに、もちろんヒーリング効果がありますが、

 天と直接つながっている花のエネルギーは、やすらぎのみならず、

 高次元の視点をもたらし、大いなる気づきへ導いてくれるのです。


 見ているだけでも癒される、花の繊細かつパワフルなエネルギーを水に転写し、

保存用にブランデーなどを添加したものが、フラワーエッセンスです。

 1930年に英国で完成されたバッチ博士のフラワーエッセンスを筆頭に、

今では世界各地で、特徴あるエッセンスが開発されています。

 

 フラワーエッセンスは、それぞれの人の状態・必要に応じて調合し、

 服用したり、体に直接塗ったり、お風呂にたらしたり、スプレーしたりして使用します。

 エッセンスのエネルギーは、その人の持つ本来の魂と共鳴し、

 肉体レベルを超えた、高次元のエネルギー身体に、直接働きかけて

 調和を図っていきます。

 その結果、徐々に浸透して、肉体・物理次元にも変化をもたらすのです。

 

 波動薬とも言えるフラワーエッセンスですが、副作用はなく、

 赤ちゃんや動植物にも、穏やかに作用するので、安心して使うことができます。

 (相手の魂に必要性をたずね、承諾を得る事が大切です)

 

 例として、私は1才5ヶ月になる娘に、時折使っていますが

 心身共にショックや緊張を和らげてくれたり、停滞しているエネルギーを

 そっと活気づけてくれたり、とてもありがたい存在です。

 

 フラワーエッセンスは、私の内なる旅の心強いサポーターとなりました。

 向き合うテーマを決め、花の呼びかけに応えて選択し、

 そのエネルギーと共に過ごします。

 

 ボトルを持っただけで、または飲んですぐに変化を感じる時もあれば、

 自分でも気づかないくらい穏やかに癒されていく時もあります。

 かなりつらい過去のブロックを浄化して、40度の高熱を出した時。

 何もする気がしなくなって、一日中眠たくなった時。

 抑えていた感情があふれだして、涙が止まらなくなった時もありました。

 

 花のエネルギーは、ストレートにポンッとハートに飛び込んでくる感じがします。

 いくら自分を偽っていても、花に嘘はつけません。

 その人の許容範囲で、滞っているエネルギーをゆり動かし、

 手放す準備のできているブロックから、「これは?」「こんなのもあるでしょ?」と

 目の前に提示してくれるのです。

 

 花の種類や組み合わせ、その人の状態によって、反応は千差万別ですが、

 好転反応として、本人にはつらいと感じられる状況が現れることもあります。

 しかし花のメッセージに耳を傾け、それも自らの癒しのプロセスであると

 深いところで信頼し、そんな自分と共にいてあげれば、

 ふと気づくと扉の向こう側にいる・・・という瞬間が必ずやってきます。

 

 私もそんなプロセスを経てやっと山を一つ越え、新たな一歩を踏み出そうとしています。

 野に咲く花のように、ゆったりと自分を育みながら、

 しなやかにそして力強く、生きていきたいと思っています。





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