ハレルヤを分析する


ハレルヤを分析する

もちろんこのことばはヘブル語である。いや世界共通語である。
どの国でもこのことばはこのことばの意味として使われている。

古代のイスラエル人は、神さまの名として、ヤハウェだけでなく
その短縮形としてヤハ(ヤー、ヤ)も多く用いていた。
ハレルヤも“ハレル・ヤハ”であってヤハを賛美せよ、と意味。
日本語のハレルという音は“晴れる”というふうに聞こえるが
まさにヘブル語の晴れている、立派、すばらしいという意味なのである。
だから「ヤーは立派、晴れている天気のようにすばらしい」という意味。

ひとつの説として一考に価すると思われるものに、このヤーということばが
日本語の中に神さまに関する語として多いという考えがある。
川守田英二博士が「日本ヘブル詩歌の研究」という本を著しておられる。
その中にあるものを少し列挙してみよう。
エンヤラヤー
エンヤーサー
伊勢音頭のアーリャヤーリャー
東北民謡のナギヤドヤラの歌詞の中のヤーラ ヤウ
ヤマ(山)という語には神さまに関することが多い
ヘブル語では神様がおられる所いう意味があるそうだ。

日本神道家は「言霊学(ことだまがく)」を主張し、
「ヤ」と音を神聖視するという。
つまり、日本人は古来、「ヤ」の音を神聖視してきた。
これも神さまの名「ヤハー」(ヤハウェ)に由来するものではないかと大いに考えられる。
 
 日本神道の三種の神器のひとつに勾玉がある。
これは「,」の形をした宝石であるが、これが神の名ヤハウェのヘブル語の頭文字
ヨッド(,は英語のyに相当する)とまったく同じである。

あと少しの民謡をちょっと詳しく見てみよう。
串本節などに出てくる「ヨイショ」は、ヘブル語の「ヨー イシェオ」
(YW・YSW・W)で「ヤハウェが助けて下さる」の意味。
ソーラン節の「ヤーレン ソーラン」は
ヘブル語のヤーン・レ・ソーラン(Y・N・LY・SWRH)で
「ヤハウェが私に答えて下さった。見てください」の意味であろう。
佐渡おけさや越後盆踊りの「アーリャ サ」が
「アハレリー・サー」(AHLL・SR)とすれば「私は主権者を讃えます」の意味。
祇園祭りのかけ声が日本三大祭の一つであるこの祭りの始まりである。
なぎなた鉾に乗った二人の白装束の男性が扇子とを振って大声で叫ぶ。
「エンヤラヤー!」
これはまさにハレルヤー!である。エァニ・エハレル・ヤー(ANY・AHLL・YH)で
「わたしはヤハウェを賛美する」の意味なのである。

これを専門的に学ぶ学徒が今後日本人とユダヤ人の中から輩出してくださることを願う。
シルクロードの両端にある二つの国を結ぶ何か意味ある宝を掘り当てる材料になるような気がすると思いつつこれを記した。



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