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◆長屋村あらっ！ご近所さん♪

[◆Ｔｅａ☆Ｔｉｍｅ♪] カテゴリの記事

全38件 (38件中 1-38件目)

向日葵日記

ここに私の忘れられない、思い出の日記を紹介します。主人公は『あづ姫』ことあづささん。とっても明るく元気な女性でした。。。ここにあづの気持ち置いていこうかな・・・金曜日・・自分の病状を知りました。思ったより早いスピードで進んでるってことでした。骨髄移植・・今まで頭にはあってもあまり考えることのないことだったの・・・いっぺんに現実のものとなりました。助かる見込みはこの骨髄移植だけ・・・たぶん・・・・３０万人に１人と言われる適合ドナー幸いにこのドナーが見つかって移植してもあづの体がそれを受け入れなければ助かる見込みはない・・・・命の期限を切られたようで・・・もうちょっとで諦めてしまうとこだった・・・こんな命の状態じゃ　ＨＰへのレスだってみんなに心配かけることしか書けないって思って閉鎖も考えたんだけど・・・やっぱりあそこはあづの大切な場所だから・・・これからを・・今までよりもっともっと全力で生き抜いていこうって決心しました。もし・・もし・・・命の期限が決まってしまっているとしても・・・あづの精一杯の生き様・・見ててくださいね！後悔しないために・・・これからのあづはちょっと強くなるから・・・・ごめんなさい・・・こんなこと（笑）話すと楽になれるのだ・・・てへへ・・・ではでは・・お邪魔しましたぁ只今病気療養中！生きる事に前向きに欲張りに頑張ってまっす！！（笑）手芸、お料理が好き・・・(///∇//)テレテレでも掃除、片づけがなんとも下手・・・♪～(￣。￣)うじうじ考えるわりには・・・結構大胆だったりする・・・一見自立したしっかり者に見える？（笑）でもその実すっごい甘えん坊の泣き虫の弱虫・・・好きな人には一直線（笑）（*ё_ё*）きゅん・・なにも見えなくなるみたい・・・あはっとぉってもやきもちやき・・・うふっ！(*￣ー￣)ｖ心が好きであふれてるいい恋してる２×歳♪どうぞよろしくでっすぅ～～ o(*^ー ^*)oにこっ♪

September 16, 2010

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向日葵日記

2000/03/29(水) 彼がいなかったら・・・もし今のあづに彼の存在がなかったら・・・あづはもうとっくに人生をあきらめていたんだろうと思う・・・今までだって・・・決して幸多い人生を歩んできたわけではない・・・人は、あづの今までの人生を聞くと不幸の星の下に生まれてきたんじゃないかと思うのかもしれない・・・そんな人生を歩んできた・・・そこにきて今の病気である・・・呪われていると言っても過言じゃないかも（笑）でもね・・でも・・・その全てがあって今のあづがあって・・・その今のあづが彼と知り合った・・・この人生最大の難関に立ち向かう前に、あづのために巡り合わせてくれた人なんだと思う・・・彼を思えば辛い検査も乗り越えられた彼の頑張ろうな　であづの勇気は奮い立ったあづのほんとの姿を知ってる唯一の人・・・・彼の前ではあづはなにも隠す必要がない・・・狂ったように泣いたこともある・・・恥ずかしくなるくらい甘えたこともある・・・もし・・彼がいなかったら・・・あづは後ろばかり振り返り生きようとすらしなかったんじゃないか・・・と真剣に思う。１日彼を感じられなかっただけで　あづの心は２日目の風船のようにしょんぼりしてしまうのだから・・・迷惑かけてるのわかってるんだけど側にいて欲しい・・・あづを１人にしないで・・・今日も１日そんなこと考えて過ごした・・・

June 6, 2010

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向日葵日記

2000/03/28(火)病気を治す天使絶対治らない、といわれてる病気の人が「元気になってやる！」と本気で気合をいれたら、奇蹟みたいにめきめき回復する事がある。病気を治す天使、というのがいて、ぐったりしている人のもとにやってきては手あてしてくれるそうです。その天使は天狗の羽ウチワみたいな大きなてのひらをしていて、悪い所をサッと見抜き、文字通り手をあてて治すのだそうです。その人の「元気になりたい度合い」によって、そのききめは百倍、千倍にもなるので気合のはいっている人にとっては、これ以上の特効薬というのは、ないでしょう。病院などにはどの部屋にもひとりずつこの天使がいて、看護婦と同じくらい忙しくとびまわっているそうです。～おーなり由子著　｀天使のみつけ方｀より～

May 20, 2010

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向日葵日記

2000/03/28(火) 職歴・・・今は無職で療養してるけど・・・こう見えても結構ばりばり働いていたのだぁ。短大卒業してあづは国家公務員になりました。公務員は楽してお給料もらってるって・・・誰かがそんなこと言ってたけど・・・実はあづも楽してお給料もらえるのかなって安易なこと考えてたけど・・・これが実は大変なのなんのって・・（笑）省庁によって多少の違いはあるんだろうけど・・・それにしても大変だったぁ・・。朝は７：３０に出勤、事務所の机ふきからはじまってお茶の用意ね・・・（笑）今時こうゆうのあるのよぉ～(ノ_・。)８：３０始業。庶務課でお仕事してたから、あれやこれやの雑用で日中は自分の仕事いっさい手をつけられない状況・・だからいつも夕方から自分の仕事はじめるのね・・・そうすると毎晩帰る電車は２３時から終電の間・・・お酒くさぁいおじさん達にかこまれて・・・疲れた身体引きずるようにして１時間ちょっとかけて帰宅してたなぁ我慢できなかったのがね・・終電のあの混雑・・・（爆）ほんとに疲れが倍増したもん・・電車間に合わなくて泊まることなんて結構しょっちゅだったしね・・・（仕事ができなくて時間が人より倍かかるってわけでもないと・・自負してるけど（笑））人員削減とかってね・・・どんどん採用されなくなっていって・・・人の分の仕事まで背負うことになっちゃって・・・これじゃ責任持って仕事こなせないって・・・使える時間の全部を仕事に費やしてもはかせきれない量の仕事だったから・・言い訳？（笑）できないことをできないって言えないのがまたあづの悪い癖で・・・どうしても言えなくて限界まで頑張ったけど油切れちゃったのね・・・周囲からはもったいないってさんざん言われたけど、思うように仕事に対する責任はたせない事が許せなくて辞めちゃった・・・（笑）その後・・あづの仕事３人が分担してやってるって・・・最初からそうしてくれたらあづも辞めなくてよかったかもなのに・・・ぶつぶつ辞めてすぐちょっとの間、某電話局（爆）でオペレーターのバイトして・・・で・・病気わかるまでペットショップに勤めたの。あづのやりたい仕事ベスト３がペットショップとお花屋さんと本屋さんだったから。（笑）夢叶えたってわけ・・・（爆）つぶされるような責任おわされる仕事はもう嫌だって思ったから・・・でもこれはこれで辛いことや悲しいことがいっぱいあって・・・これはまた後日書くとして（笑）それでも人にも恵まれて楽しい社会人やってましたぁ♪あの地獄のようだった日々の事、なんでこんな思いして頑張んなきゃならないの？っていつも思ってたけど・・・みんなそうなんだなって・・思うよね・・・徹夜でお仕事したとかね・・そうゆうの聞くとあづもあの頃の事思い出す・・・（笑）応援することしかできないけど・・・かかえきれないくらいのお仕事持って頑張ってる人に・・・がんばれ～～～♪きっといいことあるよぉ～～～♪♪♪です。

May 10, 2010

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向日葵日記

2000/03/27(月)眠れない夜・・・眠れない夜がくるなんて・・・・・・具合が悪い日の夜は眠ってしまうことがほんとに恐いと思うのです・・・明日の朝目覚めることはないんじゃないかって・・・このまま目を瞑ってしまったら・・・二度と目をあけることができなくなるんじゃないかって・・・健康な時には全く感じることのなかった感覚考えることのなかった事・・・その得体の知れない恐怖心に幾度となくおしつぶされそうになりながら・・・・・夜中の電話で泣かれた彼は・・・一体どんな気持ちであづを受け止めていたのかなぁ・・・そんな恐怖が今でも全くないわけじゃない・・でも、このまま死んでしまうことはできない。死んでたまるか！だ・・・（笑）この強い思いは何にも負けないと思う・・・｀人間そう簡単に死んだりしない｀って｀絶対死ぬな！死んだりするな！許さないからな・・俺を苦しめるな・・・｀って生きる勇気１００００倍なのだ（笑）夜は毎日やってくる・・・あづは夜にも負けていられないのだ（笑）そんな感じなのである。

April 28, 2010

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向日葵日記

2000/03/26(日) 今考えてること・・・なにしてるんだろ・・・ご飯ちゃんと食べたかなぁ・・・東京は暖かくなったり寒くなったりみたい・・風邪ひいてないかなぁ・・・ちょっとはあづのこと思ってくれたかなぁ・・今日も・・・いい夢見られるといいな(*^.^*)エヘッ今日も１日元気に過ごせたよ！早く寝なきゃ怒られるぅ～～～

April 24, 2010

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向日葵日記

2000/03/25(土)片想い・・・大好きな人がいます。一度はあきらめようと思った恋です・・・半年前になるのかなぁ・・・あづは彼とネットで出会いました。彼はネットはネット、現実とは違うという考えの持ち主で、どんどん好きになるあづの心とは平行線をたどるばかり・・・なのにあづが本気で好きになるのに時間はまったくかかりませんでした。（笑）彼の声が大好きで毎日のように電話した・・・迷惑も考えないで・・・（笑）でも・・この時間は今のあづの宝物なのです。病気がわかったときね　励ましてくれて勇気づけてくれて、そして振り返るあづを厳しく叱ってくれた・・・一緒に笑って語りあって、時には怒らせて・・その共有した時間が今のあづの宝物会えばなにかが変わるかも・・・そうしたいと思いだした頃病気の告知を受けましたこの時一度はあきらめようって思ったの・・・あづの好きで彼をしばりつけるのはやめようって・・・いつか彼の目の前からいなくなる時が来るのなら今のうちのほうが・・・なんて・・でも、そう簡単にはいかないのよね（笑）この頃彼に悲劇のヒロインってよく笑われたっけ・・・（笑）現に今でもあづは彼に甘えっぱなしです。１人で闘う勇気がもてなくて・・・でも彼は、あづにとってどんなお薬より効き目があるらしいのです。（笑）声が聞けた日、彼をなにかしら感じられた日・・あづはとっても元気でいられるのです。こんなに好きが止まらないなんてこれこそが病気？ってかんじかなぁ（〃＾∇＾）oにょほほ迷惑かけながらもこれからも好きでい続けるんだと思う・・・ううん・・間違いなく（笑）今いい恋してます！彼が大好き（笑）これからもずっとずぅ～っと・・・（笑）

April 14, 2010

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向日葵日記

2000/03/23(木)病気について・・・思いもかけないことだった・・・なにがって・・・１１月あまりに貧血がすごくて病院に検査に行った。貧血にプラスして身体に出たあざと歯ぐき等からの出血もあった・・その検査の結果がである。なんとなく天国から地獄・・・そんな感じだった（笑）私自身がはっきり病名を知ったのが今年のお正月のことである。このおかげで大好きな人ともいまだ会えずじまい・・・(ノ_・。)片想いについて・・・これは後日にでも・・・誰も読んでくれないかな？（笑）１月から入院生活がはじまり今に至っている。悪くすると死に至る病気・・・それが頭からはなれず、よくなることより死んでしまうことを考え泣く日々が続いた。この頃のあづは後ろばかり振り返ってた・・・マルクと呼ばれる骨髄穿刺の検査も何度か受けた。これは・・・ほんとに辛かった・・・再生不良性貧血　原因はほとんどの場合が不明とされている。あづも例外ではない・・・行いが悪かったのかなぁ・・・などとふと考えたりしたものである・・・（笑）（だいぶ時間がたったあとでの事だけど・・・）再生不良性貧血とは赤血球，白血球，血小板、３種類すべての血液細胞が減少（汎血球減少）する病気である。最近の血小板輸血や抗生剤の開発など支持療法の進歩や免疫抑制療法の導入により、長期生存者が増加してきていると聞く。(*¨)(*．．)(¨*)(．．*)ウンウンただ・・・他の疾患への移行例も報告されており、骨髄異形成症候群や急性白血病へ移行した場合は，治療がむずかしいと考えられているそうである。こんな感じの病気なのだ・・・負けてはいられない・・・応援し続けてくれる友達や大切な人のために・・・そして自分自身のために・・・だから　いつも笑顔でいたいと思う・・・ほんとはね・・・すごく弱っちくって泣いてばかりなの・・・（笑）でもそれじゃだめだと思う！だって・・よくなりたいってこれが今のあづの心の叫びなんだもん（笑）よくなって好きな人おもいっきりおっかける・・・これしかないのだ・・・（〃＾∇＾）oにょほほ

March 19, 2010

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大和と暮らす終章 - その時･･･ -５-

そして・・・・・・それは突然にやってきた。明け方、一番に起きた母が台所にいなかった。母は「いつもの場所」にいた･･･乾燥した大和と共に･･･大和は手を組み、その上に自分の顔を置いた姿勢のままで乾いていた。ほんの数時間前に鳴いていた大和は・・・今は乾燥しきった状態で・・・そこに横たわっていた。その軽さは、指一本で持ち上がる程である。これが大和なのか･･･その軽さに驚愕すると共に、ここまで生きる事にがんばってくれた大和に、理由無く涙が止まらなかった。それは喧嘩仲間だった母にも伝わり、大和の亡骸の前を離れられなかったのだ。みんな泣いていた・・・大和との「その時」はこうして終わった。。。今でもその想い出は消えず、時々「大和なら」とふと思ってしまう。もう一年を迎えようとしているのに・・・家には、未だに猫はいない。近所の子供たちを含め大和と係わった人達は、命というものがどれ程大切であり無駄にしてはいけないかを感じたであろう。言葉にすれば当たり前の日本語しか思い浮かばない事でも、事実を見てきた人には実感としてそれが理解できる。どんなにきれいな言葉を使っても、この体験を説明し伝える事は出来ないだろう。大和の死が教えてくれた多くのことは、せちがらい世の中で唯一純粋さを保っている子供たちに命の尊さを教え、そして慈しむという気持ちを教えた。たかが猫と言えども、命を持った者同士その価値は同じであると言いたくなる。動物達と優しく接する子供たちをみていると、大和の与えてくれた教えは大きかったと、素直に思える。最後に・・・組んだ手の上に置いた大和の顔は、また一歩祖母の肖像画に近付いていた・・・これで「大和と暮らす」は終わり。一年の「喪中」明けには、新たな大和が家にいるかもしれません。（＾＾http://www6.atpages.jp/nagaya/adiary/adiary.cgi/nick/01完

September 5, 2008

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大和と暮らす終章 - その時･･･ -４-

或る晩のこと、鳴く事も出来なくなっていた大和が、いつになく鳴いていた･･･いや、泣いていた。その鳴き声に誘われるように、家族全員が大和の傍に集まる。消え失せるようなか細い声で泣く大和をみると、自然と目頭が熱くなってくる。たとえどんなにか細い声でも、今の私達にはすぐにわかる・・・「大和･･･もう泣かなくてもいいよ･･･」既に眼も開けられない大和が、その声の聞こえる方をみようと首を傾げる。たった数センチ傾けるだけでも、大変な時間を要していた。それでも大和は声の方を向こうとする。私達はもう声をかける事をやめた･･･深夜になり、寝付けない私は、煙草を吸おうと起き出した。ふと聞き耳をたてると、誰かの声がした。父である。「大和、もういいよ、もう十分だよ･･･もうゆっくりお休み･･･ありがとう･･･」こんな言葉を話す父を、私は初めてみた。もう十分だよ･･･十分がんばったよ･･･確かにその通りだ。これ以上苦しみながらがんばる意味がどこにある？大和の傍に行くと、それでも鳴こうとする。「もういいよ･･･」自然とそう声をかけていた。その晩は、家族全員熟睡する事が出来なかった。

August 31, 2008

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大和と暮らす終章 - その時･･･ -３-

翌日の朝、居るはずの大和がまたいなくなった。ふと奥の部屋を覗いてみると・・・いた！大和がいた！そこは少し暑い、父母の部屋に近い畳の部屋だった。一昼夜の時間をかけて、一生懸命にそこまでたどり着いたのだろう。ぐったりとした大和は、もう腕を組む事も出来ず、手足を伸ばしたまま腹ばい状態で寝ていた。どうしてここに来たのだろう？父母に会いに行ったのだろうか？いまでもその疑問は解けていない･･･が･･･いつもの場所、そこは大和の「いつもの場所」だった。大和が家に来た時、すべての面倒は亡き祖母がみていた。当時の大和は暴れん坊で本当に大変だった。しかし、祖母はまるで自分の子供のように叱り、寒くなると自分のフトンの中に入れて寝かせていた。もちろん、えさやりはすべて祖母が担当していた。いつしか大和も祖母を慕い、東京以来の「母」を見つけたかのようにいつもついて歩いていた。大和にとって、やっと安心出来る「場所」が出来たのだ。それもつかの間･･･大和はまた突然「母」を失ってしまった･･･大和がたどり着いたいつもの場所･･･実は、そこには亡き祖母の肖像画が掛けてあるのだ。大和はＴＶも観るし、顔の表情から人の気持ちを悟る事も出来る猫である。もしかして・・・これはありえない事だろうと思うのだが、もしかしたら大和は、祖母の肖像画の傍に来たのではないだろうか？わざわざ暑い場所で、しかも正面ではなく窓がある南でもなく北向き、つまり祖母の肖像画の方を向いて寝ているのだ。想像ではあるが、不思議な大和の行動を自分なりに理解するとすれば、祖母の元へ行こうとした･･･そう考えるのが自然である。

August 2, 2008

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大和と暮らす終章 - その時･･･ -２

朝になっても水を飲みに来ない。「ニャ～ン」と鳴かない。車の上に乗らない･･･すべてを忘れたかのように、その場を離れようとしない大和。傍に近づくと「ニャ～ン」と鳴いて応えてくれる。水を持って、ミルクを持って、刺し身を持って、そして、大好きな焼き海苔を持っていっても食べてくれない。ずっとそのままの姿勢を変えようとしない。「もしかしたら・・・」ふと、大和の行動を理解できたように思えた。私だけでなく、父も母もそれなりに悟っていた。そんな大和が、突然居なくなってしまった！その日はたまたま休みだったので、家族全員で大和を探し回った。大和がいないと知った妹も駆け付け、従姉妹を含め総勢１２名の大捜索が始まった。「いた！！」妹の叫び声に、みんなが集まってきた。大和は、駐車場の奥の、物置小屋の床下に横たわっていた。「大和・やまとぉ～！」みんなで呼んでみたのだが出ようとしない。「もしかしたら動けないのかも・・・」大人の体では入れない隙間に思案の挙げ句、一番小さい子供に潜ってもらい、無理矢理大和を外に出した。「うっ・・・」連れ出された大和の匂いの凄かった事！まるで腐った肉のような匂いが、あたり一面を覆った。既に、骨と皮ばかりになっていた大和の体はカラカラに乾燥しており、抱いた時のその軽さには誰もが言葉を失った。涼しい場所を選んでいた大和の為に一晩中エアコンをつけ、安定した環境の中に、大和を寝かせていたのだが・・・

July 19, 2008

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大和と暮らす終章 - その時･･･ -１

それは突然にやってきた。振り返ってみれば･･･生まれて間もなく東京の叔母の所に連れてこられ、母親との生活を知らない。大和は、猫というより人間との生活が自分の人生であり、それが当たり前という状況の中で生きてきた。その「家族」と思っていた叔母との生活とも別れ、やんちゃ坊主の時期に私の家にやってきた。やっと親しくなった自分の育ての親、叔母との突然の別れを辛いと思っている大和の気持ちが、帰り際、叔母を追いかける行動からうかがい知れた。きっと慣れるまでは大変だったろう。そんなことを乗り越えながら、大和は私の家で１６年も暮らしたのである。１６年の歳月は、猫と言えどもはっきりとわかる変化を見せていた。白髪・目の窪み・抜けた歯等々･･･人間と同じように、足取りはおぼつかなく自分の体を支えるのがやっとのようだ。四つ足で歩く事が唯一の救いでもあった。或る日、家に閉じこもる大和を久しぶりに庭で遊ばせてみた。いつもなら植木の中を走り廻るのだが、今日は静かに芝生の上に座っている。私をじっとみつめるその目は、まるで「なに一人で遊んでるの？」と言わんばかり！「大和･･･」その目に気付き、声をかけてみるが反応は無い。突然、スッと立ち上がるなり、いつもの場所に戻って行ってしまった。どちらが親だか分からない･･･そんな感じがしたものだ。それ以来、大和はいつもの場所から動かなくなった・・・

July 13, 2008

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大和と暮らす - 歯がない -

猫の歯は何本あるか知っていますか？そういう私も知らないのですが・・・（＾＾；猫は鋭い前歯で食べ物をかみ切り、人間と同じように奥歯でかみ砕いている。ただ、その数はずいぶんと少ないようにみえるし、また歯自体も小さい。或る日、あまりにもどす大和を呼び、口を開け歯を検査したことがある。前歯はしっかりとしているのに、奥歯が全く無かった。今迄何気に美味しそうに食べていたのは、実は食べ物を飲み込んでいたのである。「大和、どうして黙っていたんだ・・・」言えるはずも無い大和に、ふとそう聞いてしまった。毎日食べ物を噛まずに飲み込んでいたら、健康な人間でもおかしくなる。もどしてしまうからまたお腹が空く、そしてまた食べてはもどす・・・食べても食べても太らないのは、こういうことだったのか・・・現実を知り、大和のメニューを変える事にした。肉・魚中心から、老人用の消化が良く栄養価の高い食べ物中心に変えた。今では猫の年齢にあった食べ物が提供されており、非常に便利になった。ただ味は良くないので、最初のうちは全く口にしなかったものだ。こういうときにも、わがまま大和は困る。（＾＾；年をとり消化力が弱った時は、それなりに食を変えるのは人間も同じである。

July 2, 2008

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大和と暮らす - モドス -

夏の暑さをどうにかしのいだ大和は、秋になるとすこぶる元気になる。「ゲンキンなやつだよな・・・」そう思いながらも、どこか嬉しさで笑っている自分がいる。（＾＾大和の癖は相変わらずで、夕食時になるとまず私達の食べている物をおねだりする。いつもの椅子に座り、自分の前に出てくる食べ物をじっと待っている。おさしみはもちろん、野菜・ジュース・アイスクリームまで食べる。ほんとに食のいい猫だった。そんな大和が・・・突然もどしたのだ。胃が弱ってきたのに食欲だけはあるから、どうしてもこうなる。硬い粒の食べ物は食べられなくなり、柔らかい、それも特定のものしか食べない。わがままはこういう時に大変だ。それ以来、大和は時々もどすようになった。

June 28, 2008

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大和と暮らす - 暑い夏 -

いつもと違い、夏の暑さがキビシイ年だった。特に埼玉は厳しく、部屋を閉め切ると軽く４０度を超えてしまう。人間でも辛い毎日、小さな体の猫ならばさぞかし大変だろう。体温の調節が出来ない猫科の動物は、涼しい所で暑さをしのぐしかない。板の間、畳の上、時にはステンレスの台所の上で寝そべっている時がある。その時は・・・またまたお袋と・・・である。（＾＾；犬のように水遊びが出来ない猫は、日中に出歩く事も無く、自然と行動は夜になるようだ。暖かくなると私の布団に大和が来なくなるので、私としては大いに助かった。或る日、久しぶりに来た大和を抱いてみて驚いた。軽い・・・この暑さで水しか飲んでいなかったのか・・・さっそく牛乳を飲ませてみるが、なかなか飲んでくれない。人間と同じように、夏ばてしたかのようだった。食欲不振に陥ってる大和の為に、猫用の栄養剤を買ってきた。保険が利かない為か、べらぼうに高い。「そんな事は言ってられない。大和のためだから・・・」君のために大枚をはたいたゾ！（＾＾

June 25, 2008

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大和と暮らす - 九死に一生 -

老いの目立つようになった大和は、毎年目立つような病になる事がしばしばあった。その日も、いつものように朝水を飲みに起きてきた。しかし、洗面台に上がろうとしない。下でニャ～ンと言って水を要求する。「？？どうした？」不思議に思いながらも、水を汲んであげるとおいしそうに飲んでいる。しばらくしてである。大和が朝になっても起きてこない。「大和ぉ～！！」当然、呼んでも来る筈もなかった。いつもの大和の居そうな場所を探してみると・・・いた！が、動こうとしても動けないようだ。立ち上がると、フラフラとして倒れてしまう。なにか毒物でも食べたのでは？・・・そう思えるほどの状態だった。この時ばかりは、薬を飲ませてもなにをしても回復しなかった。「もうだめか・・・」家族の誰もが覚悟を決めていた。ところが一週間後、「にゃお～ん！！」「なになに？？大和か？」突然元気になり、お腹が空いたらしくエサのおねだりを始めたのだ。いったい何が起きたのかわからないが、取りあえず生死の狭間から復活した瞬間だった。あの時はよくがんばったよな、大和♪（＾＾

June 2, 2008

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大和と暮らす - 大怪我 -

雨の激しい日だった。こんな日に大和は外に出て行く。しばらくして、血まみれになった大和が戻ってきた・・・「どうしたの！！」まず母がみつけ、大声を上げて驚いた。その声に反応してか、家族全員が集まってくる。大和の頭は半分毛が無く、５センチほど裂けていた。ケンカの凄さが、その傷をみただけでも解かった。「馬鹿だね！なんでケンカばかりするの！！」オドオドする母は半狂乱状態。まるで自分の子供が大怪我をしたかのように騒いでいる。私は、そっと獣医の伯父に連絡し、みてもらった。「このくらい大した事じゃないよ。」ん？なんと冷たい・・・その時はそう思ったが、動物の回復力は凄まじいということを私は後で知るのである。しばらくして伯父の言う通り、大和の傷はほとんど分からないほどに回復したのだ。縫う事も無くただ薬を付けただけの治療で・・・このケンカは、大和にとって大きなケンカだった。長い間ボス猫として君臨してきた大和は、この戦いをもってその座を明け渡したのである。「お疲れさん・・・大和・・・」大和の老いを実感する事件でもあった。大和と共に仲間づくり！日記の主人公『大和』。ちょっとワガママな大和。大和と遊んでくれる友達募集！！そしていつか・・・全国４７都道府県の仲間をつくりませんか？

March 19, 2008

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大和と暮らす　- ジャンプ -

猫のジャンプ力の凄さを、考えた事がありますか？大和の身長は５０センチほどかな？それが四つ足で歩いているから、高さは２０センチほどだと思う。うちの洗面台は高さが１Mはある。大和は日の経った水は飲まないから（苦笑）、朝、誰かが顔を洗うとついて行って、先に洗面台に登り「にゃ～ん」の一言！要するに水を出せ！と言っているのだ。（＾＾自分の何倍もある高さを、軽々とジャンプして登る大和。「凄いよなぁ・・・猫って！」改めて驚かされた。蛇口を捻り水を出してあげると、ペチャペチャと何分もかけてゆっくりと水を飲む。「早くしろよぉ～！！」出勤時間が近づく私を全く無視し、まだペチャペチャ・・・仕方なく台所で顔を洗う私・・・あぁ・・・なんと弱い飼い主だろうか。（爆笑）或る日の朝、大和はいつものように水を飲もうと洗面台に登ろうとした。が、ズズズッ！ドスン！！「あれ？？」大和がコケタのだ。（笑）いつもなら軽々と上がる洗面台なのに、今日に限ってコケタ。「猿も木から落ちるってか♪」お尻から落ちた大和は、何も無かったようなフリをして再度挑戦。見事に成功させた。（＾＾そして「にゃ～ん」といつも通りの水の催促。しかしねぇ・・・ｸｽｸｽ大和も老いたものだね♪何気に言ったこの言葉。この時、既に大和は老人の年齢だったのだ。

February 15, 2008

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大和と暮らす　- 老い -

命あるものすべて、過ぎ行く年月には逆らう事は出来ない。大和も長い年月を経て、その姿形は変わっていった。光り輝くグレーの髪も次第に色褪せ、所々に白いものが目立ち始めていた。「猫も白髪になるんだな・・・」ふと、当たり前の事が不思議に思えたものだ。大きく見えた大和の姿は、どこかひ弱さが感じられるようになる。痩せたわけではないが、細いのだ。スリムというより、それはまさしく「老い」だった。食欲はまだまだあるのに、以前のようには大きくならない。私は、いつかは認めなければならない現実を、この時期から感じ始めていた。「大和、言い名前だろ♪（＾＾）」ポツンと呟いてみる・・・「大和・・・」

February 8, 2008

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大和と暮らす　- 降りられない -

「よく喧嘩したなぁ、大和は。」「ニャン・・・」知ってか知らずか、私の目を見て鳴く大和。これから君の恥を暴露しようとしているのに♪（笑）もうすぐ日が暮れるというのに、君はまだ庭で遊んでいた。というより何かと格闘しているようだ。それはなんと！こうもり！！そう！大和は低く飛んでくるコウモリを獲ろうと、ずっと上を向いたまま走りまわっている。「なにやってんだか・・・苦笑」獲れるはずも無い獲物を追いかけている大和をみて、思わず苦笑いである。（＾＾ところが・・・大和は突然木に登り、屋根にジャンプすると同時にコウモリを手で叩いたのだ。執念というか、その動きのすばやさに驚いてしばし呆然。大和はなおもコウモリを追って、また木に飛び移りどんどんと登って行った。既に、二階の屋根よりも高い所まで登ってしまっている。しかし、コウモリはそれよりも遥か高い所を飛んでおり、すでに勝負あったという感じだ。大和も諦めたらしく、木からゆっくりと降り始めた。が・・・降りられない・・・（爆）登ったのはいいが、猫の爪は内側に曲がっている為、下るには大変不都合に出来ている。太い木を、それも枝の無い木を降りるのは、大和には出来なかったのだろう。途中の枝にしがみつき、ニャ～ニャ～と鳴くだけ・・・そんなに鳴かれても、私だって困る！どうしたらいいんだよ！なにせ二階の屋根よりも高いのだ。「仕方ない、やるか・・・」私は裸足になり、物干し竿2本と毛布を持って2階の屋根に攀じ登った。物干し竿に毛布を巻き付け紐で硬く結び、大きな樫の木の幹に渡した。しかし、まだ届かない・・・「大和！飛び降りろ！」「ニャン・・・」分かったのかどうか・・・大和はお尻からずるずると枝を渡り下へと降りてきた。その降り方の可笑しいの何のって！（爆笑）登る時はあれほどカッコ良く登って行ったのになぁ。猫って面白い動物だよ。まぁ、基本的には高い所は嫌いらしい。安全確保の為に登っているに過ぎないんだけどね。毛布を伝い、やっとのおもいで2階の屋根にたどり着いた大和。安心したのか、私の足元に摺り寄り「ニャ～ン」と一言♪その鳴き声は、いつもの声だったよ。おかげで私の足は真っ黒だ！大和！！（＾＾

January 21, 2008

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大和と暮らす　- 散歩 -

天気のいい朝だった。こんな日は、家の中に居るのはもったいない。サンダル履いて、近くをぶらぶらと散歩でもしようか・・・そう思い、門を出て歩き始めた時だった。「にゃぁ～ん！！」何を思ったか、大和が後ろから追いかけてくるではないか！「おい、どうした？」「にゃお～ん！」「何言ってるかちっともわかんないや・・・」道端で猫と二人で話す・・・まわりの人はどう思っただろう。（笑）大和がいるから超スローペースの散歩になる。こんなにじっくりと近所を見た事はなかったなぁ。ある時は大和に先導され、またある時は私を追いかけながらの大和との散歩♪ある家に近づいた時、庭に植えられている花が満開になっていた。綺麗だなぁと眺めていたら、突然大和が花壇に飛び込んで行った。「な・何する気だ！？・・・バッタ？」虫を追いかけて行った大和は、花壇の数本の花を蹴散らしてしまった・・・「ﾔﾏﾄ･･･やまと・・・や～ま～と～！！」大声で大和を呼びながら、急ぎ足でその場を離れた。犬に出会わなくて良かった！未だに花壇荒らし事件は私の胸の中・・・である。犬も猫も、散歩する時にはちゃんとしないと・・・ネ♪（＾＾；

January 19, 2008

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大和と暮らす - テレビ観戦 -

今日はあいにくの雨。外に出るのも面倒だし、仕方なしにＴＶを観ながら時間を費やす。座椅子にダラ～と体を預けていると、大和がお腹の上に乗ってくる。「なんだよ、おまえもつまらないのか？」「にゃ～ん・・・」と一声鳴いた後に、私の顔をじっと見る癖は相変わらず。「ほんとに君は不思議な猫だよなぁ・・・」「にゃ～ん♪」「ふっ！（＾＾」大和は体を横にすると、私と同じようにＴＶを観る。「おまえ分かるの？（＾＾）」「にゃぁ～ん・・・ニャン！」「わっはっは！！」巨人戦を観戦している時、松井のホームランに「よし！」と声を出すと、「ニャン♪」と声を返してくる。のほほんとした時間がそこには流れている・・・大和は私のお腹の上で、ほんとにしっかりとＴＶを観る。（＾＾

December 11, 2007

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大和と暮らす - お腹をみせて -

ぽかぽか陽気の一日。大和は縁側で腹をみせて、仰向けで寝てしまう。その姿といったら・・・（爆笑）警戒感など全く無しに、ほんとに安心しきって寝込んでいる。いや、本当に寝込んでしまうのだ。意地悪く、無理矢理起こしてやる。（＾＾「みゃん・・・」「ん？いまなんて言った？（笑）」寝ぼけてニャ～ンと鳴けなかったのだろう。「すまんすまん、別に用など無いんだけどね。」ふてくされたのか、手を手前に組んで枕とし、その格好のまま寝てしまった。しぐさが可愛いのでついつい・・・ネ♪（＾＾君はオス猫なのになんでそんなに可愛いの？（爆笑）

December 4, 2007

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大和と暮らす - けんか -

大和と喧嘩した。今日に限り落ち着きの無い大和は、家の中をぐるぐると走り回っている。二階に上がっては降り、台所にいってはまた、居間に戻ってくる。一人で勝手に歩くのはいいのだが、ドアを閉めない。大和は、ドアを自分で開けられるから始末が悪い。重く自分で開けられないと、にゃ～にゃ～鳴いて開けろと催促する。仕方なく開けてやると、またどこかに行ってしまう。さすがにうざったくなり、「いいかげんにしろ！」と大声をあげて怒鳴りつけた。大和は驚いた顔をして座り、私の顔を見ている。「にゃん・・・」なにがにゃんだ！「にゃん・・・」今日は一人で寝ろ！「・・・にゃん・・・」私は部屋の扉を閉め、一人で寝てしまった。深夜、みんなが寝静まった頃、大和はそぉ～と二階に登り扉を開けてきた。いつもなら開けられない扉を、両手で必死に開けている。開いた・・・「なんだ、開けられるじゃないか。」私は、何も気づかないふりをして寝ていた。枕元に来た大和は、なにもしゃべらずずっとそこにいる。「ん？いつもならにゃ～んと言うのにな・・・」不思議に思いながらも、大和がこれからどんな行動にでるのか楽しみで、静かにしていた。（＾＾猫と喧嘩する人間は私だけだろうなぁ。（笑）深夜、それも私の枕元で静かにしている猫、大和。いつしか私も眠りにつき、朝方まで起きなかった。目が覚めると・・・大和がいた。疲れたのか、私の枕から少し離れた所で体を丸めて眠っていた。「大和・・・」「にゃん・・・」冬の寒い時期だから、家の中とはいえかなり冷える。さすがに寒かったとみえて、畳の上から布団の上に移動して寝ていた。しかし、絶対に布団の中には入らなかった。「わかったよ・・・」手で布団を持ち上げ、輪を作るように大和の入り口をつくってやる。大和はおそるおそる足を進めながら、途中私の顔を覗き、確認するように入ってきた。体は冷えてかなり冷たかった。「ばかだなぁ。」「にゃん・・・」いつものように私の枕をとろうとはせず、そのまま寝入ってしまった。「わかったよ。」かわいい大和であった。人間なら「ごめんなさい」ですむのであろうが、猫は言葉にする事ができない。大和の反省する姿をみて、私にはその気持ちが手に取るように解かった。（＾＾君は解かるんだね、人の気持ちが・・・

August 22, 2007

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大和と暮らす - 一緒に食事 -

猫の食事は、一般的にはどんなふうにするのだろうか？大和は自分を猫とは思っていないようなので、夕食だけは家族と一緒にしないと気が済まないらしい。夕食の準備が始まると、真っ先にどこからともなく飛んでくるのが大和だった。今時珍しい性格をしている・・・座る席は私と母の間。小さな椅子を用意してあるので、必ずそこに座る。テーブルに上がる事はほとんど無い。静かに、そこで食べ物が降りてくるのを待っているのだ。礼儀正しいといえばそうかもしれない。ただし・・・私たちが食べているものと違うものが、自分に渡されると必ず「にゃ～ん」だ。（笑）匂いで解かるのか、それとも形か・・・間違いなく違いを見抜き、自分のものより美味しい物の時だけ！鳴くのである。（＾＾私も家族、差別はいけないよ♪そう言いたかったのか？大和・・・

June 16, 2007

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大和と暮らす - 食料倉庫 -

冬になると埼玉はかなり寒くなる。まして深夜は相当厳しく、たとえ動物であろうと外にいるのは辛い。猫の大和が、それも冬の深夜外出するのは、とても不思議に思っていた。或る日、深夜に外出する大和を後ろからそぉ～とついて行ってみた。庭のアチコチをうろうろしながら、まずはトイレ♪（＾＾そして、門の側にある植木の下で立ち止まり、根元を掘り始めた。「？？なにをしているのだろう・・・」不思議な行動に興味を持った私は、寒さも忘れ、ずっとその様子を覗っていた。すると、大和はまた別の場所に歩き出した。塀伝いに反対側の角まで進む。と、また穴を掘り始めた。「あれ？なんだ？？」出てきたのはハム。どうみても泥だらけのハムである。「あんなもの食べたらお腹壊すじゃないか・・・」そう思いながらもずっとみていた。暗闇の中から、もう一匹の猫の声が聞こえたのはしばらくしてからである。二匹の猫は、泥だらけのハムを囲み戯れている。大和は、そのハムを白っぽいメス猫にあげていた。「ふふ～ん♪（＾＾）」犬と同じように猫も食べ物を貯えるんだなぁ。寒い冬の夜、二匹の猫は貯えた食料を囲みデートしていたわけである。（＾＾

January 22, 2007

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邪馬台国はどこにあった？

それを知る為には唯一の手がかりである「魏志倭人伝」という本を読まないといけない。でもこの本がまた難しい。でも知りたいから、ネットを利用してこの本を読破する事にした。あの卑弥呼の国「邪馬台国」はいったいどこにあったのだろうか？これから「魏志倭人伝」を読みながら、その場所を突き止めたいと思う。いや、その努力をしてみたいなぁと。（＾＾「魏志倭人伝」とは・・・実は魏志倭人伝という書物はないらしい。中国・西晋の時代に、陳寿という人物によって書かれた三国志の中にある。三国志といっても、関羽や張飛が戦い超雲子龍が野を駆ける三国志とは違い、こちらは三国志演義という別物で、本物の三国志は、起こったことだけを無味乾燥に書き連ねた本であると言われている。この本に、あの「邪馬台国」の場所が書かれている。魏志倭人伝で「邪馬台国」の場所が書かれている部分は以下の通り。倭人在帶方東南大海之中、依山島爲國邑。舊百餘國、漢時有朝見者。今使譯所通三十國。從郡至倭、循海岸水行、歴韓國、乍南乍東、到其北岸狗邪韓國、七千餘里。始度一海、千餘里至對馬國。其大官曰卑狗、副曰卑奴母離。所居絶島、方可四百餘里。土地山險、多深林、道路如禽鹿徑。有千餘戸、無良田、食海物自活、乘船南北市糴。又南渡一海千餘里、名曰瀚海。至一大國。官亦曰卑狗、副曰卑奴母離。方可三百里、多竹木叢林。有三千許家。差有田地、耕田猶不足食、亦南北市糴。又渡一海、千餘里至末盧國。有四千餘戸、濱山海居。草木茂盛、行不見前人。好捕魚鰒。水無深淺、皆沈沒取之。東南陸行五百里、到伊都國。官曰爾支、副曰泄謨觚、柄渠觚。有千餘戸。世有王、皆統屬女王國。郡使往來常所駐。東南至奴國百里。官曰馬觚、副曰卑奴母離。有二萬餘戸。東行至不彌國百里。官曰多模、副曰卑奴母離。有千餘家。南至投馬國水行二十日。官曰彌彌、副曰彌彌那利。可五萬餘戸。南至邪馬壹國、女王之所都、水行十日、陸行一月。官有伊支馬、次曰彌馬升、次曰彌馬獲支、次曰奴佳革是。可七萬餘戸。自女王國以北、其戸數道里可得略載、其餘旁國遠絶、不可得詳。次有斯馬國、次有已百支國、次有伊邪國、次有都支國、次有彌奴國、次有好古都國、次有不呼國、次有姐奴國、次有對蘇國、次有蘇奴國、次有呼邑國、次有華奴蘇奴國、次有鬼國、次有爲吾國、次有鬼奴國、次有邪馬國、次有躬臣國、次有巴利國、次有支惟國、次有烏奴國、次有奴國、此女王境界所盡。其南有狗奴國。男子爲王。其官有狗古智卑狗。不屬女王。自郡至女王國萬二千餘里。なんなんだ？この漢字は？？やっぱり難しい。。。（^^;

January 17, 2007

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大和と暮らす - 胸をはる -

一般的には、猫の大好物はネズミと言われている。確かにネズミも獲るが、大和に限って言えばそれは違っている。猫科動物の習性として、動くものにはどうしても手が出てしまう。大和も例外ではなく、ネズミを見つけると飛び掛かっていった。ただし、決して食べる事はない。わざと逃がしてまた追いかけて・・・弱って動かなくなるまで遊んでいる。それはネズミだけに限らず、すずめ・ハト時にはインコまで！猫って、なんと残酷な動物だろう！ある日、こんな事があった。どこかで大きなネズミを捕まえたらしい。いつもなら飽きて置いてくるのに、その日に限り咥えて家に持って帰ってきたのだ。きっと君の事だから、今迄で最高に大きい獲物を捕まえた自慢をしたかったのだろう。（＾＾しかし・・・家にはまたもや私とお袋のみ！これから起きる事件は・・・大体想像できる。（爆笑）大きなネズミを咥えた大和は、外から飛ぶように走って来た。床がフローリングみたいになっているので、お袋の前で止まろうとした大和は止まりきれず、そのままお袋の足に激突！なんでまたそんなに急いだのか？そのはずみか、咥えていたネズミはお袋の足元にポトリと落ちてしまった。「どうしたの？大和」まだ足元のネズミに気が付かないお袋は、一目散で走り込んで来た大和をみて、また喧嘩でもしたのかと思ったのだろう。足元も確認せず大和を抱こうとした瞬間・・・グニュッ！！「！？エッ？・・・ギャァァァ～！！！」お袋はゴキブリ・ネズミが大・大・大嫌いなのだ。（＾＾；一方大和は喜んでくれているのか？と勘違いしたらしく「ニャ～オォ～ン♪」といつもの大きな鳴き声で甘えて応えている・・・「や・や・大和ォ～！！」その声の変化・音！に聞き覚えがあったのだろう。初めて危険を察知したらしく、大和は一目散に逃げ出した。私の元へ・・・お袋の足・ズボンには大和の贈り物の色が付いて変色していた。（爆笑）大和は私のお腹の上で「ニャァオ～ン」と鳴きながらも、耳を立て胸を張りシッポを振っている。「どうだ！大きいのをとったぞ！」そう言いたそうに・・・大和、お前は誉めてもらいたかったんだろ・・・おまえの言いたい事はわかる。わかるけどなぁ・・・たぶんお袋には絶対わかってもらえないよ。だって、またクリーニング代かかるし。。。（大爆笑）しっかし、どうして君はいつもお袋の所に持って行くんだ？？いつもえさをくれるお袋にコビ売ってるんだろォ？？（笑）多分一生それは通用しないと、私は思うんだけどな♪君はほんとうに懲りない猫だね、大和！（＾＾

January 11, 2007

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大和と暮らす - 雨の日のおねだり -

私の記憶する限り、猫が風呂に入るなんて聞いた事が無い。だが、大和は風呂に入る猫なのである。間違いは突然やってきた。（＾＾或る雨の日、いつものように家の廻りを徘徊していると、見慣れない大きな猫と遭遇してしまった。ボスである大和は、当然のようにけたたましい鳴き声を上げて威嚇する。しかし、敵もさるもの逆に威嚇してきたのである。こうなったらやるっきゃない。案の定、凄まじい悲鳴を上げながら二匹の猫の決闘が始まった。どこの猫かは知らないが、大きい･･･大和よりもさらに大きい猫だ。さすがの大和も苦戦し、二匹揃って水溜まりにドボン。驚いた猫達は、そこで終戦となったわけだが、その後がいけない。幸い怪我ひとつ無く凱旋した大和は、いつもの通りに足を洗い家の中へ。しかし泥で真っ黒になった体はいかんともしがたい。案の定、家の中は泥だらけになった。「家を守ってやったぞ！飯をくれ！」そう言わんばかりに、たまたま食事の支度をしていた大和の給仕係であるお袋の足元に・・・。よせばいいものを、その汚れた体を摺り寄せる。しかし今日、お袋はすぐ外出できるよう着替えたばかりであったのだ。そんな事など露とは知らない大和は、ありったけの甘えた声で体を摺り寄せていた。「きゃぁ～！！や・や・やまとぉ～！！」言うに及ばず、クリーニングした服は見事に大和の体を綺麗にしていた。（爆笑）大和にとってお袋は給仕係、お腹が空いた時にだけ最高に甘えるのだ。喧嘩でお腹の空いた大和は、いつものようにおねだりしただけだったのだが・・・たまたまそれが・・・ネ♪（＾＾今度は家の中で鬼ごっこが始まった。訳の分からない大和は、捕まらない様に逃げ回る。お腹が空いているのに鬼ごっことは、さぞかし疲れただろう？大和！（爆笑）時間に追われていたお袋は、仕方なくいつもの服に着替え、飛び出して行った。残された大和は、食事が貰えずぎゃぁぎゃぁ泣き叫ぶだけ。「おまえが悪いんだぞ！」まだぎゃぁぎゃぁ騒いでいる大和に言ってやった。解かるわけないか・・・（。。）ここから不思議な猫が誕生する事になる。お風呂大好き猫である。翌日、真っ黒だった大和の体は今度は真っ白になっていた。昨日の汚れが乾き、体中に白く浮き出てきたのだ。広間の絨毯の上で寝ていた大和を、お袋が発見したのは朝方だった。「やまとぉ～！！☆◆△＊※×・・・」二度目の御対面に、堪忍袋の尾が切れたという感じかな？（爆笑）哀れな大和は、猫のくせにお風呂に入ることに♪（＾＾昨日からご飯もたべていないのにね。石鹸で十分に髪（毛？）を洗われ、そんでもってリンスまでされて・・・ドライヤーを気持ち良く受けながら、一挙にノミ・ダニ退治も完了！さっぱりした大和は、以前にもまして元気に走り回っている。その姿があまりに滑稽で･･･まるで気分さっぱりした人間がとる態度に似ていて♪（＾＾不思議な猫だなぁ・・・おまえって！お風呂というより、その後のサッパリ感を知った大和は、誰かがお風呂に入ると後を追うほどになったのだ。猫は水が嫌いとばかり思っていた私には理解できなかった。暖かいからだろうか？不思議な大和の行動は未だ不明である。お風呂が大好きな猫、それも大和であった。Ｔｅａ☆Ｔｉｍｅ♪http://mblcom.hp.infoseek.co.jp/nagaya/tv/teatime/index.html

December 26, 2006

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大和と暮らす - 大和の生きる知恵 -

その日は雨で買い物にも行けなかった。悪い事に買い置きの猫のえさも無くなり、一日だけあまりもので凌いでもらおうと、残り物の一部を分けてあげる。しかし、大和は食べない。「どうした？大和？？」理由の分からない私達は病気では？そんな心配をしながら、いろいろなものを猫の前に出してみた。すると不意に食べ始めたのだ。「ん？どういう事？」理由の分からない私は、大和が食べているものと食べないものを比べてみた。「あ！こいつ！！」なんと、今私達が食べているものだけ食べているのである。人間が食べているものが新鮮で美味しい。何時の間にか大和はそんな悪知恵というか、生きる知恵を学んでいた。好きな物を食べてある程度満足したら、さっさと行ってしまう。では残っているいつものえさは？どうもそれは、お腹が空いた時のため貯蔵している気になっているようだ。深夜、一人でモグモグと食べているのを何度もみかけている。ちゃっかりした猫だ。（＾＾

December 22, 2006

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大和と暮らす　- 初めての恋♪ -

オス猫の大和はすぐに近所の猫と仲良くなった。と思ったらさっそく怪我して帰ってくる。なにがあったのか･･･言わずもがな･･･である。（＾＾自分勝手に一途に好きになったメス猫を追いかけ廻し、相手のオス猫と大喧嘩したのだ。まだ体の小さい大和が勝てるわけがない。案の定、耳を噛みつかれ一目散にダンボールに飛び込んで来た。これが原因で、大和は片方の耳の一部が欠けている。それから翌日まで箱の中から出て来なかった･･･いや出て来れなかったんだよね、大和♪（＾＾洋猫とでも言うのだろうか。ペルシャ猫の大和は、家に来た初めての海外産だ。気性は激しく、とてもプライドが高い。食べ物にもうるさく、新鮮なものでないと見向きもしない。かつお節ご飯なんて自分の食べるものではないと、鼻にもかけないから始末におえない。夕食の残り物をあげれば済むと簡単に考えていた祖母は、そのわがままさにほとほと困り果てていた。まさか猫の献立を考えるはめになろうとは･･･他人からみれば滑稽である。とにかく大和は近所のボス猫に敗れた事で、我が家の猫として住み着く事になったのである。

December 9, 2006

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大和と暮らす　- 足を洗う猫 -

君は少しの間にずいぶんと体も大きくなり、家の近所ではいつしか貫禄あるボス猫になっていたね。のら猫はあまりいないけど、廻りには大きくて強そうな猫がたくさんいた。私の家にも時々どこかの猫が入り込んできたが、君が成長すると共に次第に来なくなったよ。その時思ったね。やっと君は本当のボスになったなと。家の廻りを散歩しながら、縄張りを確保していたのかな？雨の日も出かけていた。若い頃、汚い足でそのまま家に上がり、よくお袋とやりあっていただろ？そう、まさしくやりあっていたよ、君は！「やまとぉ～！！なんでそんな汚い足で上がるの！」「にゃ～ん・・・にゃおぉ～ん！」お袋が一言いうたびに「にゃお～ん」と反応する大和。そばで見ていて思わず笑っちまったよ♪（＾＾「ドアを開けておいたのは誰？」なんていつも俺はおまえのとばっちりだ。こっちにくるんだから、足ぐらい洗えよ！この声が聞こえたのか？大和は家に上がる前に、ぞうきんの上で爪を研ぐしぐさを始めるようになったのだ。その姿は、まるで足を洗っているようにもみえる。雨の日でも止めない見回りのため、そして家を汚さないため？とにかく、家に上がる度に足を洗う猫がここに誕生したわけである。（＾＾

December 6, 2006

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大和と暮らす　- 湯たんぽ -

大和の世話を一手に引き受けていた祖母が亡くなった・・・どんな時も祖母の場所がある事が、大和にとってとても安心できる寄り所だった。最愛の人を無くした君は、一時期どこにいたらいいのか自分の居場所を見失ったね。父母のフトンを転々と覗きながら、自分の居場所を捜していた。いつも祖母のフトンで寝ていた君には、どうしても同じ環境でないと駄目だったのかな？ガンコな君の事だから♪（＾＾そして最後に見つけた大和の枕は・・・私だった。（爆笑）猫には夏毛と冬毛があり、健康な猫は夏が近づくと自然と抜け変わる。暑い夏の時期、夏毛に変わった大和はフトンではなく、広間の片隅の自分の場所で寝る。いつの日からかそういう習性がついていた。寒い冬の時期、今度は広間では寒過ぎて耐えられないらしく、夜な夜な私のフトンに潜り込んでくる。猫の体は温かく、寒い冬の時期はまるで湯たんぽの様。が、ここからが大和の真骨頂発揮！実は大和、フトンの中では寝れないのである。（笑）それは悪夢である。大和は、自分が寝る為には枕を必要とする猫である。それを確保するため、いろいろと知恵を絞り行動してくる。何をするかといえば・・・私をどけようとする！（爆笑）両手を前に突っ張り、どうにかして自分のスペースを作ろうとするその姿を大和、おまえにみせてあげたかったよ。大和はフトンの中では苦しいらしく眠れない。どうしても私と一つ枕で頭を並べて寝ようとする！（笑）そして私の枕が奪えなかった時、最後の手段にでるんだよなぁ・・・そう、私の首を枕にして寝てしまうのだ！！３６度以上の温かさを持った枕は、さぞかし気持ちが良かっただろうね。しかし・・・なんでおまえは枕が無いと寝れないんだ？そもそもそこがおかしい！猫の枕にされた私は、翌朝の目覚めも悪く時々悪夢さえみることも。。。どうしても這い上がれない湖の底・・・歩こうとすると首だけ絞めつけられて前に進めない・・・目が覚めたら、大和の重さで片腕が凍り付いたように動かない・・・体は右、顔は左のねじれた格好で起きたら、首が回らない・・・ひどい時には大和とキスしたまま寝ている時もある・・・目が醒めた時、私は大和と向き合い目を見つめてしまった・・・大和は先に目覚め、じっと私を見つめている。変な気分だ。。。オイオイ・・・もう・・・きりがない！私を枕にする猫、大和。これが君が残した思い出だよ。

November 29, 2006

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大和と暮らす　- 忠猫大和 -

帰りの時間が決まっていない私は、時々深夜になることもある。そんな時、大和が門のところで迎えてくれる。最初は、きっと夜遊びのついでに迎えてくれていたのだろうと思っていた。ところがである。いつもいるのだ。さすがに雨の日はいないだろうと思いきや、車庫の入り口で「にゃ～ん♪」おいおい、おまえは忠犬・・・いや、忠猫大和か？（＾＾大和のお出迎えを受けている為か、一寸一杯の回数も減り、ずいぶんと健康になったものだ。（爆笑）大和が気になり、どうしても早めに足が家に向いてしまう。というか、嬉しかったのかも♪（＾＾；猫に癒されて喜んでいる私も・・・ワッハッハ！！私の健康を気遣ってか、それとも私が帰るとお土産がもらえるからか・・・定かではないが、忠猫大和のお出迎えは彼女ができるまでずっと続いたのである。（＾＾大和よ今なら正直に言えるだろ！おまえは誰を待っていたのだ？？もしや毎晩彼女を待っていたのではないか？あやしい・・・

November 23, 2006

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大和と暮らす　- 祖母の教えた芸 -

もともと大和は私というより祖母の所に来た猫である。当時の祖母にとって、まだ子供の猫、大和の世話は日課になっていた。好き勝手に遊んでは部屋を汚してまわる大和に、さすがの祖母も怒り心頭。「こらぁ～！なんで君は言うことをきかないの？」いったい誰に話しているのか・・・既に自分の子供のように猫と会話していた。動物だからわかるわけないじゃない。誰もがそう思っていた。この家に過去いた猫を考えれば当たり前である。人間の言葉を分かる猫・・・いるわけがない。だが、大和は少々違う猫のようだ。それは祖母の一言から始まった。「ねぇ、ちょっとみて！」祖母が呪文みたいな言葉を言い出した。「しっぽしっぽしっ～ぽ！」なになに？なに言ってるんだ？？みている私たちは、とうとう祖母が痴呆症になってしまったのでは？とそれはそれはもう･･･（笑）しばらくみていると、大和が・・・しっぽを持ち上げ、左右に振っているではないか！「大和が踊ってるよぉ～！」しっぽを振り踊る猫、こんな猫いままでこの家にはいなかったぞ♪（爆笑）大和は、祖母の教えたこの芸を最後まで覚えていた。

November 16, 2006

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初お目見え

大和が家に来たのはいつだったろうか？東京の叔母の家から埼玉に引っ越し。新しいマンションに引っ越す事になった叔母が、動物は飼えない事を後で知り私の家に連れてきた。小さなダンボールの家で育った大和は、東京に比べれば田舎の埼玉に来て毎日がオドオドビクビク。「なんでそんなに脅えるの？？」マンションの狭い空間で育った大和は、自然の中で生活した経験が無い。こんなに広いのに一目散に東京から持ってきたダンボールの小さな空間めがけて逃げるように駆け込む。そんな奇妙な行動に、最初は「気が変になったのでは？」と余計な心配も♪（＾＾仕方なくみかん箱に穴を空け、毛布を引いて東京のマンション時代と同じ空間を作ってあげた。安心したのか･･･猫らしくなってきたのはそれからである。初めての恋♪オス猫の大和はすぐに近所の猫と仲良くなった。と思ったらさっそく怪我して帰ってくる。なにがあったのか･･･言わずもがな･･･である。（＾＾自分勝手に一途に好きになったメス猫を追いかけ廻し、相手のオス猫と大喧嘩したのだ。まだ体の小さい大和が勝てるわけがない。案の定、耳を噛みつかれ一目散にダンボールに飛び込んで来た。これが原因で、大和は片方の耳の一部が欠けている。それから翌日まで箱の中から出て来なかった･･･いや出て来れなかったんだよね、大和♪（＾＾洋猫とでも言うのだろうか。ペルシャ猫の大和は、家に来た初めての海外産だ。気性は激しく、とてもプライドが高い。食べ物にもうるさく、新鮮なものでないと見向きもしない。かつお節ご飯なんて自分の食べるものではないと、鼻にもかけないから始末におえない。夕食の残り物をあげれば済むと簡単に考えていた祖母は、そのわがままさにほとほと困り果てていた。まさか猫の献立を考えるはめになろうとは･･･他人からみれば滑稽である。とにかく大和は近所のボス猫に敗れた事で、我が家の猫として住み着く事になったのである。

November 7, 2006

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大和と暮らす

大和と書いて「ヤマト」。そう、あの戦艦大和からとった名前である。だが、船では無く猫の名前だ。私の家の周りの猫族のボス！それが大和である。大きな体をゆすりながら、塀の上で昼寝をしていた大和。駐車場に入ってきた車のバンパーの上は暖かいと分かると、毎日のようにその上に横たわり、私に車拭きの重労働を出勤前にさせた大和。仰向けに寝そべってテレビを観ていると、必ずお腹の上に乗ってくる大和。礼儀正しく顔を私の方に向けて座る。にらめっこ？お見合い？お前はオスだろ！お願いだから降りてくれよ･･･と何度も降ろすと、ふてくされてテーブルの上から私のお腹めがけてジャンプ！「オエェ・・・」まったくヤンチャで悪戯好きな大和。今年最後の日を迎えた・・・あの時の大和は・・・医者の話では老衰との事。長かった一緒の時間は･･･分かってはいるが･･･納得したくないと･･･たかが猫、されど猫、１６年も一緒に暮らしたら･･･「もうがんばらなくていい･･･もう十分だよ。」水も飲めなくなっってしまった大和をみて、そうつぶやいていた。水分の無くなった痩せ細った体を、どうにか動かしながらやっと･･･ほんとにやっと生きている･･･声も出す事が難しくなってきた。私の姿を見つけると、どうにか頭を動かして鳴き声を上げようとする･･･泣き声を･･･私は「大和」とは絶対呼ばない。彼はどうにか応えようとするから･･･もういい･･･もういいよ･･･最後の日は結局3時に就寝。私の部屋は二階にあるが、一階からかすかに聞こえてくる大和の鳴き声で目が覚めてしまう。不思議なものだ・・・聞こえてしまう。気になって降りてみると、大和はこちらを向いてかすかに目を開けて観ている。「分かったのかな･･･」しばらくすると母が起きてきた。最後の日を迎えるまで、家族全員大和が気になり安眠できない毎日だった。猫の一生で一番辛い時期が、私をこんなに悲しませるとは･･･「うるさいなぁ！」「重いから降りろ！」そんな言葉が言えた時期が、実は一番幸せな時間だったのか・・・と今はそう思う。その面影も少しずつ消え、残された大和のお皿がポツンと置いてある。大和が食事をする場所を誰も片づけようとはしない。そこにはまだ大和の魂が、今もはっきりと残っているからである。「大和と暮らす」は私が猫と暮らした実話である。

November 1, 2006

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