741481 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

喫 茶 去

喫 茶 去

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2014.11.23
XML
カテゴリ:本・読書
映画宮沢りえ主演の『紙の月』はまだ見ていないが、NHKのドラマになった原田知世主演の『紙の月』は見た。

今日、角田光代さんのお話を聴いてきた。角田さんにお会いするのはこれで4度目かな。

『紙の月』にサインをいただいた。金色の印鑑も押してくれた。前回まではなかった。

ドラマの方が小説に近いらしい。映画は角田さんも驚いたという。

映画よりも、やはり原作が気になるので読んでみることにする。

角田さんは来年2月までの連載を終えたら、自分の小説は書かないで、3年間『源氏物語』に取りかかるそうだ。

これは、河出書房新社で日本文学全集全30巻というのを刊行予定で、その一人として選ばれている。

昨日たまたま本屋でこのチラシを見つけた。

まず第1巻が先日発売された。池澤夏樹の訳『古事記』である。

チラシを見ると、2巻以降は来年1月から売り出される予定で、角田さんの『源氏物語』は、4巻~6巻となっている。

これだけ見ると2巻目が1月発売だから、4巻目の『源氏物語』は3月発売になると思ってしまう。

しかし、今日の角田さんの話によると、2月までの仕事が終わったら取りかかるので、まだ何も考えてないということだった。

これから3年間で源氏を訳そうとするのだから、4~6巻目という河出書房の設定はおかしいのではないか。

それとも、順番にではなくバラバラに売り出して、最後に全巻揃うという方法なのだろうか。

このチラシは全巻予約の申込用紙であり、お金を先取りしようという魂胆だ。

果たして、全巻予約する人はどれくらいいるのだろう。

1冊の値段が高いし、半分は古典もので、訳者の顔ぶれを見ると果たして売れるのかどうか。

角田さんの『源氏物語』だけは読んでみたいが・・・買うかどうかは、その時の懐具合しだいである。



さて、現在読みかけの本は、司馬遼太郎の『菜の花の沖 3』、岡本太郎の『今日の芸術』、『須賀敦子全集第1巻』の3冊。

『菜の花の沖』は高田屋嘉兵衛の物語で、6巻まであるので、あと3冊買わなければならない。

岡本太郎のこの本は1954年に発売されて、当時大ベストセラーになったものだという。

60年も前に書かれたものなのに、古さを感じさせない。現代にも十分通用するからこそ読まれ続けているのだろう。

須賀敦子という作家を先月知ったばかり。イタリアの生活体験を書いたものでエッセーである。

これも1985年から1996年にかけて発表されたものを、文庫化して収録したもの。

最近、古いものばかり読んでいる。多くの人が良かったと評価しているものは、確かに読んで損はない。

安易に新刊に飛びつかず、吟味されたものを読むようになったら、ちまたで売れてる本が気にならなくなった。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014.11.23 22:18:39
コメント(0) | コメントを書く
[本・読書] カテゴリの最新記事


PR

プロフィール

虹の木313

虹の木313

カレンダー

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.