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安産祈願の夫婦あわ… 料理長52歳さん

2012年10月25日
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カテゴリ:健康
 生まれると同時に、または生まれる以前から進行がはじまり、進行を食い止める事はできずにやがて死に至るというと、どこか怖ろしげな病気のようにも思えます。すべての人が等しく経験し、逃れる事のできないもの、それが老化ではないかと思います。

 老化とは時間の経過と共に不可逆的に進行する形態的、生理的な生態の衰退減少とされ、不可逆的と定義されているように元に戻す事はできないものとされています。

 古くから人はその避けられない老化を何とか逃れ、老化する事なく生き続ける方法を探し、特に権力者はその力が大きくなるほど不老不死を強烈に求めてきました。今日でも不老不死とまではいかなくても、老化を遅らせていつまでも若々しく過ごすアンチエイジングという考え方は非常に関心が高い事となっています。

 老化については、二つの大きな考え方が存在します。一つはプログラム説と呼ばれるもので、老化はすでに予定として用意されているという考え方が元になっていて、アメリカのヘイフリックによって提唱された「ヘイフリックの限界」という事に象徴されています。哺乳動物の体細胞は何回かの分裂を繰り返すと増殖を停止し、やがて自滅するとされ、それが老化に繋がっていくと考えられています。

 ヘイフリックの限界は遺伝子の末端に存在し、細胞分裂の際に千切れて短くなり、一定以上の短さになると細胞分裂を行えなくなる「テロメア」の存在が知られるようになって、より理解されやすい物となっています。

 もう一つの考え方はエラー説といわれるもので、遺伝子の複製が行われるたびに一定の確率でDNAの転写ミスが起こり、それが積み重なって老化が引き起こされていくと考えられています。

 DNAからRNAへの転写ミスはガンの原因ともされてる事から寿命という部分にも関わっているという事ができ、転写によって分裂に必要な数を確保するというシステムを採用している上では避けられない危険性のようにも思えます。

 どちらがより有力な老化の原因かと考えると、おそらくどちらかが有力というのではなく、双方の相乗効果で老化は進行していくものと思えてきます。進化の過程を通して生存や繁殖に関するマイナス要因の多くは淘汰されてきました。それでも老化が残されてきた背景には、表裏一体となった成長するというメリットの方が大きかったからともいわれます。

 老化というと、人生の質を悪化させてしまうとても悪いもののように思えてしまうのですが、それと引き換えに確保された成長というものをより良いものにしなければと思ってしまいます。





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最終更新日  2012年10月25日 08時01分41秒
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