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カテゴリ:健康
年間を通して見付けやすい星座として、「オリオン座」を夜空を見るたびに探してしまいます。粗暴でありながら狩りの名手でもある英雄オリオンは、オリオンへ向けて放たれた大サソリによって刺殺されたとも、大サソリから逃れて海にいるところを恋人である弓の名手、アルテミスによって射殺されたともいわれ、いずれにせよサソリとの因縁が深くなっています。
あまり星座には詳しくないのでサソリ座は上手に見付けられないのですが、オリオン座とは対になって天空を巡るとされるので、今度、探してみなければと思っています。 さまざまな物語や伝説によって語られ、自身もどこか禍々しい姿をしている事もあって、サソリは非常に危険な動物と思われていて、尾の先端にある毒針で刺されると即座に死に至るというイメージを持たれています。 サソリの登場は非常に古く、少なくとも4億3千年以上も前には存在していた事が確認される事から、人類の大先輩という事になります。その古さ故か世界中に1000種ほどが棲息しているとされ、日本にも南西諸島に2種の固有種がいる事が知られています。 猛毒を持つと思われているサソリですが、本来は捕食する昆虫を捕獲するための毒である事から、哺乳類などの動物を殺傷するほどの強さはなく、1000種もいる中で哺乳類を殺傷する事ができる可能性を持つものはわずか25種程度とされ、多くは蜂と同程度の毒性とされています。 急に怖ろしさが半減してきたように思えるサソリの毒ですが、蜂と同様、本来は死に至るものではなくても体が過剰反応してショック状態に陥るアナフラクシーショックを引き起こす可能性があり、その場合、伝説にあるような死に至る重篤な事になってしまう事があります。 そのため世界中で年間にサソリによって命を落とす人は1000人以上ともいわれ、やはり油断できない危険動物のように思えます。以前、見ていたサバイバル番組ではサソリは食べられるとして試食をしていたのですが、とても不味いらしくその味は放置したチーズのようだと例えられていました。 できる事なら刺されたくも食べたくもない、どこか遠い世界の動物であってほしいと思いながら、夜空のサソリは探してみなければと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年08月01日 07時48分58秒
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