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テーマ:食べ物あれこれ(49908)
カテゴリ:健康
普段、あまり感じていないのですが酷い肩凝りらしく、鍼灸師をしていた伯父に驚かれた事があります。そのせいか、たまに頭痛という事もあるのですが、それもほとんど気にならないので、随分と得な体質ではないかと思えてきます。
肩凝りが原因ではなさそうな感じなのですが、たまに耳鳴りがする事があり、短い時間ですが片方の耳が大きな音を聞いた後のように「キーン」と音がしてしばらく聞こえなくなる事があります。 大概、暇な時間などに多いようで、音に集中しなければならない時などに起こった事はないし、放置しておけばやがて治ってしまうので、神経がパニックでも起こしているのだろうと思い、大して気にもしていません。 耳鳴りは300人に1人の割合で悩まされているとされ、私のように生理現象の一つと思って全然気にしていない人もいれば、音がしていないのに音がするとして非常に不快に感じていたり、中には精神を病んでしまうほどに悩まされる人もいて、深刻なケースでは自殺に追い込まれる事もあるといいます。 根本的な原因が解明されていない事から治療法も確立されてはおらず、発症した際、どこが適切な相談先かも判らずに複数の病院を渡り歩く患者も少なくないとされます。 謎に包まれていた耳鳴りに対し、耳鼻咽喉科や神経精神科、生理学、解剖学などの医師による共同研究チームが結成され、重度の耳鳴りに悩まされる患者を対象にMRIを使った検査を行ったところ、重症患者ほど脳の特定部位のネットワークに異常があり、耳鳴りの音は聴覚とは関係なく脳の内部で作り出されている事が判っています。 音の強さに関しては、脳の中央部にある「尾状核」や記憶を掌る事で知られた「海馬」が関連していて、耳鳴りによる不快感は前頭葉の一部が関わっている事も判います。耳鳴りが発生する場所と不快感を感じる場所が異なる事が解明された事で人によって耳鳴りに対する不快感に大きな違いがある事が説明できるだけでなく、例え耳鳴りを治療する事はできなくても不快感を取り除く事は可能となるといった事も考えられます。 研究チームは今後、耳鳴りと関連した部位をさらに詳しく絞り込んでいくことで、発生に関するメカニズムの解明や治療法の確立への道筋を付けるとしています。300人に1人とはいえ切実に治療法の確立を待つ人がいるだけに、一刻も早い研究成果を待ちたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年08月08日 07時44分00秒
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