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カテゴリ:健康
昔から乗り物が好きで、乗用タイプの農機具から飛行機まで、いろんな乗り物に興味があり、移動手段とする事が楽しく思えて自動車の運転も好きなのですが、その中にあって自動車レースの最高峰、F-1(フォーミュラーワン)で使用されているレースカーは特別な思いで眺めてしまいます。
特定のチームや選手を応援したり、レースを観戦したりという事はないのですが、レースカーに使われている最新の技術には驚かされるものがあり、しかもそれがシーズン中にも進化を続けるという事には、誰がどのような経緯で開発しているのだろうと、その方が不思議に思えてきます。 世界のトップクラスのエンジニアが叡智を結集し、莫大な開発費の下に研究開発が行われているのだろうと想像するのですが、そうしたF-1の運営が大丈夫なのかと心配になった事があります。 かつてF-1の資金面にはタバコのメーカーが大きく関わっていました。レースカーの車体には大きくタバコの銘柄のロゴが描かれ、レースの派手な一面を演出してくれているようにも見えていました。 それがヨーロッパ諸国でタバコ関連の宣伝が禁止されると、禁止された国でレースが開催される際は、名称を記載してはいなくても銘柄を想起させるようなイメージが貼られ、禁止されていない国では従来のロゴが使用されるという運用が行われていました。 傍目にも宣伝効果が薄れている事が感じられ、このままではスポンサーとしてのタバコメーカーは撤退し、資金面の確保ができなくなるのではと心配になった事もあるのですが、最近見たところではIT関連の会社が代わりになっているらしく、相変わらずの派手なロゴに安心したりもしています。 未成年の喫煙者増加を懸念して禁止されたタバコの広告ですが、実際に禁止ついては科学的な根拠があるとされ、ドイツの健康治療研究所によると10代でタバコの広告を目にする回数が10回増えるごとに、その後、喫煙者となって日常的な喫煙を行うようになるリスクは30%ほど上昇するとされています。 ドイツの公立学校に通う10~15歳の喫煙習慣がない生徒1320人を2年半に渡って追跡調査し、その後の喫煙行動について検討を行った結果として得られたもので、衣類や自動車などの他の製品よりも広告を目にする回数は少なかったにも拘らず、特定の銘柄の広告はほとんどの生徒が一度は目にした事があると答え、影響力の大きさが伺えます。 F-1に限らず多くのレースの資金面を支えていたタバコの広告ですが、子供たちへの影響の大きさを考えると姿を消してしまって良かったのかもと思えてきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年08月28日 07時56分03秒
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