カテゴリ:囲碁
昨日の話に関連した話。
記事によると、名人戦で、子供達が最初だけ対局の様子を観戦して大喜びだったと言う。非常に良いことだと思う。過去にもタイトル戦の様子を見た人達の感想を見ると、真剣勝負の張り詰めた雰囲気に感動してそれだけで強くなった気がする、と言っている。それはよく理解できる。私はタイトル戦は見たことはないが、普通のプロの対局を見てもたいへんためになる。やはり、棋譜だけ並べるのとは全然違うと思う。 ただ、残念なことにプロ棋士同士の真剣勝負を観戦する機会は非常に少ない。対局は日常的に行われているが、ほとんどアマチュアには公開されてはいない。 棋士にしてみれば、そばに何をしでかすかわからない素人がいては集中できないというのは、当然ではあると思う。ただ、棋士は棋譜だけを世に残せば良い、というのでは味気ないし勿体ないと思うのだ。なぜならば、観戦して勉強になるだけではなくて、棋士の対局姿ほど、絵になりしびれるものはないからだ。 アマチュアでも、菊池先生や高林先生などの対局姿は格好よくてしびれる。本人達も、おそらく相当に見られることを意識していると思う。高林先生などは、時計を叩くしぐさまでが、美しく一つの芸術作品なのである。 もう10数年前だと思うが、世界戦の対局を応募者から抽選で当った人に一般公開していたことがある。私もたくさんハガキを出して、幸運にも当選したので日本棋院に出かけたのだ。 棋院2階の対局場に、一流棋士が勢ぞろいして対局していた。大竹、林、武宮、加藤、石田、趙治勲、小林光一、小林覚、徐ボンス、チョフンヒョン(ソウクンゲン)、ジョウ衛平、馬暁春、曹大元など。夢のような光景であり、忘れることができない。特に売り出し中の小林覚や馬暁春の颯爽とした打ちっぷりが印象的であった。 いつか機会があれば、イセドルや、チャンハオの対局姿を見てみたいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 24, 2005 08:33:40 PM
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