テーマ:囲碁全般(745)
カテゴリ:囲碁
多忙な事もあって記事は専ら囲碁ボケになっているので、久々に挑発的な記事を書きたくなった。テーマは碁の上達のための勉強法について。
碁の勉強は、本来自分に合う方法を探すのが一番良いと思うけれど、絶対的で間違いの無い方法を太田学氏が言っている。 「上手と熟考して指し、それを自分で研究すること」 30歳で本格的に将棋を始めて独学でプロも凌ぐ実力者となった氏の言葉には重みがある。私もこれに勝る勉強法はないと思っている。過去の記事 さて、数ある勉強法の中で、私がほとんどのアマにとって「役に立たない。時間の無駄」と考える勉強法の上位二つは以下である。 1 プロの棋譜を並べる 2 詰碁をやる 1・棋譜並べ 碁の面白さは上達することだけではないし、プロの碁を並べることは文化的で良い趣味であると思う。私の場合その趣味がないので、何かプロの碁を並べろと言われたら、数手さえも並べられる碁が一局もないので恥ずかしい。 棋譜からでは、その時の棋士の息使いはわからない。また、お互いに読みに読んで相手の狙いを消してしまうので、綺麗な筋が実際に現れることは少ないし、棋士が考えていることを棋譜から理解するのは相当の棋力でないと難しい。 意味を分らずマネをするだけでは上達にならないし、似たような形だけマネしても、似て非なる場合も多い。 それより、プロでなくてもよいから強い人の碁を生で見る方が断然良いはずだ。どこで、手が止まったか、どこで工夫しているか、と言うことが分る。置碁を見るのは特に良い。白の作戦とその結果が見えやすく、綺麗な筋に入るケースも多いからである。 ネットの生観戦も息使いまではわからないけれど、流れはわかり易い。 2・詰碁 詰碁は通勤途中など他にやることがない時にやるもので、対局の時間を潰すなんて勿体ない。ただ、よくある隅の基本死活だけは覚えておく必要はあると思う。 よく詰碁が読みの練習になると言われるのだけど、その100倍も読みの練習になる方法がある。それは、「実戦で読む」ことである。「ここを切ったらどうなるか」「ここを手を抜いたらどうなるか」「ここを取りに行ったらどうなるか」を読みきるかまたは読みきる努力をする、ということである。 「何となく危なそうだから手を入れる」「相手が上手だから切らない」「なんとなく無理そうだからその狙いは読まない」ということで、読みきる努力を放棄する習慣になっているのに「詰碁で読みの練習」なんて妙な話である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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