ダンナの日本労働研修
日本滞在中に、ダンナはこちらで念願の 労働研修 を行いました。 古い家屋を改装したカフェ&ギャラリー HANARE (HPは → こちら )週末は家族イベントなどが目白押しだった為、平日2回ベースで7日間、開店前の10:30前後~17:00までの約6時間半の勤務。HANAREでのダンナは、主に厨房でキッチンアシスタント。元コックだけに、その辺の動きは日伊そうそう変わるものではないので、教えてもらったり自分で見て覚えたりして、結構テキパキやってました。(私は前半に1回と、最終日にご挨拶がてら伺いました)お店は特に昼のランチタイムは混むし、接客から料理から皿洗いからレジまでダンナを入れてたった4人でまわしてるので、本当に忙しそう!!そんな時は、ダンナもスタッフの後ろについてお客さんにお料理を運んだりもしていました。最初、ご挨拶がてらに伺った時に “せっかくの休暇になんでまた働きたいんですか?” とオーナーさんから聞かれたのだけど、以前にも書いたように、ダンナの希望は “誰の助けもなく自分で日本語を使って何かをしたい”日本はもう5回目だし、元々方向感覚やもの覚えも良いのでHANAREがあり2年前まで実家のある市はもちろん、隣町の今の実家のある市の道も迷うことなくすんなりと。最初は私が買った回数券を渡してたけど、それがなくなって初めて自分で切符を買う時は券売機で前の人の買い方をじーーーっと見て何とかなったらしい。あと、最終日に駅前でドーナツを皆に買って行きたいけど買い方教えてって言われ店員さんが取る場合は指差して個数を言う、トレイで自分で取るなら取るでレジではまず、お持ち帰り、あるいはテイクアウトって言って・・・などと説明してこれも問題なく買えたようで、そういう積み重ねが少し自信になったみたい。言葉については、初日帰ってきてから、嬉しそうに “へいじつ、きゅうじつ!” と今まで知らなかった単語をいろいろ覚えてきたり、出勤前日には翌日にしゃべるネタ用に知らない単語を私に聞いてきたり、単語面でも会話面でも大分進歩したんじゃないかな?が、最終日、私が偶然いた時に、お客さんから “お手洗いはどこですか?” と聞かれて硬直していたので、場所を知っていた私がお客さんに教えたら“トイレじゃないの?え?そんな言い方もするの!?” って軽くショック 受けてました。それでも厨房内では、ダンナもイタリア語プチ口座なんかもして、“マッシ、次、スパゲッティ、ドゥエね!”なんてスタッフもイタリア語を混ぜて使ったり、ダンナは言葉が出ない時に、 “come si dice, come si dice...(何て言うんやろ)” とぶつぶつ言うので、スタッフの人がこのフレーズを覚えちゃったりも(笑)それでも何の問題もなくコミュニケーションはとれてたみたいで、毎日、楽しい楽しいを連発していたダンナ そんなダンナを見るのが私もとても嬉しかった この場を借りて、貴重な機会を与えて下さったHANAREのオーナー・スタッフ一同様、HANAREを紹介してくれたMちゃんKさん夫妻に改めて “ありがとうございました!”最終日には私とマニーノと両親も来てお茶をしたのだけど、家族なので(そういや姉が行った時も)?オーダーも張り切ってとりにきたダンナ!その後、17時になり、馴染んできたエプロンを返してお礼を言うと、皆さんからたくさんのお土産を頂き、記念写真を撮った。“次日本に来たら、また絶対来てね!” と見送られ、ダンナも感無量・・・ 何だか、私がイタリアに来て2年目くらいの頃を少し思い出した。留学に来て1ヶ月ほどですぐに知り合い、どこでもダンナは連れて行ってくれたのだけどイタリア人の知り合いと言えばダンナの友人だけで、何だか悔しいというか何と言うか、ダンナの彼女でない私”としてイタリア人の中に入りたくて仕方がない時期があった。きっと今までの滞在中、日本でダンナも同じように思ってたのかなぁと・・・さて・・・実はオーナーからもこんなものを頂きました。 お給料です ダンナの労働研修はあくまで研修であって、こちらからも“お給料はもちろんなしで”、先方からも“お給料は出せませんが”という話でさせて頂いたもの。それでも、 ダンナの努力のご褒美 なのか、ありがたく1万円を頂戴しました。これを開けた時のダンナの感動と言ったら・・・ふふふ。さて、この貴重な “ダンナの日本での初給料” 、使い道は私とダンナと相談して決めてあるのですが、これはまだ先の話になるので、その時期が来たらまたここでもご報告します♪ ↑ 日本に帰る楽しみが、また増えた!!・・・ぽちっと応援よろしく♪