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カテゴリ:怪談
これは駐輪所で缶コーヒーをすすっている時に、聞いた恐怖体験の話である。
![]() 男性は私のPCX160にそっくりなバイクに乗っており、友人もしくは彼女に電話を していた。彼のバイクは私のバイクにそっくりであるものの、ピンクのナンバープレートが 装着されていた。 男性はそのバイクに腰をおろしたまま、その日にあった恐怖体験を話していた。 電話先の相手の声は聞こえなかったものの、男性の会話を以下に記載します。 「さっきさあ、バイク乗ってたら幽霊にあって、すげえビビったんだよ。」 「まじだよ。やっぱり夏は出るんだって。本当だって。うん。」 「筑波山のカーブを走ってたんだけどさ。ゆっくりじゃないよ。結構飛ばしてたんだよ。」 「そしたら突然ばあさんが並走しててさ。本当だって。怖いからさ、もースロットル全開。」 「でも全然距離が離れないどころか、追い越されてさ。カーブの立ち上がりは上り坂だったせいも あって、ばあさんに追い越されたんだよ。まじびびったよ。」 「まじだって。本当なんだって。」 「ばあさんの背中には160って書いてあったんだよ。本当だよ。」
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最終更新日
2023.07.15 18:26:14
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