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エジプト軍報道官はパレスチナ自治区ガザとの境界にあるラファ検問所付近で銃撃があり、エジプトの治安部隊員1人が死亡したと発表したそうで現在調査を進めているという。イスラエル軍はエジプト境界で両国の兵士間で銃撃があったとの報告を調査していると発表しエジプト側と協議していると述べている。エジプト国営アルカヘラ・ニュースによるとエジプトは自国の治安部隊の安全を脅かさないよう警告したとし再発防止に必要な措置を講じると述べたという。複数のエジプト治安筋によると監視塔に配置されたエジプト兵が、パレスチナ人を追うイスラエル軍部隊を乗せた装甲車が決められていた境界線を越えるのを見て発砲したところ、イスラエル軍が凄まじい反撃を行って兵士を殺害したため双方の間で銃撃戦になったという。
複数のイスラエル軍兵士が負傷してイスラエル軍は後退したが、エジプト側でも兵士が負傷したという。イスラエルは今月もガザ側からラファ検問所を掌握し周辺で攻撃を強化しており、エジプトは強く批判していており、エジプトとイスラエルの緊張がエスカレートする恐れがあると懸念されている。イスラエル国防軍は「エジプト国境で銃撃事件が発生した」と認めエジプト側と協議中だとしたが、それ以上の詳細は明らかにしなかったという。米国などはイスラエルによるラファ攻撃がエジプトとの関係悪化につながることに懸念を示しており、両国が1979年に締結した平和条約はイスラエルの安全保障に不可欠と考えられていて、イスラエルが和平を実現するために領土を返還したことから「領土と和平の交換」と言われている。 シナイ半島はエジプトとイスラエルとの和平に際しどの地域にどの位の兵員と装備を配置していいのかが厳密に指定されエジプトはそれを遵守してきているが、これは見方によっては「イスラエル」を警備する行為でしかないのでイスラム過激派などからの非難の的となっている。エジプトの世論一般だけでなく軍や警察の末端の要員にはそうした現状に対する不満が根強く、国境地域やエジプトの都市部でイスラエル軍やイスラエル人への襲撃事件がしばしば発生しているそうなのだ。エジプト政府は、アメリカやイスラエルの仲間、現下のものも含む紛争の「仲介者」としての立場を守ろうと引き続き「イスラエルの警備」に努めるといわれているが、和平交渉再開が言われだした時宜の事件なのでイスラエル側の何かの悪意を感じるという。 またパレスチナ自治区ガザの最南部ラファ北西部のテントが集まる地域で少なくとも45人が死亡した空爆について、イスラエル軍は民間人の犠牲者が出たことを認め「遺憾に思う」との声明を発表しているが、イスラエル軍はこの攻撃についてハマス幹部2人を標的としたもので攻撃したのはハマスの施設だと発表している。この攻撃をめぐってイスラエル軍は攻撃した場所について「軍が市民に避難を呼びかけている人道地区ではない」としているが、パレスチナ赤新月社は攻撃を受けたのはラファ中心部に近いテル・アル・スルタン地区で、イスラエル軍がラファでの作戦にあたって住民の退避場所として指定した「人道地区」に含まれていると発表し両者の意見が食い違っているが、住民が犠牲になったことだけは間違いないという。 ニューヨーク・タイムズが伝えた現地の医師の証言やガザ保健省によると犠牲者のほとんどは民間人で主に女性と子どもたちだったとされ、エジプトが国際法の明白な違反としたほか、カタールはラファへの攻撃で休戦と人質交換の実現に向けた取り組みが妨げられる恐れがあると警告している。国連中東和平プロセス特別調整官トーア・ウェンズランドは「人々が避難場所を求めて集まっていた地区で、これほど多くの女性と子どもが犠牲となったことを深く憂慮する」と述べている。米国家安全保障会議の報道官も今回の空爆の映像について「胸が張り裂けそうだ」と語り、イスラエルには「ハマスを攻撃する権利がある」が「民間人を保護するため可能な限りの予防措置を取らなければならない」との見解を表明しているという。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年05月29日 02時39分03秒
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