「絶対に明かさない」と野田首相の口から衆議院解散の時期が明かされたのは14日、党首討論の時だった。今、私が思うに、自民党の安倍総裁の挑発にまんまと乗せられた印象だった。そしてまた、2日後となる16日の衆議院解散にみんなが大慌てしたという印象を持たざるを得なかった。
思えば先月下旬に石原都知事が辞任を表明してから政界の動きが急に慌ただしくなった。急に決まった都知事選挙、急に決まった総選挙、そして急に離党届を出す議員達・・・。もう「民主党はこんなにも寄り合い所帯だったのか!」と思わざるを得ないほど離党者が続出した。以下のようにまとめたい。
先月までに、小沢新党(国民の生活が第一)以外の政党に移籍するために民主党を離党した(赤文字の議員は消費税増税法に反対した議員、黄文字の議員は棄権)。
減税日本へ
小泉俊明(茨城3区)
小林興起(東京比例区)
水野智彦(南関東比例区)
熊田篤嗣(大阪1区)
みんなの党へ
杉本和己(愛知10区)
平 智之(京都1区)
日本維新の会へ
石関貴史(群馬2区)
今井雅人(岐阜4区)
松野頼久(熊本1区)
水戸将史(参院・神奈川)
無所属
中津川博郷(東京比例区)
また、解散が明言された14日からの3日間で民主党からは少なくとも9人の衆議院議員が離党(またはその意向を表明)した。
富岡芳忠(栃木5区)
初鹿明博(東京16区)
山崎 誠(神奈川8区)
小沢鋭仁(山梨1区)
橋本 勉(岐阜2区)
長尾 敬(大阪14区)
中川 治(大阪18区)
福田衣里子(長崎2区)
山田正彦(長崎3区)
また、「第三極」と呼ばれる政党でも、消費税や原発の問題などで対立する政党が「連携する」と言い出す党が出てくるのもあり、何を信じたらいいのか分からなくなってきている!そういう意味だと、公明党や共産党は全くぶれていない。
来るべき12月16日の第46回総選挙の投票日までに投票先をゆっくり考えておきたい。
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