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てきとう園芸日記

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May 28, 2009
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カテゴリ:インパチェンス
よ~~~~~~~~やく,『サンパチェンスの斑入りサーモン』が昨日(2009/5/27)開花しました.







定植(2009/4/18)から開花まで,約40日もかかった事になります.
皆さんから戴いたコメントや,検索して集めた情報によると,どうやら『斑入りサーモン』は他の花色よりも開花が遅れるとの事.
更に検索して判ったのですが,『斑入りサーモン』は他の花色よりも花数が少ないそうで….
そんな事なら違う(=好きな)花色を買ったのにぃ~!
ちゃんと購入前に調べておけば良かったよぉ~. ヽ(TдT)ノアーウ…
まぁ~既に後の祭りですので,今年は我慢して育てようと思います.

さて,開花を待ちわびていたサンパチェンスですが,せっかく咲いた花は取り除きました.



まだディスプレイを開始する時期ではなく,株を大きくする事にエネルギーを振り分けたかったからです.
と言うのも,この鉢と入れ替え予定の『リカパン(虹色スミレ with Licca)・ラブリームーンリカとスイートアリッサムの並植』が,相変わらず『エアコンの室外機カバーの上』に居座っているからで….

     
木製室外機カバー NC-990(ブラウン)





日当たりが悪い場所なので相変わらずリカパンの花数は少ないですが,スイートアリッサムがいい感じなので,なかなか処分できないのですよぉ~.
まぁ~さすがに来週末には夏越しのために切り戻した方がいいと思いますけど.
とりあえずもう暫くはサンパチェンスの摘花を続けていこうと思います.
だって蕾はイッパイありますからね.w




さてこのサンパチェンス,開発(インパチェンス属の種間雑種)&発売元はかの有名な『サカタのタネ』なのですが,『2008.3.25 のニュースリリース』で以下のように発表しています.

従来の園芸植物と比べ、NO2で5~8倍、ホルムアルデヒドで3~4倍、CO2は4~6倍もの高い吸収能力を発揮
当社開発の草花『サンパチェンス』シリーズの高い環境浄化能力を実証
さらに都市部のヒートアイランド現象に寄与する高い「打ち水」効果も持ち合わせた総合環境浄化植物
      ・
      ・
    (中略)
      ・
      ・
当社はこの研究結果を通じ、『サンパチェンス』を社会問題となっている地球温暖化や大気汚染を軽減する「環境浄化植物」と位置づけるとともに、地球温暖化防止策の一環として注目されているCO2の農地への吸収のため、栽培後の堆肥としての再利用の提案も含め、その優れた環境特性を積極的に訴求していきます。


これだけ読むと『サンパチェンス』って環境に良いんだぁ~という印象を持ちます.
実際,一部のTVや新聞等の報道機関が『サンパチェンスは地球温暖化に有効』と報道しているようです.
しかしそれは大きな誤りです.
この研究を『サカタのタネ』と共同で行った東京大学の浦野博士が,ご自身のHPで以下のように断言しています

ただし、この結果が直接大気中の炭素固定に役立つとは言えない。植物は枯れた後微生物によって分解されその時に二酸化炭素を放出するので炭素収支はゼロである。
すでに一部のTVや新聞等の報道機関が「サンパチェンスが地球温暖化に有効」と報道しているようだが、それは今回の実験で判明した事実ではない。理想だけが先走りしている情報であり、実験を担当した私にはまったく責任はない。「サンパチェンスと地球温暖化の関係」あるいは「サンパチェンスが二酸化炭素吸収源として有効」などという見解については私は一切関与していないのでご承知おき願いたい。


すなわち,NO2やホルムアルデヒド,CO2を『サンパチェンス』が大量に吸着したとしても,燃やしてしまえば元の木阿弥に成るということなのです.
とても重要な事なのですが,一体どれくらいの『サンパチェンス』購入ガーデナーがこの事を理解しているのでしょうか?
きっと多くのガーデナーが枯れた『サンパチェンス』をゴミとして処分していると思うのです.
さすがに『サカタのタネ』もその点は理解しているようで,上記のニュースリリースに『近年、ガーデニングがブームになっていますが、都市部を中心にガーデニング後の培養土や植物体の処理をどのようにしていくかが、新たな問題となっています。楽しんだ後の『サンパチェンス』を、ゴミとして捨てたり、燃やすのではなく、土壌に還元し、その有機物を新たな植物の栄養分として、リサイクルすることを当社は奨励します。』と書いています.
でもそんな事が実際に行われると考えているなんて思えません.
だって都市部では鉢植えが中心でしょうから,リサイクルする場所なんて有りはしないのです.

ただしもう一方の特徴である『打ち水効果』は本当に期待できるのでしょう.
浦野博士も否定していません.
しかしこの点に関しても問題があります.
確かに同じ水を撒くなら『サンパチェンス』に撒いた方が効率が良いのでしょうが,『サンパチェンス』が夏場に必要とする水分量が半端ではないらしいのです.
終日直射日光が当たるような場所に地植えした場合,一日2回の水遣りが必須のようです(それでも生育が衰えるとの事).
通常,地植えの植物ってそんなに給水する必要なんてありませんよね.

風呂の残り湯や溜めておいた雨水を使うなら問題ありませんが,水道水を使った場合は単に『水』を消費するだけではありません.
水を精製したりポンプで送ったりするために電気が使われているわけですから,水道水を沢山使う事はちっともエコではないのです.
しかも水不足が発生することもある夏場に大量の水が必要な植物って,果たして環境に良い植物と言えるのでしょうか?


尚,『サカタのタネ』は『サンパチェンス』が『暑さや強い日差しに耐え、夏でもたくさんの花を次々に咲かせます。』と謳っていますが,高冷地でなければ真夏の終日日向になるような場所では確実に生育が衰えるようです(最悪枯死するらしい).
ただし午前中のみ直射日光が当たる半日陰では真夏も調子が良いと報告されています.
『サカタのタネ』はこういった情報をもっとガーデナーに判るように公開すべきでは無いでしょうか?
そうでないと,最初は売れても『駄目』ってレッテルを貼られて販売量が尻すぼみになると思うのですけど….
それに公正取引委員会から排除命令が出されかねないのでは?
………って,それならもっと暑さに弱い八重咲きインパチェンスのカリフォルニアローズ・フィエスタが先に排除命令を受けるかな.w
夏は瀕死状態になって枯死する株が多いのに,『春から秋まで長期間楽しめる』って謳っているし.
せめて一言『夏場は花を休みます(日向では枯死します)』って書いてりゃいいのにねぇ~.



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サンパチェンスのその後の様子はこちら

リカパン(虹色スミレ with Licca)とスィートアリッサムの並植 のその後の様子はこちら





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Last updated  June 14, 2009 05:51:56 AM
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