カテゴリ:食事について
タイトルのことに興味を抱いた医学生がおりました。
話を聞いてみましょう。 例を牛にとってみます。牛は典型的な草食動物で、 青い草を食べて成長します。したがって、かれらの腸の中は 「緑の世界」であるはず。ところが、腸の壁を一枚へだてた 反対側は、真っ赤な血液が充満した「赤の世界」です。 なぜ、「緑の世界」が腸壁一枚へだてただけで、 「真っ赤な世界」に変わるのか? このことの不思議さ、それは同時に、すべての生き物が持つ 生命の創造力、むずかしい言葉を使えば、自然の摂理の 素晴らしさに、限りない興味を覚えたのです。 医学生であるわたしは、「緑の世界」が、葉緑素-- クロロフィルの世界であること、「赤の世界」とは、 血色素--ヘモグロビンの世界であることを知っていました。 そこから、興味の対象は、必然的に緑を赤に変えている場所-- 腸に向けられていきました。 なんとしても、このあたりのナゾに挑戦したい--という願望に、 私の興味は発展していったのです。 その結果、私は念願のナゾ解きに成功しました。 血液は、いままで言われていたように骨髄で作られるのではなく、 腸で作られているのだ--ということです。 この結論を得た私は、さらに研究に没頭しました。 その過程の中で、従来はわからないとされていた重大な事実が、 いろいろとあきらかになりました。その中で、最も重要なことは、 慢性病とくに癌の発生のメカニズムです。以来、私は、 血液の研究と並行して、癌の発生および増殖機転や治療の問題にも 大きな関心を持つことになりました。 その間、研究をすればするほど、自然のもつ偉大さや、 生命の不思議な力に教えられ、あらたな発見の日々だった-- といっても言い過ぎではないように思います。 そうして、「腸造血説」を唱えるに至るのでありました。 しかしながら、現在まで血液は骨髄で出来る、という説が横行しています。 医師も一般の人もそのように思って疑っていないようです。 【出典】↓27年前に発行された本です。 牛乳を飲むとガンになる!? 【関連ブログ記事】 がん治療とマインドコントロール http://plaza.rakuten.co.jp/nomoishiho/diary/201105300000/ 人気ブログランキングへ にほんブログ村 医療情報 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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