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2018.12.22
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カテゴリ:GSX-R1000・燃料系
 先日やっと終わったガソリンタンク内の錆びとり作業。結果、錆落し剤で錆びは落とせたんですが、途中で残っている錆を見つけて、抜いた錆取り剤を入れなおして、再度錆び取りを行なうなど、紆余曲折の作業でした。
 いつかふたたびやるかもしれないガソリンタンクの錆び取り作業。未来の自分のために、一筆書きでやれていたらー、の仮定でまとめて手順を残しておきたいと思います。まずはタンクの取り外し。燃料ホースの引き抜きで苦労。新品を取り寄せていたので、燃料ホースをカットして外しました。当然、出来るだけ中のガソリンを空にしておくと楽です。
 GSXは燃料ポンプとフィルターがタンク内のガソリンに浸っている構造です。底部の燃料ポンプを引き抜きます。
 そこから中をのぞいたら、こんなに錆びてるのを発見。タンク内の錆落し祭りの幕開けでした。事の発端は、ガソリン携行缶に移しておいたガソリンを戻したときに、携行缶の中に錆というか、鉄片をたくさん見つけてしまって、それがガソリンタンクに混入したと思ったからです。うまくいけば、燃料ポンプのガソリンパン?みたなところに鉄片が集まってくれていて、そこを分解して鉄片を除去、ついでにストレーナーも新品にしたら終了!みたいに軽く考えていましたが、そもそもタンク内部がこんなに錆びていたなんて・・・。まあ、きっかけはともかく、せっかく気づいたので錆び取りすることにしたわけです。
 まずは今回のトリガーとなった燃料ポンプの分解開始です。せめてストレーナーは新品に換えたいです。ベース部とポンプ部を固定しているボルト類を外していきます。
 外部のコネクタにつながっている配線も外します。ナット、スプリングワッシャー、菊座金等、細かなものが多いので失くさないように注意です。100均で買ってあった小さなスパナセットが役立ちました。
 ポンプ部をまっすぐ上に引き抜きますが、きつい・・・。なんとか引き抜いて、ベース部のガソリンパン部分をのぞいてみると・・・、
nega-surprised.jpg!!.gif
 想像以上の光景・・・。携行缶から混入した鉄粉のうち数個でも溜まっていたら、それを気休めに取り除いて終わりにしようと思ってたんですが、ガソリンタンク内の錆びは思ったより深刻そうです。
 ガソリンタンク内の錆びは錆取り剤を入れて落とします。どんな錆取り剤もそうだと思いますが、中に油分が残っていると処理がうまくいかないようです。そのため中を中性洗剤で洗いますが、その前に極力ガソリンを抜きます。スポイトで徹底的に抜きます。ガソリンコックが付いているタイプなら、コックをオンにして自然に抜けばかなり空にできると思います。GSXはコックがないのでスポイトで抜きました。
 ガソリンをほぼ抜いた状態。中に黒い鉄片がたくさん!もう、本当に嫌になります。
 タンク内が乾いたところで、細い棒の先にガムテープを裏返しにしてつけて、大きな錆を取れるだけ取っていきます。この後行なう中性洗剤によるタンク内洗浄のすすぎ時に、高圧の水流で一緒に洗い流すこと、なんて書いてますが、流しきるのにすごい水の量を使いそうです。GSXはせっかく大きな開口部があるので、頑張ってあらかた取り除きました。
 あらかた鉄片、錆びはなくなりました。あらためて見ても沈没船のそれのようにも見えます。
 まずは中性洗剤で中の油分を落とします。その際、シェイクしたいのでベース部の燃料フィルターとのジョイント部にゴム風船を被せてナイロンバンドで締め上げました。これで水漏れはないはず。ベースをいったんタンクに戻して中の洗浄を開始します。
 鬼畜の風呂場での作業。嫁さんにばれる前にクイックに行ないます。中性洗剤を流し込んで、水をある程度入れます。
 燃料タンクキャップの径を測って用意したゴム栓。これで給油口をふさいでシェイクします。
 どれくらいシェイクすればいいのか分かりませんが、頑張ってシェイク。そして泡が切れるまで水ですすぎます。ただシャワーで注入してるので泡は消えません。そこそこ泡が減ったところで諦めました。
 いよいよ錆取り剤を注入です。まずは錆が目立ったガソリンタンク上面裏側の錆を落とします。なので給油口側を下にするので何かで栓をします。給油キャップを使えばいいんですが、金属部品なので、錆び取り剤に浸すのも嫌。先のゴム栓を強く押し込んで挑戦です。サイズはぴったりそうです。
 タンクを裏返して錆取り剤を用意。
 この格好で数時間は放置するので、ゴム栓から漏れてきたら大惨事です。消しゴムにアトラス役をしてもらいます。タンクの自重でゴム栓を押し込む格好です。
 いよいよ錆取り剤の登場。今回はブルフロッグ製の錆取り剤を使用しました。チョイスの理由は防錆剤が専用でついてくるから。気化防錆剤とかいうすごそうなやつです。
 希釈率は1:20まで。タンク容量20リットルまでいけます。もちろん希釈率が低いほうが処理は早いようです。
 つづいて、ぬるま湯を注ぎます。化学反応でしょうから反応速度に温度は需要です。
 ギリギリまで注ぎました。ガソリンタンク全体は温まってぽかぽか。湯たんぽのようです。中性洗剤の残り?みたいな泡が消えたら、小さな気泡が見えるようになりました。中からドンドンあがってきます。
 この気泡が曲者。ガソリンタンクの内部構造によるんでしょうが、中に気泡が溜まったままのところが出来ます。出口はここひとつですから、中に溜まったガスの分だけ、水位を押し上げます。
 気が付くと何度も錆取り剤が溢れました。この錆取り剤は塗装面についても大丈夫そうですが、溢れる分を見越して少し抜きました。12時間放置したら気泡もあまり出てこなくなっていたので、処理がほぼ終わったと判断。抜いた液量分、タンク下部は処理できていない範囲がありそうなので、ひっくり返して再度処理を続けました。
 両側でそれぞれ12時間近く処理したでしょうか。再利用できるとのことなので、錆取り剤を灯油用のポリタンクに移します。
 中をみると・・・、
!!.gif
 錆びは落ちてはいそう・・・。でもなんか川底の砂をみているよう。溶かすというより錆を落とした感じです。
 防錆剤で中をコートする前に、もう一度中性洗剤で洗浄します。このときのすすぎで先ほどの落とした錆びも同時に洗い流したいです。
 中に洗剤をいれて、ホースで水を流し込みます。満タンになると当然溢れてきます。
 出てきた泡をみると剥がれ落ちた錆びも一緒に出てきてはいるようです。
 何度も水を流し込んで洗浄とすすぎを繰り返します。
 泡切れもよくなり、すすぎが終わったころ。中をのぞくと、それでも相当量の錆が残ってました。タンクキャップ取り付け口側にも、燃料ポンプ取り付け口側にも返しのような壁が立っているので、水流だけで一緒に流しだすのは難しいと思います。
 これも細い棒の先端にティッシュやガムテープをつけて頑張って取り除いていきました。
 中に返しがあるような構造で、かつ燃料コック用の小さな穴しか開いていないタンクだと、落とした錆を外に排出するのはかなりの水と時間を使いそうです。
 水分を飛ばしたところで、防錆剤で処理をします。
 これを注ぎ込んで、2リットルの水で希釈します。
 当然ガソリンタンクを満たすことは出来ないので、タンク内をくまなく処理するために、20分おきにタンクの向きを変えて放置します。その際は、上下の口を蓋する必要があります。上下左右に転がして80分処理しました。
 処理が終わったら、防錆剤を抜き取ります。さらにスポイトも使って可能な限り抜き取りました。少し独特の臭いのある防錆剤です。薄いPEAくらいの粘度があり、数日放置しましたが、乾ききることはなさそうです。ということで、防錆剤を乾かす作業はやめて、最後の仕上げ。
 少しのガソリンでフラッシング。タンク内の壁に付着していそうな、落ちた最後の錆を集めます。
 もうほとんど残っていません。ガムテープで拾い集める前にガソリンを抜いて乾燥させます。その間に燃料ポンプのストレーナーの交換を行ないます。取り寄せてあったストレーナーとOリングです。
 ストレーナーにも錆が付着。
 未使用のストレーナーと比べると錆び色に染まっていることが分かります。この先にもフィルターはあるのでよほど燃料系には錆びは入ってないと思いますがあまりいい気分ではないです。
 新しいストレーナーを装着。
 これが古いストレーナーまわりから落ちてきた錆びです。
 ベース部に燃料ポンプを組み戻して完成です。細かなナット、ワッシャーの順序など覚えていられないので、分解前に写真をたくさん撮っておきました。それを見ながら無事復元。
 せっかくなので、Oリングも新調しました。右が古いOリング。膨張しているのがわかります。
 最後にタンク内を確認。底部を見ても、かなり錆は落ちました。
 タンク上面裏。これもかなり錆びは落ちました。ガソリンも乾いたようなので、最後にガムテープで錆を吸着して終了です。
 ふぅ・・・。長かった。燃料キャップ、燃料ポンプを戻してやっとタンクの体に戻りました。
 結構ひどい錆で処理できるか不安でしたが、ケミカルは意外に優秀でした。ほぼ錆を落とすことに成功しました。でも一番はやっぱり錆を発生させないこと。これに懲りたので、冬場は特にガソリン満タンで保管したいと思います。


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最終更新日  2018.12.22 20:20:36
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