名古屋B食倶楽部

madamKさんに声をかけて頂いて、年に一度の桑名の日の出さん。
写真の、たまえ姐さんに会いに行くのが、おじさんの楽しみ。 

少し汗ばんだおっぱいみたいな、ぷっくりぷにぷにと膨らんだ身をとるっと口に含みます。
一噛みすると、「いや～～～～ん」と言いながらアミノ酸たっぷりの貝貝のお汁がじゅわ～っと口いっぱいに広がります。
さらにあっちを噛んだり、こっちを噛めば、「もうだめ～～～」とばかりに、旨味と甘味とわずかばかりの苦味のようなものまで溢れて来ます。
く、く～～は～、たまらんです

白ワインで始まりましたが、おじさんは、すぐ熱燗に 
たまえ姐さんお薦めの 後藤酒造場の青雲、山廃の熱燗 が、がっぷりよつ相撲です

 蛤のエキスを吸い込んだ、この葛切りのやわやわさが、これまた最高に唇にエロくて、上手いんです。
啜っているのか、啜られているのか判らなくなります

熱燗の中に、熱々の蛤のお出汁を足して、アサツキと、ほんのわずかな生姜を入れます。
生姜は多いと苦くなって美味しくないです。
ほんとちょっぴり、香りを入れるくらいね。 

7～8年物の焼き蛤・・・デカイ 

その焼き蛤の殻に残った濃縮されたお汁に、熱燗を注いで、殻ごと口に運べば、思わず膝を打つ旨さです
日本酒好きなら、なんで、今までこれを教えてくれなかったのと恨み言が言いたいくらいです。 

三つ葉は不要です。
豆腐だけで、充分です。 

糖質制限ですが、土鍋ごと抱えて食いたい 

〆はmadamKさんの差し入れ、火照った心と体を静めてくれるマルマンの棒アイス 

しかし、おじさんのたまえ姐さんに対する熱い思いは、マルマンのアイス棒でも鎮まりません。

「旦那はん、そないけったいなお顔、堪忍しとくれやす～。」 
「そないつれないこと言うなや～、わいは、たまえと離れとうないんや、おまえの事が恋しゅうて恋しゅうて、たまらんのやさかい。」

「 もう、いけずなお人やわぁ～。」

 「でも、せつないわ～、憎いお人やし」


たまえ姐さんの右手が全てを語ってます。
「ありがとうございました。」と言いつつ、心の中では、「はようおかえりやす。」と思ってくれてる。

・・・と信じたい。

 でも、羨ましいでしょ？
そう思わせるのが、貧乏人のおじさんが出来る、皆さんのようなセレブリティな、同じたまえさんファンに対するささやかなライバル心なんです。

とるに足らない男の当てつけと思ってください。