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カテゴリ:最近の出来事
今日の午前中、お世話になっている方とお話をさせて頂いていました。私よりかな~り年配の方です。 色々お話する中で、物に対するお金の価値観についてどう思うか。というはなしになったんです。 う~ん、物というより、技術料とか、そういう目に見えないものをどう評価するか。という事。 私は、自分の技術に対しては値段を付ける基準が分からない。といい、私の友人もそうで、先日話が盛り上がったといったんです。 友人は、カウンセラーなんですよ。 ずっと雑貨屋さんの店長さんで、そこに来る人の話を聞いてアドバイスをしてあげていたんです。そうしたら、人が人を呼び、そういうお客さんでいっぱいになり、お店に支障をきたすようになったんですね。 だから、本格的に勉強をして、カウンセラーの資格を取り、カウンセラーとして再スタート。 でも、これが商売にならない! 「お金がないと、話聞いてもらえませんよね。」とか露骨に言ってくる、明らかに悩んでますオーラに包まれた人が現れたり、1時間の予約なのに3時間も4時間もいて、1時間の料金だけ置いていく人がいたり、「お金がかかるなら」といってこなくなったお客さんがいたり。 そんな人たちに、きちっ!きちっ!と金額の提示が出来ないんだそうです。 えっなんで!って思うでしょ。 でも、私にはいたいほど分かってしまう。 私のとんぼ玉が欲しい。って心から思ってくれているなと感じれば感じるほど、そんなに気にいってるくれるのなら、持っていってっ!と思ってしまうんですよね。 だから、カウンセリングを受けて晴れ晴れした気持ちになっている人に、時計を見て、はいっ!4時間で○○円です。とは、いえないんでしょうね。カウンセリングしている友人はその喜ぶ顔を見て、よかったよかった!と安堵しているのですから。 だから、私たちは商売には向かないよね。っていう結論に達したんです。 でもその男性は、たとえば、食べ物でいいものを提供したいと思ったら、産地やら、作り方やら、色々なことにこだわって、そのために時間も費やして探し回ったり、思考錯誤して味を研究したりと何かとお金がかかるよね。だからこそ、高く販売する価値があるし、安く売ったらその価値が下がる。というんです。いいものであれば、高くても売れるし、商品に妥協がないと分かれば、信頼も得ることができる。信頼のあるものなら、人にさしあげたいと思われるんだよね。それで、喜ばれたらうれしいし、もらった人もファンになるでしょう!と。食べ物でも、いい食材だけではだめで、そこに職人の技術が入ることでそれが生きて、変身するんだから、技術なしには完成しない。だからこそ技術料はきちんといただくべきなんだよといっていました。 確かにそうなんだよね。 でも、やっぱり庶民だから、物がよくって、なおかつ安い方がいいよなあ。 安すぎるのも、だまされているみたいで不安だけど。(中国の話じゃないけど・・・。) まだまだ経験をつんで自分磨きをしていくことで、本当のものの価値観が見えてくるのかな?と思いました。
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最終更新日
2007.07.23 17:11:22
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